3月29日(水) 笑った
小倉さんの持ってきた映像は予想通り面白かった。5月10日に同じ店で、第2弾やります。
今回来れなかった人、ぜひぜひおいで下さい。ボクのお宝映像も出すよ〜。
打ち上げも沖縄飲み屋のしぶい2階座敷で盛り上がりました。

3月28日(火)明日は爆笑スライド&ライヴ!
明日の西荻窪w.jazも、もちろん演奏もがんばりますが、まだまだ 歌うには本調子ではないので、
ヴォーカルはGOCCI中心にして構成。
ボクは、ゲストの小倉徹さんの爆笑マル秘映像に合わせて、撮り下ろしスライドと マル秘オジハル生写 真を大公開しちゃいます。
小倉さんは、最近みうらじゅんとも、テレビで面白映像を やっているので、見た人もいると思います。
某テレビ局のアーカイビスト。 そのテレビ局の映像を世界で誰よりも多く見ている人です。大注目。
というわけで、なんか逆に特別に面白いビジュアルな夜になりそうな気配、 ビンビンです!
ぜひぜひお越し下さい。待っています! 詳しくはインフォメーションを。

3月26日(日) 旭山動物園で雪

旭山動物園に行った時、突如雨がふり風が吹き雪になりました。
てがかじかんで動かなくなるほど冷え込んだが でも雪の中の白熊は元気で最高。
噂の ペンギンの散歩も楽しかった!沿道でマラソンのように見た。
虎も雪が似合いましたね。元気に木々の中を歩き回ってて。 猫だなあ、とあらためてつくづく思った。
夜ライヴがあるのと、寒すぎたのでだいたい半分見て、終わりにしました。続きは今度また。楽しみが増えた。
 ライヴはスライドショーは声が枯れてて歌がほとんど歌えなかったにも関わらず、
というかそのぶんネタをたくさん持って行ったせいか、たくさんのお客さんが来てくれて盛り上がってくれて、
大変楽しかったです。 グッズ・手拭いも売れました。
 でも一生懸命喋ったので、声はもっと嗄れてしまった。 水曜日には西荻窪でライヴなのに。

3月25日(土) 旭川に飛ぶ
こっちはもうお花見してる人がいるというのに(まだ井の頭公園の桜は開花し始めたところだが)、 旭川空港には
外に雪が残っていて透明な空気が冷たかった。でもそれが気持ちいい。
空が広い。なだらかな丘陵と背の高い防風林が、異国の雰囲気をビンビンに感じさせ、わくわくする。
2度目だが、雪の残る旭川は初めて。 山の雪の白が厚い。絵の具のぼってりとした厚塗の感じ。
冬でも富士山の雪はまだ岩のエスキースを感じるというか、雪の白色の塗りが薄い。 白の色も違うような気がする。
とはいえ、思っていたより寒くなくて 天気はよい。
夜は感じが良くてすこぶる美味しい居酒屋に案内していただき、今まで食べたことない大トロを食べた。
いろんな魚のお刺し身も全部美味しかった。でも明日ライヴでまだ声が枯れているので一生懸命セーヴ。

3月22日(水)すっかり熱は引き体調も戻ったが
 喉が痛い。昨日の咳のし過ぎだ。日曜日までに治さないと。
 誰か喉にイイ喉飴、薬、飲み物、イイのあったら緊急に教えて下さいませんか。
 メールでも掲示板でもイイです。藁にもすがる気持ち。
 とりあえず、喉に布を巻き、適当な市販の喉飴を舐め(ハーブミルク味、これ味が好き)、
頻繁に うがいをするようにしている。

3月21日(火) 寝る
 昨日の夜からちょっと風邪っぽく、朝起きたら熱があるし、咳が出るし喉が痛い。
 写真を撮りに行くぞ!と意気込んでいたのに、明らかにダメ。
 週末は旭川に行くので、今日は一日寝ることにする。
 完全にひいてしまったら風邪はどうやっても治らない。
 刻んだネギと、生姜を擦り入れた熱いみそ汁を飲んで寝ると、しばらくしてすごく発汗。
 下着とパジャマを着替えて、もう一度寝る。
 夕方には平熱に戻った。でも咳をたくさんしたので喉が痛い。
 夜中は昼間たくさん寝たせいでなかなか眠れなかった。ビールでも飲めば眠れるかと思うが
それもさすがにやめておく。
 うとうととして、目が覚め、時計を見ると午前5時25分とか、そういうことも少ないので面 白いといえば
面白かった。
 時々、枕元に置いたカバンからデジカメを出してはスイッチを入れて触っていた。

3月21日(月) とうとうデジカメ買った
 ハッキリ言って嫌いで、できる限り先に延ばそうと思っていたデジカメ購入。
 まず、最初は高かった。いろいろ不満もあって、あのシャッターに一写入魂できえないふ抜けさが
いやだった。今でもそういうところは変らない。
 でもさすがに取材とかで、あったほうがいいな、というときが増えてきた。
 だから時々見ていた。コンパクトなほうね。大きなデジタル一眼はまだ全然欲しくない。
 それで、仕事的には取材が多いので、店の中とか広角レンズが必要なのだが、
今まではほとんど望遠のほうに力が入ってるカメラが多く、そこがまず不満だった。
 ところが最近浜崎あゆみが宣伝してるパナソニックのが、ついに28ミリを出してきた。
 で、もういいや、消耗品と思って買うか、と思ったが、店で手に取ったら、カメラのデザインが
ホントに、嫌なんだ。生理的に。どうして↓こういうものを付けるんだろう?どういうセンスなんだろう?

 日本の 家電、特に冷蔵庫とか、炊飯ジャーとか、湯沸かしなんかに、全っ部にこの悪趣味がつきまとってる。
 意味のない飾り。無神経な花柄とともに忌むべきセンス。もう少し何とかならないか?
 それと、コンパクトといいながら、どれもニョキーッとレンズが出るのも嫌だった。スイッチ入れるとニョキー。
 しかも大抵2段階になってる先細りのレンズで、構造上仕方ないが、カメラとしてみっともない。
 やっぱり当分買うのよそうかな 、と思っているところに、まさにボクの欲しいコンパクトデジタルカメラが登場!
 これであります↓ kodak5X。

 発想の転換で、レンズがふたつあって、ひとつが固定広角の23ミリF2.8。パナソニックより広角。
 もうひとつが3倍光学ズームF3.9〜4.4(デジタル20倍。ボクはあまり望遠は重要ではない) 。
 レンズがふたつあるおかげで、レンズニョキー、無し。レンズ覆い板(?)もこれらをシャキ!っと素早く防護・解放。
 ボディにも日本電化製品特有のいやらしい、女子供というかご婦人・おばさんに媚びたような丸みが無く、シンプルでコンパクト。
 どこか、いにしえの大阪万博時代の「コダック・インスタマチック・カメラ」をボクなんか想起してしまうところがある。
 なんか「ストロングスタイル」って感じもしませんか。扱いも非常にシンプルで、わかりやすい。
 いろいろ迷いましたが、決断、買いました。早速試し撮りしたが、全然満足。すごくキレイ。十分な描写 力だ。明るいし。
  久々の買い物がすごくうれしくて、いろんなところに写真を撮りに行きたくなる。

3月18日(土) 角田光代さんの新刊エッセイ集に
「恋をしよう。夢を見よう。旅に出よう」(ソニーマガジンズ)に 『孤独のグルメ』のことが
書いてあると、ファックスをいただいた。
 厨房の店員さんで、動作と動作の間に水を飲むくせがある人がいて、怒られるとまた無意識に飲んでしまい、
それをまた怒られるのだが 、どうしてもやめられなくて、客として見ていて心配、でも最後は
笑っちゃう、という話がおかしかった。よくわかる。

3月17日(金) わったったぁ!もう1週間!?
 さあ、来週からいろんなところでいろんなライヴだ。
 26日北海道旭川、29日東京西荻窪、4月に入って5日愛知名古屋、14日宮城塩竈、23日東京渋谷。
 全部違うスタイルで、でも面白いですよ。それに合わせえてBlueHipのミニアルバムも製作中!
 北海道、名古屋、宮城の皆さん、ぜひぜひ現地でお会いしたいです!これ読んだら
すぐ「インフォメーション」見て予約入れてね〜。

3月11日(土) うわっという間の1週間だった!!
 なんだろう?気がついたら2週間日記も更新していない。眠い。
 先日、泉晴紀と編集者と取材帰りに駅前を歩いていたら、風俗店の呼び込みに声をかけられた。
「どうですか!3名様、おっぱいパブは」
おっぱいパブかい。何するんだろう。無視。
「30分3500円」
・・・・。
「どうですか、30分だけでも。さらっと。お茶漬け感覚で」
 ぷっ。
 ぶはははは、なんだそれ。お茶漬け感覚でおっぱいをどうすんの、どーしろっていうの!

3月4日(土) あっという間の1週間だった!
 高円寺コクテイルの弾き語りライヴ、今夜でした。
 今日の昼できたという新曲を2曲もやった。
 1曲はスライドギターの弾き語りブルース 「本の虫」。
 もう1曲は同じ変則チューニングを使ったキレイな「窓の花」。
「窓の花」はかなり感触がよかったのでバンドでもやろうかと思う。
 満員だけど立ち見がでないという狭いながらも理想の人数だった。
 カウンターだけの非常にいい雰囲気のライヴで、壁一面に弟達の作った手拭いが
まるで洗って干してあるように掛けられている。
 僕らの演奏している後ろにも新作の 「中学生日記手拭い」がかかっている。
 これは単行本「中学生日記」のクラスの生徒全員の集合写真イラストでかなりイイ。
 終って打ち上げをそこでして、そのまま「彦六」に流れ、二人でコタツに当たって飲んでいた
若者二人のところに無理やり6〜7人で割り込み、一緒に飲み、
そのままコタツ寝してしまうもの数名、始発までコースでした。
 来てくれた皆さん、コクテイルのご主人、ありがとう。

2月25日(土) 新曲続々
「メガネのせい」という歌を作った。
大瀧詠一の「あつさのせい」からタイトルは付けたけど、内容も曲調も全然違う。
バンドのGOCCIが「最近メガネ男子が気になる」と言ってたのでそこから思いついて作った。
もちろんGOCCIが歌う。自分で言うのもなんだが、すごくおかしいラテン調の曲。
盛り上がっていくサビはこんな感じ。
♪きっとメガネのせい きっとメガネのせい  
  アナタのメガネに惹かれて吸い込まれて  
  たぶんメガネのせい きっとメガネのせい  
  このごろメガネにいかれてどうかしてる  
  たぶんメガネのせい きっとメガネのせい  
  コンタクトじゃ満足できないのかもう  
  Aaa メガネが好き 彼氏メガネじゃなきゃ  
  Uuu メガネにフェチ そうよメガネがsexy  
  メガネにシャツ ボタン外し もうダ〜メ・・・・
バンド用だけど、3月4日のコクテイルの弾き語りでもやるかもしれない。
 コクテイルライヴ限定ソング「刻々コクテイル」という歌も作った。
 その他「手拭い」というフォーク、「24h」というまったりブルース、「聖★銭湯」というウクレレソング、
「雲のように」というGOCCIとの初の共作(久々に丁寧に時間をかけて作った)バラッド、
同じくGOCCIの詩を解体再構築した ノリがイイポップな「Rainey Monday」(これは鈴木茂の名曲「レイニー・ステイション」
=ホソノさんのチャックレイニースタイルのベースがかっこよかった。からタイトル拝借)などなど、どんどん新曲ができている。
 どれもGOCCI絡みのもので、春に向けていろいろ楽しみ。
 そう、コクテイルの生ギター弾き語りライヴは来週土曜日です。要予約、ぜひぜひ来て下さい。
詳しくはインフォメイションを。弟の手拭い展も必見ですよ。

2月24日(金) WAKAと久々に飲んだ
 もうすぐ無くなってしまう居酒屋「大茂」に行ったら、モダンヒップのボーカルでもあるWAKAが やってきて、
ホントに久々に飲んだ。UとSを漏らした話(今年になって!)がおかしくて爆笑だった。相変わらずだ。
「漏れそうで、自宅まで戻ったんだけど、外で立ちSしてくればよかったのに、俺、それをしなかったために、
玄関はいったとこで、もう我慢しきれなくなって、酔っぱらってたから、履いたまま全部」
って、おい!
 泉昌之のマンガ「ロボット」はWAKAが二十歳ぐらいの時、道路でUを漏らした事実が
元になっている。あの時は植え込みにパンツを捨てて飲み屋にのみに来た(一回帰れよ!)。
「大茂」では店を名残惜しむお客さんが絶えない。(昨日もWAKAたちは昼の11時まで飲んだという)。
 早番を終った店主夫婦がカウンターの隅で、人知れずビールとおちょこで乾杯してるのを見た。いいなぁ。
 吉祥寺の南口が淋しくなっちゃうなあ・・・。深夜一人で飲みに行ける近場の居酒屋がなくなってしまう。

2月23日(木) 日帰り西明石
昨日は新幹線で新神戸の次の西明石に取材。日帰り。
前日から、どっか捻ったのか、どうも腰の左側だけが痛かったのだが、 新幹線1日3時間X2でだんだんひどくなり、
帰ってきたときは ズボンを脱ぐのも苦痛になり、今日は午前中にカイロプラクティックへ行く。
だいぶ楽になったが、骨盤のゆがみと疲れが偏ってたまってるせいではないか、とのことで、あと2〜3日は痛そう。
腰痛は初めてだが、腰痛持ちの人は大変だなぁと実感。
普通に座っていたり寝ていても大丈夫だが、寝ていて起き上がるときに特に痛い。
かがんで靴や靴下を履くのは辛い。靴ひものほどけたのを直すときキツイ。
今ホカロンを貼っている。
腰をかばって行動すると、手を使って動く自分が老人かチンパンジーの様な気分になる。

2月21日(火) 谷口ジローさんとインタビュー受ける
出たばかりの新刊「散歩もの」に関するインタビューで久々にお会いしました。
場所は国分寺の「ほんやら洞」。15年ぶりぐらいに行った。中山ラビさんもちゃんといらっしゃいました。
「さんぽ者」は1話8Pだが、16Pぶんの時間をかけて描いたそうです。
夜の街を歩く回のp49の1コマ目のマンションの夜景のコマなど、その一コマ描くのに 丸一日かかっているという!
そこまで描きこむ理由を聞かれ、
「その風景を描き込むことで、主人公の気持ちが伝わるように。 読者に余計なことを考えさせないように」
と谷口さんは答えていました。
でも、イイ意味でいろんな感情が喚起させらて、読み手の深層心理に訴えているようにボクは思う。
このマンガを描くために、特別に大きい原稿用紙を作ったそうです。
読者へのメッセージは
「うーん・・・もっとゆっくりしましょうよ、かな」
ということでした。カッコイイ。
さーっとと読んだら、今度はゆっくり読んでみて欲しい。
きっと何度も読み返すに耐える作品になっていると思います。
描いていて一番楽しかったのは、犬が出てくる回だそうです。モデルは実在します。
仲町台のカフェ・シエスタのジュリーちゃん。表紙にもなってよかったね(マンガでは真っ白だけど)。
ボクも初めて聞く話が多く、興味深かった。
「散歩もの」は、プレゼントにも最適だと思いますよ。皆さんよろしく。

2月20日(月) 「クッキーズ・フォーチュン」
という映画が「好きそう」と教えてもらい、DVDで観ました。
いやー、大当たり、大好きです。まったくボク好みの映画でした。全編ブルースがバックで流れていて、
映像がキレイで、話がよくて、笑いがあって。 南部の街の風景や空気感がもう、好き好き。
ラストシーンが釣りで終るところも、もう、タマラナイ、このラストシーン最高に好き!
それと、バーボンを飲みたくてたまらなくなりますね。ハイ、飲みました。観ながら、
ウイスキーですが。それも氷無しで。水をチェイサーに。ああ、もうタマラナイ。
いやあ、大好きな映画のベストテンに入る作品かもしれないな。

2月18日(土) 染め物と刷り物
 
旭川から友人で大漁旗を作っている染め物工場のAさんが来て、てぬぐい展に来てくれたので、
遅い時間からまた行って弟と3人で飲んだ。Aさんにも特製の手拭いをいただく。すごくいい。
 もちろんてぬぐいも染め物だ。染め物と、弟のシルクスクリーン版画の手拭いの違いの話が面 白かったようだ。
(その話の時ボクはまだいなかった。ボクが行ったときは二人ともすっかりでき上がっていた)
 弟が盛り上がって「旭川に行こう!」ということになり、どうせ行くならまた向こうでライヴでも
やるか、とかすぐそういう話になった。弟もウクレレ弾くから、兄弟ウクレレユニット組むか、この際。
 鈴木慶一さんと博文さんが「THEスズキ」というのやってるから。俺達も「ザ・クスミ・レレ」とか。
 ださ〜い、しょぼ〜い歌ばっかりやるの。ウクレレなのに。「あじさい少女すみれ」とか。
 あ、3月4日も1曲ぐらいやろうかな、コクテイルの弾き語りライヴで。弟とちょっとは
トークもするのだろうから。「嵐を呼ぶてぬぐい野郎」とか、そういう歌作ろうかな。弱そ〜。
「手拭い先生」とか。「手拭い人間タクヤ」。ブルース「手拭いじじいの最後」なんてどうかな。イジメか。
 3月4日は要予約、30人限定です。お早めに。03-3310-8130 (コクテイル)
 
てぬぐいは売れてるようです。早くもいいのはなくなりそうとか。でも刷り増しの時間もまだないとか。
 もちろん展示作品は売らないので全種類見れます。
↓ でもこんなのかわいくないすか?


2月17日(金) 大茂(今月いっぱい)にてETTに遭遇
E.T.T.とはマンガ家江口寿史、マンガ家田村信、アニメ作家大地丙太郎というからなるユニット(?)で
しばしばトークショーなどもやる3人なのだが、この3人が居酒屋に集まると、なんというか、
スゴイ状態になる。1+1+1=5ぐらいのウルササ、というかガイキチですね。でもとにかく
ばか話に終始している 。ばか話ノンストップ。 笑いっぱなし。大抵若い女の子も何人か呼んで飲んでるのだが、
エロオヤジとかなんとか そういうレベルでなく、バカなことばっかり言い続けていて圧倒される。こ
の晩も全員笑いっぱなしだった。 店は迷惑だったかもしれないけど、もう終わりなので、かな、
なんだか店員の人たちも我々のばか騒ぎを楽しそうに見ていた。
 そういうのに気づくと、嬉しいけどそのすぐ後に、ちょっと淋しさがよぎってしまう。
 ゲラゲラ笑ってる横でガラッと引き戸が開いて、知らないお客さんがは行ってくる。「いっらっしゃーい」
と声が上がり、その間も注文が入って、お酒が運ばれて、カウンターの中では串に肉やネギが通 されて、
明日のお通しの仕込みが黙々と行われている。カウンターで酔って船を漕いでる老人がいて、
オリンピックの中継を見てぶつぶつ言ってる オジサンがいる。カップルが楽しそうに焼き魚をつついている。
トイレに行く人がいて、外にたばこを買いに行く 人がいる。数人で来てはいれないで残念そうに帰っていく、
酔っぱらった若いミュージシャンたち。
  そういう渦巻くような、どうでもいいような、いろんな人のいろんな夜が、この店に偶然居合わせて、
この店の風景を作っている。この店の音を作っている (うるせーけど俺達)。この空気がボクは好きだ。
 3時頃仕事帰りに寄って、客がボク一人の時もあった。そういう時もこの店はすごく居心地よかった。
 この頃、お店の人も、早番が終ってもずっと帰らないで店でゆったり飲んでいたりする。
 ああ、そうか、お客さんより誰より、ここで30年がんばってきた店の人の方が淋しいんだな、
と今さら思った。客なんて、勝手なもんだ。
 明け方帰る道で笑い疲れて酔って歩きながら 、ちょっとしんみりしてしまった。
 こういう店にこそ、自分の街から無くなって欲しくないのに。

2月15日(水) 久住卓也のてぬぐい展
今日から3月15日まで、 QBBを一緒にやっている弟の卓也が石丸澄子さんと、
高円寺の古本酒場コクテイルで、新作オリジナルてぬ ぐい二人展 「くすみすみてぬぐいしりぬぐい展」をやっている。
早速行ってきた。 てぬぐいは、すべてシルクスクリーンで弟自ら製版、印刷まで やったもので、
QBBのマンガをそのまま描きおこしたものなど 十数点あり、1枚1000円で買うことができる。
どれも面白く、かわいい。 帰りがけに弟に1枚「くすくすくすくす」と
テキスタイルのように なったてぬぐいをもらった。すごくイイ。
会期が長いので、これからも新作を作り足していくという。
コクテイルは、高円寺北口出て右手、線路に沿って新宿方面に歩き 徒歩3分、JIROPKICHIの次の角、
レンタカーと釣具店上州屋の間の路を左に入って行き さらに3分ほど歩いて道沿い左側。(コンビニ・ポプラの少し先)


弟はこれを機会に「てぬぐい作家宣言」をするそうだ。
もともとシルクスクリーン職人だった弟は、
「てぬぐいは、自分の過去20年の経験と作品と技術を全部活かせる 最高のキャンバス。遂にそういうものを見つけた」
と言っていた。 これからさらに、作ったてぬぐいを使って作った布袋とかそういったグッズ類も展示販売していくとか。
コクテイルも、面白いバーです。文人料理も美味しい。 ぜひ一度遊びに行って下さいまし。

なお、コクテイルで3月4日(土)には、ボクの弾き語りのライヴもやります。いつ行こうか迷っている遠方の人は
ぜひこの日にお会いしましょう。ゲストにGOCCIとSHAKEを呼んで狭ーいスペースでフォークします。

2月14日(火)「散歩もの」できた!!


 谷口ジロー先生とボクのコンビで「通販生活」に連載していたものをまとめた新刊、「散歩もの」ができた。
 今日、編集者の手から現物を渡され、喫茶店でそのあまりの美しさに息を飲んだ。
 いや、大袈裟かもしれないけど、ボクは手がちょっと震えましたね。
 100ページに満たない薄いマンガだけど、ハードカバーで、 谷口先生の素晴らしい描き下ろしのカバー画、
カバーをとったところも描き下ろしの別の1枚絵、 この2枚の美しい街の絵によって包まれているだけでも、
この本は自分にとっては宝物のように感じる。 ああ、俺、やっぱり本て好きだな、物体として。
 久々にそう思った本であります。
 元の写真はボクが撮ってるんだけど、あんなクソスナップ写真がこんな絵に なるとは、もう別 物。最高。
 しかもちゃんとカラーの「マンガ」。 アートじゃなくてマンガに仕上げてるのが谷口先生の自然体の天才さ。
 A5版変形でちょっと正方形っぽい本というのもデザイナーのこだわり。
 こんなに遅くなった理由のひとつは、デザイナーさんが、カバーの原画の色が印刷で再現できないために
校正を何度も出していたからとのことです。 なんと、カバーは3回色校正を出した揚げ句、
「この印刷所は、ダメ」
と印刷所変更!で別の印刷所でも色校4回目でやっとオッケーが出たそうです。
 カバーを外した表紙も、
「原画の美しい空の色が、4色ではどうしても再現できない」
ということで特色を加えて5色刷りになっているそうです。お店じゃ見えないのに。贅沢。
 でも表紙の絵の描き下ろしをお願いしたら、なんと2枚描いてきて、
「どちらを使ってもいいです」
と言う谷口さんもスゴイ。 それがまた両方いいのだ。両方使ってもらえて原作のボクがシアワセだ。
 中身も、谷口さんのスクリーントーンを削りながら2枚重ねる表現や 、
精緻を極めるペンタッチを印刷で再現するのにかなり大変だったようです。見ていただけば、それはわかると思う。
 というわけで、ボクがあとがきを書いてから約3ヶ月目にようやく本が 完成。
 おかげで一番最初に原稿書いたころにはあった中野の「クラシック」はもうありません。あると書いて
あるのは間違い。重版がかかったらなおしたいので売れるといいな。
 早いところでは今日から、一般書店では、来週アタマくらいには 店頭に並ぶとのことです。
 出版社はフリースタイル。定価1100円+税。
 なんて、嬉しくて長々書いているけど、内容的には散歩ですからね、 1回8ページのとりとめないもの。
 こんなところで盛り上がって書いて、買ってくれた方にガッカリされるのが一番コワイので・・・。
  でもうれしい。 ほんと、机の上に置いて時々手に取ってニヤニヤしちゃう。
 ああ、もう、酒が進んじゃうよ。

2月9日(木)伊福部昭先生、逝く
91歳。大往生だ。でもやはり淋しい。
お目にかかったことはないけれど、ボクの半生を先生と同時代に生きることができて嬉しい。
ボクが生まれて出てきて、一番最初に「心の底から興奮させられた音楽」は、 歌謡曲でもロックでも行進曲でもなくて、
初めて映画館で見た映画「モスラ対ゴジラ」の音楽だった。
そのことが、今は音楽をやる者の端くれとして、とてもラッキーなことだったと思い、映画に連れていってくれた父にも感謝している。
そう、幸福に思う。伊福部昭の楽曲という、 極めてオリジナリティのある音楽に、
まだ音楽に対して純粋無垢だった心を初めて震わされたことを。
伊福部昭の世界。
それは 子供にもおばあさんにもわかるポピュラリティを持ち、ストレートに感情に訴えてくる音楽でありながら、
まったく通俗的ではなく、まったく抽象的で、奇妙で、不思議で、変則的で、複雑で、
独特の強いビートがあり、 うねりがあり、でもしなやかだ。
しかも深いところですごく日本的で、 祭儀的で、そうしてたとえようもなく美しい。
どんなロックンロールも、パンクも、あらゆるビートミュージックにも負けない、超重量 級ジャパニーズ交響曲だ。
今でもボクは年に何度かは必ず「伊福部昭SF特撮音楽の夕べ」を聴く。
このフルオーケストラのコンサートを会場で見れなかったことが、ボクの一生の悔やみだ。
坂本龍一や戸川純もヒカシューの井上さんも観客席にいたのに。こないだ会った上野耕路さんもきっといたんだろうな。
特にその1曲目「SF交響ファンタジー1番」、このゴジラ映画における伊福部昭のあらゆるエキスが、
伊福部昭本人によって 緻密に 繋ぎあわされて構成された14分29秒は、
ノンストップでボクの心を果てしなくかき立て、高揚させる。
それも 子供の時とまったく同じように。野球帽をかぶってくらい映画館の中でドキドキしていた
小さな弱虫の男の子にボクを戻してしまう。そこがスゴイ。
そして、この音楽に永遠に浸かりきっていたい、という気持ちと同時に 、
一刻もこうしてはいられないような、かき立てられるような衝動も沸き上がってくる。
そして、そんな気持ちをとても励まされる。ボクにとって、 本物の音楽だけが持つ力だ。
きっとボクの魂に刷り込まれた音楽なんだと思う。
今日はずっとこのアルバムを聴きながら仕事します。
伊福部昭先生のご冥福を心からお祈りします。合掌。

2月8日(水) 居酒屋「大茂」
 吉祥寺駅前で、もう30年以上 営業している居酒屋・大茂。吉祥寺で酒を飲む人なら大抵は
お世話になったことのある店だ。と言うのは、営業時間が夕方から朝の8時、 9時までだからだ。
 どの店も終ってしまって、店を追い出された人たちがまだのみ足りなくて行く。始発待ちで寄る。
 キャバクラの終った女の子達が朝方ストレス解消のように飲み食いしているのも見る。
 もちろん、普通に居酒屋として、一人か二人でやって来て焼鳥や冷奴で一杯やってる客も多い。
 ボクは、仕事が夜中の1時2時までなので、終ってから2時半とか3時半とかに、
一人でちょっと寄ることが多い。 カウンターにあるテレビを見ながらビールを飲んで、ひと息つく。
 朝方行くと、配達されたばかりのスポーツ新聞を店の人が、ポンと渡してくれる。すごくウレシイ。
 店員は家族で構成されていて、今は声も顔もかわいくてい娘さんと、カッコイイ息子さんも働いている。
 今日も、3時半頃だったか、寄った。
 そしたら店主が お客さんとテーブル席で話している。早番の方の仕事が終った時は店主は
奥さんと娘さんと一緒にちょっと飲んで仲良く帰っていくのだが、この日は奥さんはいなくて
娘さんと、お客さんと3人だった。
  何を話しているかまで、気にしなかったが、店主の声がいつもより少し酔っているように聞こえた。
  少しして店主がトイレに立ち、その帰りにボクの座っているカウンター席の横に座った。
「クスミさん、ちょっとイイですか」
 性格の真面目な、温和な店主は、客あたりはいいけれど、客とはキチンと距離を保っていて、
ボクはそういう店が好きなのだ。そんな店主にしては、あらたまった話し方だなあ、と思った。
「今日、ちょっと京王電鉄さんと話があって、この店は今月いっぱいで、出なきゃならないんですよ」
 え。
 大茂は井の頭線の高架下にある。この辺も駅前の区画整理で いつかは、取り壊しになるので、
と言う話は、店主本人から聞いたことがある。でも、今月いっぱいって。
「もう次の店は決まっているんですか」
「それが、前からいろいろ探してはいるんだけど、ないんですよ、吉祥寺ではなかなか・・・」
 それは何となくわかる。吉祥寺は家賃が高額だ。30年以上前にここを借りた時とは時代が違う。
 店主は、もちろん、この吉祥寺でやりたい。街が好きだし、この町内会の祭りも好きだ。
毎年ミコシも担いで樽酒をあびている。ここに住む人たちが好きだし、できれば離れたくない。
 そう話短かに話して席を立った。
 去年の「Hanako」で吉祥寺の、ボクの好きな店をイラストルポする仕事が合った。
 それで 編集部にこの店のことも話した。編集部が電話したら、丁重に断られた、ということなので
ボクはこの店は取り上げなかった。そしたら本が出てから店主に
「クスミさんが書くなら、そう言ってくれればいいのに、描いて欲しかったなあ(笑)」
と、店主は言った。娘さん達はボクの展覧会にも来てくれたことがある。
 大茂では、いろんな人と偶然会った。
 吉祥寺のマンガ家仲間。江口さんや田村さんや板垣さん、山崎さん、泉くん、ナナナンさん。
 北海道からやって来ていた鈴木翁二さんに明け方4時半頃会ったこともある。
 ミュージシャンにもよく会った。打ち上げの2次会によく使われるのだ。
 中山ラビさんに会ったな。渋さ知らズの不破さんも見かけた(まだ面識が無かった)。
 他にもたくさんの人に会ったな。酔っていて全然覚えてないこともあった。
 疲れていて、眠くなって、ビールのコップを落として割ってしまったこともある。
「Mちゃん(娘さん)はほんとにいいコだから、悪かったと思ってるよ、なんかね、いい人を
やり過ぎちゃったから、ボクは。ホントは違うのにね」
と店主が酔って冗談めかしていっている。Mちゃんはただ笑っている。
 遅番の他の家族たちもは何も言わないで黙って口だけ笑った形にして、黙々と仕事をしている。
 どうしてボクの好きな店から、無くなっていくのだろう。
 三鷹に住んでいるころから、ずーっとそうだ。
  駄菓子屋が、本屋が、レコード屋が、居酒屋が、 ピカピカでツルツルで、やけに照明が明るい時代の
波に 飲み込まれるように、 いとも簡単に消えてなくなってしまう。
  ボクは今、そういう小さな古い個人商店がいとおしくてたまらなくて、そういう本が書きたいと思っています。

2月6日(月) どでかい口内炎
が、舌の奥の方の側面にできてしまい、昨日は一日中辛かった。
醤油が染みる、なんてそういうレベルではなく、鈍痛と言いたいような深い痛みで、喋るのも辛い。
何にもしなくても痛くて、ご飯を食べると涙が出た。
痛すぎてイライラして、なんだか腹が立ってきたほどだ。
こんなに痛い口内炎は久しぶりだ。鏡で見てぞっとした。海の中のサンゴに付着する生物のようだ。
見たからどうだってもんじゃないのに絶対見ちゃうんだけど。
でも、昨日が峠だったようだ。
昔の人は、粋な言い方をする。峠なんてね。歩いて旅をした時代ならではの言葉だ。
「病も今が峠だ、明日からは快方に向かうよ」なんて。
確かに今日は峠を越した、その言葉がぴったるくる。
痛いんだけど、昨日ほどじゃない。しみるけれど、こういうのはたまにある。我慢ができる。
昨日は、なんというか 我慢するしかないのに、我慢ならない、という感じだった。
それで腹が立ったような気持ちになったんだろう。
口内炎というのは、できる体質の人がいますね。できやすい人はしょっちゅうできてる。
ボクもそっちのほうの体質のようである。唇の内側を噛んだりすると、そこからなる。
ハーモニカが吹けない。サラダのドレッシングがしみまくる。でも食べちゃうのだが。
口内炎はもうでき始めちゃったら、何をしてもダメですね。
歯医者で焼いてくれる、なんて言うけど、前に焼いてもらったけど、それですぐ治るというもんでもない。
多少和らぐというか、峠が低く短くなる程度のもんだ。ショコラBB飲め、というのも聞き飽きた。
まあ、とにかく、でかいクレーター状口内炎が治ってきた。すごくウレシイ。

2月5日(日) 「ウクレレウルトラマン」
 サンプル盤が届いた!いいよ〜。
 参加ミュージシャンは 、ウクレレカフェ・カルテット、松宮幹彦、ラウラ、栗コーダーカルテット、
はじめにきよし、キヨシ小林、バンバンバザール、IWAO、ウクレレえいじ&勝誠二、そして我らがBlueHip。
 我々はさておき、いずれも名うてのウクレリアンばかりであります。仲間に入れて光栄です。
 何度も全部聴き、どの曲も面白いですが、やはり完成度の高さ、アイデア、面白さ、総合して抜きんでていると
ボクが 感じたのは、 栗コーダーカルテットの「ウルトラセブンの歌」。 本当に頭が良くてセンスのある集団ですね。
 ウクレレがいいし、リコーダーが最高に効果的に使われている。あの「やる気のないダースベーダー」を
自分たちで越えた、とでもいいたい傑作。「ちっこいウルトラセブン」とでも言いましょうか。かわいいけどなぜか胸が高鳴る。
 僕らのは、さて、みんなにどう聞こえるかな?
 ジャケットも最高ですが、ここではインナースリーブのピンナップをちょっと。最高でしょ。4月5日発売。
←座っているダダがたまらん。

2月4日(土) 自分で絵も描くマンガ
 月に2ページだけ「ジャズライフ」という雑誌に描いている。鉛筆で描くゆるいマンガなのだが
それでも時間はかかる。あまりゆるいと締まりが無いので切り絵を中にはめ込んでいるが、その切り絵は
過去に切ったものとか流用しているのだが、たまにこのために切り下ろす。
  というわけで今日は 今話題のシンガー・ギタリスト、ラウル・ミドンを切りました。
 この父親がアルゼンチン人、母親がアメリカ人の、盲目の黒人ミュージシャン、今年いきなり驚かされた
一人ですね。とにかくギターがスゴイ。アコースティックギター中心だけど、奏法が見たことないタイプ。
 CDにエキストラトラックでライヴ映像が入っているが 、それにはちょっとたまげましたね。
 実は、書くのも悔しいが、先日の来日公演、チケットを手に入れながら、行けなかったのだ!
 く〜〜〜〜〜〜!ちゃんと最高だったらしい。ウウウ。

2月3日(金) 満員御礼
 ライヴ、初めての若い女性客がすごくたくさん来てくれて、正直ビックリ、嬉しかったです。
 節分ということで豆撒いちゃったり、全体にDJショウのスクラッチが入ったりして、
いつもと違う感じに楽しんでもらえたと思う。
 ドラムに1曲だけ参加したnonちゃんのビートもよかったし、歯医者さんによるトーキングドラムも
加わって大パーカッション大会になった「引っ越し大正解」も面白かった。
 来てくれた皆さんに感謝。
  さあ、今のメンバーで録音再開。とりあえず自主制作のミニCDを作って名刺がわりに出すつもり。
 ネットでも試聴できるようにしていく予定。

2月2日(木) 明日ライヴ
さらに明日は「高尾絶体絶命」という曲(?)を特別にやることにしました。おっかしいです。
待ってるよ〜。

1月30日(月) 新曲「ホリえもん」
今週金曜日のライヴのためのリハーサルだった。
新曲「ホリえもん」と言うのを作りました。ファンキーなリズムで
「ホリえもんの声が変った〜」 と歌う。「大山のぶ代じゃなくなった〜あんなに面白くなくなった〜」
と歌う 面白い歌であります。昨日ライヴの帰りに新宿の駅の階段を上りながら思いついて、今日曲を付けて
今日スタジオで完成した 。
「 拘置所で痩せてイメチェンだ」とか 「ヒナノちゃんはなにしてんだ」 とか歌う堀江被告応援ソングであります。
  今週の金曜日、西荻窪のw.jazという店で発表する。 今年初のバンドライヴ。
  主催は僕らのバンドのリズム隊なので 「カタラオボブ」というバンド名になっていますが、ウソです。
  結局はボクのバンドBlueHip全員参加で、ボクが生ギターをエレキに持ちかえて、スクラッチDJが参加しただけのバンド。
 マディ・ウォータースの「I just want to make love to you」を 日本語に直訳したカバーファンクブルース
「俺はあんたとやりたいだけ」も初めてやる。
 ストーンズもカバーしている大好きなこの曲は、タイトルをふと考えた時、なんて直球エロ過ぎるんだ、
と笑ってマンガ「ジジメタルジャケット2」にも描いたが、さらにしみじみ意味を考えてみると、
「俺はあんたに奴隷になって欲しくはない 。俺はあんたに一日中働けとは言わない。
俺はあんたに俺の服を洗って欲しくないし、一日中穴を掘って欲しいなんて思わない。
ましてお前の金が欲しいんじゃないぜ。 俺にはあんたのことがわかるのさ。あんたが悶えるまで愛し続けられるよ。
俺はあんたとやりたいだけだんだ。
俺は朝飯を作ってくれとは言わないし、ベッドメイクをしてくれとも言わない。
なぜなら俺は悲しくてブルーなんだ。俺はただあんたと愛し合いたいだけなんだ よ」
なんて、50年代のアメリカの都会に住む黒人達にとって、一言一言パンチがある強力な求愛の歌だ。
 まだ奴隷同然の農業に就いてた南部の黒人たちは、夢を抱いて逃げ出すように列車に乗りシカゴの街に向かった。
 そこで夢はもろくも破れ、冬には凍てつくような寒さのシカゴの町の底辺で、安給料で一日中働いてたわけだ。
 それこそ穴を掘ったりベッドメイクしたり。だまされて金も巻き上げられただろう。
 そんな生活の中で、 ラジオから流れてきたマディのこの歌は、彼らのハートをわしづかみにしたに違いない。
 マディの南部テイストのスライドギターも、しみ入るように心に突き刺さったはずだ。
  もちろんボクにはその気持ちは歌えないけど、ブルースは時代を越えて誰の心にもある。だからブルースは不滅なのだ。
 そういう演奏をしたいですね、ほんのちょっとでも。もちろん笑いを混ぜてね。俺がやることだから。
 この曲にしろ、金曜日は何かとセッションぽくてスリリングだと思う。
 全然違うけど、我らが歌姫GOCCIがこの晩に歌う、
「スーパー★GOCCIラヴ〜(にょろ)アナタが好き」にスクラッチが 入ったのは
シビレルほどカッコイイディスコ歌謡になったです。
今週の金曜日2月3日8時過ぎから西荻窪w.jazに来てね!

1月29日(日) 「男子達の謹賀新年」ライヴ&パーティ
四谷のギャラリー・バー「andZONE」であがた森魚さんを中心にしたライヴだった。
観客は満員、しかも全然僕らを知らない人たちばかりの中でGOCCI・Shake・Kataraoと4曲演奏。
最後はあがたさん、上野耕路さん、久保田慎吾さん、ブラボー小松さんと、ボク、GOCCIで
「BE MY BABY」の日本語カバーで大盛り上がり。楽しかったし、新しい刺激も受けた。
 終ったあとは同じ場所でパーティ。リストラによる金欠病にあえぐメンバーのカタラオに、
「ギャラが少ないぶん、バッチリ、がっつりと食ってね」というと、彼はその言葉をまっ芯に受けて、
大皿のスパゲティをたぶん3人前ぐらいは余裕で食いましたね。あとおにぎり4個と、春雨サラダ、
フランスパンと大皿料理各種ガンガン。でも料理はすべてスタッフの手作り料理でどれもすっごく美味しかったのだが。
 あがたさんは、いまだに一般的には「赤色エレジー」の人みたいに言われているけど 、
実際にはもっと多面的な広がりを持った天才で、「いとしの第六惑星」なんて、大名曲もある。
 個人的にはこの晩は「冬のサナトリウム」が聴けて嬉しかった。
「さとうけいこ先生は残酷な人でした」という歌もよかった。そして、その次の曲が
「続・ さとうけいこ先生は残酷な人でした」だったのは笑った。

1月28日(土) コアラ課長
江口さんと河崎さんとちょっと飲んでトークに。がらがらだったらどうしよう、と思ってたら
深夜にも関わらずたくさんのお客さんが来てくれて、笑ってくれてよかった。こういうところで
3人で話すのは初めてだけど、なんだか楽しかった。「コアラ課長」のあとは
「ヅラ刑事」で、これはもう完成していて、次は「カニゴールキーパー」だそうだ。
バカすぎる。でもその企画をとおせる人は今河崎監督だけだろう。
 この晩は「怪奇!奇形人間の島」も併映したが、ビデオでは見ていたものの、大画面 で観ると
全然違う。ラストの衝撃の「人間花火」、空中でバラバラになって飛ぶ首や手足に
観客が爆笑になるという、頭のくらくらする夜でした。面白かった。
カワイイというか、なんだか微かにいや〜な感じもする課長。 笑える。ロビーにて。

1月27日(金) 明日はオールナイト、明後日はパーティライヴ!
 明日は 渋谷で「コアラ課長」のオールナイトイベントで、監督の河崎実さんと、マンガ家の江口寿史とトーク
ですよ〜。皆さん遊びに来て下さい。
 続く明後日の日曜日は、四谷であがた森魚さん、上野耕路さんたちと、トーク&ライヴ&パーティです。
 いずれも「インフォメーション」に詳しく書いたので来てつかわさい。絶対面白いですよ。
上野さんは10人ぐらいの編成で来るとか…。ギャラリーなのに大丈夫だろうか。
 
 お年玉年賀状、今年は、1枚も当たらなかった!1枚も!こんなことは何十年ぶりだろうか。
とかいって、切手セット以外当たったこと ないんだけどね、生まれてから。
  まあ、いいや、こんなところで今年の運を使いたくないぜ。 なんて。

1月25日(水) ウクレレウルトラマン
 TD(トラックダウン)を聴きに行く。非常に面白い仕上がり。ちゃんと小学生みたいになってる。
楽器をひとつつ録音して重ねていったのに、全員で一斉にやってる一体感がある。
 エンジニアの方のセンスと能力ということだろう。なにより音楽の根本の意図を組んでくれていてありがたい。
 声は、まあ、アルバムの性格上ずいぶん小さくなったが、いい感じに残っているからよく聴くと面 白いと思う。
 発売は4月5日の予定。ずいぶん先だ。でも、なんとオリジナルDVDが入る予定で、コンテを
見せてもらったが、非常に馬鹿馬鹿しくて良い!今回は円谷プロの全面協力ということで、
ちゃんとウルトラマン、バルタン星人、シーボーズ(またシブイところを…!)が実写 で出てきて
ウクレレを弾いたりするのだからタマラナイ。
 タイトル曲「ウルとラマン」byウクレレカフェカルテットが、もう最高。全然助けに来てくれなそうな
溢れるに仕上がっていた。
「ウルトラセブン」も、また小さそ〜〜〜な感じ。5センチぐらいのウルトラセブンが目に浮かぶ。
  栗コーダーカルテットの「快獣ブースカ」もはまりすぎ。かわいい!
 原曲がわからないほど物悲しく美しいウクレレソロ「ウルトラマンタロウ」。
♪ウールートーラの父がいて ウールートーラの母がいて・・・ この元歌の、当たり前の歌詞、秀逸ですね。
 ジャケットはサーフィンをしてるウルトラマンと、ダダ(これまたシブイ!)とピグモン(うれしい)。
これもCG合成の実写。絶対笑えます。インナースリーブのウクレレを弾くウルトラマンの
大きなピンナップも爆笑。微妙に股のモッコリも出ていてこれまた笑える 。これぞウルトラマン(?)。
 とにかくサウンド・ヴィジュアルともに、かなりマニアックに、そして遊び心たっぷりの
このアルバム、話題になると思いますよ〜。
 参加できてウレシイっす。発売が待ち遠しい。

1月23日(月)高円寺 古本バー「コクテイル」
と言う店に弟と初めて行った。知る人ぞ知るシブイ店だ。
 ここで来月2月15日から3月15日まで、弟とシルクスクリーン作家石丸澄子さんが
「くすすみ二人 てぬぐいしりぬぐい」という新作オリジナルてぬぐい展を開く(面 白そう!)。
 詳しくはまたインフォメーションに書きますが、期間中の3月4日(土)にここで弾き語りのライヴを
やることが今日正式に決まりました。いろいろ今年もどんどん決まる。
  出演はボクとGOCCI。弟も交えてちょっとトークしたり、ウクレレも弾くつもり。
 基本的にカウンターだけの店なので、30人限定、立ち飲み形式。面白そう。 コクテイルHP。
19時開場でチャージ2000円。(予約はもう受け付けるそうです。cocktailbook@hotmail.co.jp まで。 )
 ここでは三上寛さんと中川五郎さんも弾き語りしたり、江国香織さんがトークしたりもする店らしい。
 料理も美味しかったけど、今日はすごく寒くて、カウンターはちょっと下半身が冷えた。
 それで、店を出て、高円寺といえば去年ライヴをやった「彦六」、とハシゴしたら、なんと畳の部分にコタツが!
お正月に自宅から持ってきたそうです。居酒屋でコタツはなかなかないですぜ!
 ここに冷えきった足をずずっと入れた時のじわ〜んと込み上げてくるシアワセ感たらなかったですね。
 コタツでビール、最高の飲み直しでした。高円寺彦六、今、いいっすよ!

 
あ、一昨日の日記で西荻窪のライヴ、3月4日と書いちゃいました。大間違い。2月3日 (金)です!
(infoには正しく書いてるのに。読んでる人が混乱する)またやってしまった。指さし確認だってば!
  もうすぐです。久しぶりにエレキ弾きます。DJも入ってかっこいい感じになりそうです。

1月22日(日) カレーが食べたい!
と思ったが時間があまり無くて、噂に聞いた吉祥寺に去年できたという「ジョー●海岸」
という名前からしてちょっと危ないカレー屋に行った。
 入り口を見て「ちょっとやっぱり・・・」と思ったが、来た以上カレー者として引き下がれず、入る。
  しかし店のキャラクターのサルのイラストが…。  
  入り口入ったドアの上のサーフボードが…。  
  そのサーフボードのお前なんか知らない若者たちの寄せ書きみたいな、なんつーか見ちゃいられないサインが…。  
  店はバイキング方式で、毎日数種の違ったカレーが自由にとれる。大きな皿にね。その
皿のイラストが結構、すでにキツイ。 でもいい、個人的な話、それは。 
  ライスもお代わり自由で、普通のライスと五穀米がある。  
薬 味もたくさんのトッピングも自由に乗せ放題。サラダも。甘いポテトも。 なんでもあります。 
  でも、前に並んでる客の金髪若者カップルの、ニキビ&ピアス男が一生懸命彼女に気を遣って、
  「お、こういう方式か、いいじゃんいいじゃん、ホラ、トマト入れる?超楽しくねぇ?」
  って言ってるのが…。無言で言われてる彼女の顔、とは言わないまでも化粧が…。
  まぁいいんですが。関係ないです。関係ない。
 ボクは辛口の「チキン煮込みカレー」と、あとちょっと甘口の「黒豚煮込みカレー」を普通 のご飯にかけた。
 ご飯のジャーがでっかい、合宿の食堂のやつ。  
  テーブルに、6〜7種類のスパイスやコショーがあり、置いてある小さな石臼とすりこ木で、自分で挽いて好みで入れることができる。自由に。
  時として自由はメンドクサイ。でもそれをやったら、
それをやったら、確かに香りが立って、いわゆるひとつのよく言うスパイシー、になって、まあ、美味しくなった。  
  だから後半やけになってゴリゴリゴリゴリ磨っていれまくって食べた。以上。  
 あ、 セルフサービスのコーヒーは、マズイ。

1月21日(土) 久しぶりに一日雪
 午前中に通った井の頭公園の雪景色がキレイ。
 
28日は夜の11時から江口寿史さん河崎実さんとトーク、と思ったらその翌日は
あがた森魚さんとトーク&ミニライヴが決定。
 ボクはBlueHipからGOCCI、SHAKE、カタラオと参加します。
 詳しい場所や料金はインフォメーションを観て下さい。続いちゃった。
 さらに2月3日(金)には西荻窪でライヴにゲスト数曲参加。
 今のところ、他には4月に名古屋、7月に長野でライヴという話がある。
 ビータは楽し、にしたいな。

 音楽のことばかり書いてるけど、マンガも書いていますよ・・・。

1月19日(木)土佐正道さんと会う
 四月に元・明和電機の土佐正道さん(お兄ちゃんの方)としりあがり寿さんとボクとで
渋谷でライヴをやることが決まっているので、打ち合わせ。しりさんは、フランス行きの前で
忙しいので取りあえず2人で。
 土佐さんは最近モーグ博士が亡くなったのを追悼してミニ・ムーグを購入したので
「ミニムーグの弾き語り」をやりたいそうだ。どんなになるんだ。
 いつ会っても土佐さんは温和でユーモアがある静かな人という印象。

1月18日(水) ホリエモン
 ここぞとばかりにマスコミに一斉に叩かれてますね。
 でもボクは「孤独のグルメ」の帯の文句を書いてもらったので(ボクが頼んだんじゃないけど)
ちょっと気の毒に思えてしまう。何十億円稼いでも、ああいうちまちましたマンガを楽しんでいたと思うと。
 暮れにも「通販生活」の編集者が堀江社長にインタビューしたところ、
「『散歩もの』終わっちゃったんですね〜。好きだったのに」と言っていたそうです。
 ボクは人情として悪く言えませんね〜。なんだかかわいそうだ。

1月17日(火)録音
 恵比寿のジェネオンレコードの社内スタジオで「ウルトラ少年の歌」録音。
 エンジニアの長谷部さんが非常にいい人で、終始笑いの絶えない録音でした。
 録音ということでドラムもウクレレもピアニカも多重録音でだんだん人数が増えるごとに、
楽しさが倍増してきた。総勢30人近い鼓笛隊(?)のような演奏形態となった。
 カタラオ&クリちゃんが並んで、一生懸命小太鼓を叩いている図がかわいかった。
 クリちゃんのパーカッション&効果音も、マンガのようだった。出来上がりが楽しみだ。
 その他のミュージシャンの演奏も、超絶技巧から、アレンジの妙、ユーモア系、と
どれもこれも面白く、きっと1枚持ってて損はない、太の資産と懐かしさと
深みを持ったウクレレアルバムになっていると思います。参加できてウレシイ。
 帰りに恵比寿のもつ焼き屋で打ち上げ。その帰り、高円寺から酔っぱらって自転車で自宅に
向かった某メンバーは転んで顔面を強打、前歯1本折れたらしい。若いぜ。

1月13日(金)本年初リハーサル
 夜はコンピレーションアルバム「ウクレレウルトラマン」のためのリハ。
 最高に面白かった。課題曲は 「ウルトラ少年の歌」(知らね〜。 多分テレビで1回も流れたことないと思う)
すっげー幼稚っぽい歌で、俺達にぴったりかも。
メンバーはBlueHip全員。
  クスミ:ウクレレ
  GOCCI:ヴォイス、グロッケン
  シャケ:ピアニカ
  ボブ:エレクトリック・ウッドベース
  クリ:スネア、大太鼓
  カラタオ:スネア、シンバル
スタジオで試し録りしてみたら、完全に小学校の運動会の鼓笛隊。
とても大の大人がやっていると思えない。 すこ〜し精神病院も入ってる。
  BBキングとジェフ・ベック聴いて感激してた俺はいったい何なんだ。
  17日にスタジオ録音なので、もうあまり練習しないことにしよう。今のメンバー、ホントにご機嫌ス。

1月12日(木) 今年初江ぐち
三鷹に用事があったので、江ぐちへ。 竹の子の皿で小瓶ビール、のちラーメン。
新人くん(24歳ということだ)が作る時に当たった。おいしかった。シヤワセ。
お金を払ってコートを着ていたら、奥で新人君の仕事ぶりを立って黙って見ていたタクヤが外に出てきて、
近づいてきて小声で、
「あの、上の本屋さん(江ぐちは地下。1階は書店)が、例の本が無くなったんで出版社に 注文したら、
もう作ってないって言われたとか言ってましたが」 。
午後の 2時頃で、店はほぼ満席。
タクヤがボクに話しかけたことに気づき、聞き耳を立てている若い客がひとり。
ちょっとやりにくいですねこういうのは。しょうがないけど。
「あ、そうなんですよ、絶版になっちゃって」
「あー、そうですか、全部売り切っちゃったんですか、たいしたもんだ」
「え、えぇ・・」
「もう作らないんですか」
「そうですね、またどこかでね」
「あーあ、そうですか」
微妙にかみ合ってない会話、と思った時、新人くんが中から
「ボクも読ませていただきました」
と言ってボクを見ました。その笑顔があんまり素朴で、真っ直ぐな視線だったんで、
「あ、どうも」
とか言って(たぶん情けないテレ笑い顔だった)なんだか恥ずかしくなって、
(彼が話しかけたことで、お客さんもみんなボクの方見たし)
ボクは思わず目を泳がせちゃって「ごちそーさま〜」なんて裏声になりそうになりながら言って
逃げるように そそくさと出てきてしまった。 ナサケナイなー、俺ってばさ。
「ありがとう。君もがんばれよ」
ぐらい言えんか大人として。言えねえ。
「うまかったよ。これからは君の時代だ。頼んだぞ」
ぐらい言うんだろう、明治時代の大人だったら。
「おまんの時代じゃ」
ぐらい言うんだろう、坂本龍馬なら。
ボクの書いた「小説中華そば江ぐち」は、新潮OH!文庫というシリーズが無くなったのとともに、
昨年秋に絶版になりました。今売っているのは在庫です。
こうして、新人さんが入って、また新たな物語が始まったし、インターネットに江ぐちのブログがあったり、
情報メールをいただいたり、 あの本を書いた時点で 思いもよりませんでした。
ボクが最初の本で同級生や友達とやっていたことが、今はネットになっているんだな、という時代の移り変わりも感じる。
そうしたいろんな人の話も含めた、新たな最終章を書き加えて、どこかの出版社で(どんな小さなとこでもいいから)、
再販できるといいな、と思います。
そうやって、どんどん最終章が書き加えられて改訂版が出続けて、
ボクが死んだら別の人が書き継いで、永久に厚くなって終わらない本、終わらない江ぐち、になったらいいなぁ。

1月10日(火) B.B.KingとJeff Beck
去年、B.B.KingのライヴにJeffBeckが3曲参加しているライヴのDVDを買ったのだ。
BB、80歳ですよ。まだツアーばりばりにやってる。ずっと座ってるけど、まだまだ元気。
 このライヴでは大好きな「Guess Who」で、もう泣きそうになりましたよ、ボクは。
 最高にイイ曲。イイ歌。イイギター。本物の、プロ中のプロというミュージシャンシップ。
 なんて素晴らしいミュージシャンなんだろう。本当に人間が大きい。心の底から音楽を愛し、
聴く者のために心を込めて、自分にあるだけのものを差し出して歌い、ギターを弾いてる、
そのソウルが画面から伝わってきて、胸が熱くなった。同じ時代に生きていることに感謝だ。
 彼自身が話すように、国も人種も関係ない。年齢も性別も関係ない。ただ楽しい音がある。
 そして、ゲストのジェフベック。音楽性が合うか?と思う人もいるかもしれないが、
ベックは、いつものスタイルとまったく変らない音色とプレイで、見事にBBの音楽の中に身を置いていて、
ほれぼれするほどカッコよかった。もうちゃーんとわかってるんだ、ブルースの神髄を。
 だいたい早引きばかテクギタリストがブルースやると、つまんないんだこれが。 ブルースをどんどん離れてしまう。
 ジェフ ベックは違う。BBに心底敬意を払い、そして自分のブルースを 弾いて、見事にバンドに溶け込んでる。
  それにしても弾いてる姿のカッコよさも世界一だね。とても60歳とは考えられない。
 ギターの振り上げ、一挙手一投足がロックという絵になっている。それも音とばっちり合ってる。
 BBも「彼のギターが歌うようにプレイされたのを聴いたかい?」と言ったがまったくその通 り。
 大好きな2人が、嬉しそうに共演している姿は、もうそれだけでシアワセになる。
 
思わず真夜中にエレキギターを出して、立って弾いちゃったよ、一人で。

1月9日(月) 今年1発目ライヴはゲスト
 2月3日西荻窪w.jazでブルーヒップのリズム隊の一度きりのユニット「荊尾BOB」に2曲ほどギターで参加。
スクラッチのDJがいるのが面白そう。それ用に新曲作るつもり。
 BlueHipは、初のメジャーレコーディングが、コンピレーションアルバム「ウクレレウルトラマン」(仮題)に
1曲参加。他にも栗コーダーカルテットなど、有名バンド・ミュージシャンが参加してる。今練習中。
 このアルバムは昨年「ウクレレスターウォーズ」が売れたので(メロがリコーダーのしょぼおかしい「ダースベーダーのテーマ」、
聴いたことある人多いはず)、その続編というかそういうの。
 ボクのところに話が来たので、すぐにバンドで参加することに決めた。 今月録音で、3月末発売予定。
 僕らの課題曲は「ウルトラ少年の歌」。こんなのテレビで1回も聴いたこと無いぞ。ウクレレ中心のインスト。
 楽しみだ〜。

1月8日(日) 今年の切り絵展延期。なれど
 2月に予定していた銀座での切り絵展は準備不足もあり、5月に延期し、決定した。
 5月15日(月)から28日(日)まで。銀座ITO-YA。
 去年は、急遽下北沢と高円寺でやったが、自分的には時間が足りなかった。2月に出そうと思っていたものも
飾ってしまった観もあり、今度こそ全作品切り下ろしで、新しい感じにしたいのでやむなく延期にした。
 その分、今まで以上に時間をかけた作品をそろえたいと思う。人に限らず、自由な題材を切るつもり。
オランウータンとかね。妙に人みたいなやつ。ゴジラやカバなんかもいいな。
 それまでにどうしてもCDを出してしまっておきたい。

 掲示板に書いちゃったけど、長い読み方の漢字には驚いた。
1文字で「ほねとかわとがはなれるおと」と読む漢字なんて、どうしてそんな字が必要なんだ?
「あるきかたがただしくない」って、何よ(そういうタイトルの本がありますね)?
「みじかいかみやひげのさま」って、俺を1文字で書くかい?あ、短いを通り越してるか俺は。
とにかく面白いホームページです。
    ↓
「読みが長い漢字」

1月7日(土)  町田で飲む
 
大学時代の先輩である某さんと、久々に飲む。彼は江ぐちの本にも出てくれば「食い意地君」で、
一緒にそうめんを食べている。
 アサヒの瓶ビールを出してくれる店は少ないが、それを出してくれる、おばちゃん2人でやっている居酒屋。
 途中で日本酒の熱燗に変えて、鳥豆腐。刻んだネギをパッと振りかけて出すんだけど これが最高。
  味噌味なんだけど、薄いからちょびっと醤油を たらしてね。豆腐の切った大きさがいい。
 豆腐って言うのは切り方、そのブロックの大きさで味が変りますね。ここでは小さめ(約2.5センチ角)、
これ以上小さくてもしらける、と言うギリギリのところで、わりと器にぎゅっと入ってる。
 それが一人用の小鉢というのがもうわかってらっしゃる、ああもうなんにもいらん! ちゅうぐらい酒に合うのよ。
 汁がまたうまいし。酒が進む進む。酒も鳥豆腐もおかわり!なんて弱っちゃう。
 その後、彼の住んでいる相模大野の公団に行って飲みながら、昔の録音を聞いたり、ギターを弾く。
 僕らの2年上の人たちのアコースティックバンドが、CSNY見たいで最高にカッコイイ。
 
当時、エレアコなんて無いのに、音が明瞭にガンガン入っていて(法政大学学館ホール)、
インチキの無い確実なテクニックとリズム感に驚く。ドラムレスのトリオなのだが。22歳ぐらいの頃だ。
 ラジオなどにちょっと出ただけで1年ぐらいで解散したようだが、世が世なら売れているんだろうな。
 ほんと、昔って機材に恵まれていないことを自分の腕を磨くことで克服している感じで、
音楽の太さが違うと 思った。
 とか言いながらも、某さんは、最近野ぐそをしたことを告白、まじめな顔で
「案外ね、都会でも野ぐそできる場所、あるもんだね!」
と 嬉しそうに言うのだ。そういうところも大学時代から全然変らない人だ。帰りの電車は眠かった。

1月6日(金) 今年最初の打ち合わせ

 谷口ジローさんとの共著「散歩もの」のカバーの色校が出たというので、早速見せてもらう。
 デザイナーは日下潤一さん。素晴らしい装丁で、なんだか感激した。ただ文字を配置しただけのように見えるが、
そのバランスと字体と、とにかく突き詰めた無駄の無い造本には、ボクなんかため息が出るようだ。
 薄い本だけどハードカバーで、カバーをとったところも別の絵でこれもカラー。贅沢。
 それにしても谷口さんのカラーの絵は、本当にスバラシイ。水彩画としてもすごいハイレベルだが、
確実にマンガで、これはもう芸術作品ですね。額装して、部屋に飾りたい。
 原画をみんなにお見せしたい。すごいものですよ、ホントに。
 今年最初の打ち合わせだったので、「幸先がいいぞ!」と言う気持ちになり、ホントに嬉しくなった。
 1月末か2月頭に書店に並ぶ。出版社はフリースタイル。
 
1月5日(木) 掛け軸のような絵
 これもまた暮れに頼まれていた、知人宅の収納棚隠し用ロールカーテンの絵。
 幅80センチ、高さ160センチぐらいある、グレーの細かいキャンバス地。
 当初墨で描こうと思ったが、字がグレーなので沈みすぎると思い、白のアクリル1色で描くことにした。
 絵は数日前からぼんやり考えていたジャングルの絵で、真ん中あたりにマント(ヒヒ)が覗いている。
 まったく下描き無しで、即本番、全部思いつきでいろんな葉っぱや木を描き込んでいく。
 これは昨年、お茶の水の個展の時、ガラスに描いた延長で、そのもっと細かいもの。
 午後から描き始め、ローリングストーンズの新譜を聞きながら描き終えたのは深夜1時頃だった。
  すごく気に入って、自分のところに置いておきたくなる。大きい絵は楽しい。立てに長い絵も。
 巻物になるというのは、大きくても場所をとらなくていいな!100号は場所をとって困る。
 体が痛くなったけど気分が良かった。寒かったけど一人飲みに行って、ビールがウマイ。

1月4日(水) 表札
ずっと前から頼まれていた友人の家の表札を作る。
素材から作ろうと思っていていろんな粘土や樹脂を調べているうちに、耐久性のことなどでどれも疑問が出てきて、
どうしよう、と思っているうちに2年ぐらいがたってしまった、というとんでもない話。
でも人の家の、しかも新築の新居の表札、とうのは重圧も大きい。
 が、暮れに大好きな画家の熊谷守一の画集を読んでいたら、表札は作るたび盗まれるので、
菓子箱の薄っぺらい木の蓋に 筆で乱暴に名前を書いて釘で打っておいたら盗まれなくなった、とあった。
 それを読んで、見て、ああ、そうか、ボロくなったらまた作ってあげればいいんだ、と思って気が楽になって
今日一気に4枚も作ってしまった。
 2枚は合成樹脂板で、白いものにエナメルで描いたものと、黒い板に白のグラスデコで描いたもの。
「描いた」というのは、依頼主からの希望で住所と名前のほかに、できれば猫のカットを入れて欲しいと言われたから。
 もう1枚は金色のアルミ板に白のラッカーで描いた。
 最後の1枚は前日からラッカーでライトブルーに2度塗りしておいた木の板に、ラッカーの黒・茶・白で描いたもの。
 この4枚作るのに今日一日かかった。好きなのを使ってもらおうと思う。が、やっぱり一番時間がかかった木のものが
自分では気に入った。デザインも猫の絵も全部違う。
 来週ぐらいに世田谷のある家の玄関に取り付けられていればいいんだけど。

1月1日(日)元旦から大ドジ!
 1年の計は元旦にあり、と言うんだったら今年はどういう年になるんだろう?
 例年のように、大みそかの夜は実家で過ごし、今日は一番遅く起きてお雑煮などを食べ、弟に自転車を借りて、
自宅と仕事場に年賀状を取りに行った。まず実家で回収し、読む前にコートのポケットに入れて仕事場に向かった。
 仕事場でトイレに行きたくなり、用を足しながら仕事場に来ていた年賀状を読みながら、そうか、去年は
仕事場を転居したせいで、いつもより少ないな、と思った。転居のハガキをあまり出さなかったのだ。
  仕事場に来ると 、ついついギターを弾いてしまったりする。で、そうだ、自宅に来ていたハガキを見よう、
と思ったら、ハガキが無い。コートからだしてこの辺に置いたはず。なのに、無い。
 机の上。片づいていない。無い。プリンターの上。電話の横。あ、玄関の靴箱の上。…無い。
 ・・・コートから出したっけ。コートのポケットを探る。無い。その入れていたポケットの底に、
ケータイ電話。そういえば入れにくかった。押し込んだが。
 本格的に、俺はバカかも知れない。
 ハガキがちゃんとポケットに入りきって無かったような気がしてきた。
 落としたかもしれない。
「バカ!」
俺は声に出したね。バカだ。最低の人間だ。そうなのか。そうなのだ。
  泣きそうになりながら仕事場を飛びだし自転車に飛び乗った。
 自転車をこぎながら目を皿のようにして道路をくまなく見た。
 歩道を走り、交差点を渡り、車道を走り、さっき来たとおりに、林を抜けて、井の頭公園通 りを渡って、
住宅街に入り、誰かが拾って道の脇の塀の上にでも乗せておいてくれることも考えて、
結局自宅マンション着いてしまった。マンションの中にはさっき入っていない。
 郵便受けから出して、まさかそこに戻していないけど、誰か近所で拾ってくれた人が
気の毒に思って、親切にもここに入れてくれていたりして・・・郵便受けを祈りながら開けた。
 当然空である。当然空っぽである。
 絶望感が私を包みました。
 自転車に乗って、また同じ道を走った。途中に大きな交差点があり、そこには交番もある。
 見落としていたかもしれない。
 バラバラになって舞ってしまったのではないか。しかし風はない。でも確か輪ゴムでとめてあった。
 馬鹿は不審者のようにきょろきょろと見回しながらノロノロ自転車で走った。
 その間もずっといろんな自分を責める思いやののしる言葉が襲いかかってくる。
  自分宛でないハガキも当然混じっている。まだ全然見ていない。
 と、歩道の端に1枚の年賀はがきが落ちている。近づくとそれは2枚重なっている。
 激しく嫌な予感。自転車を降り、ハガキを拾い上げると、1枚は郵便局からの年賀はがきの束についている挨拶状で
もう1枚に俺の名前!去年通った漢方薬局からの年賀状!希望と絶望が混在した気持ちがわき起こる。
 やっぱり俺は落としていたのだ。
 自転車を降りたまま、あたりをはいずり回るように探した。
 バラバラになったのか?それともこの2枚だけが束から抜け落ちたのか。
 幸いなのは、ここから100メートルと離れないこの道ぞいの先に交番があることだ 。
 もしもそちらに向かって歩いていく人に拾われたら届けてもらえるかもしれない 。
 逆なら明日以降になるかもしれない。
 俺はきょろきょろしながら自転車を引いて交番に行った。
 交番の前に自転車を止めていると、警官が一人出てきて、
「どうしましたか?」
と言った。俺はきっと悲痛な顔をしていたのだろう。でも警官からは天ぷら蕎麦の匂いがした。
 俺は意味もなく漢方薬局からの年賀状を彼の前に突き出すようにしてひらひらさせ、
「年賀状を落としてしまったようなんです」
と言った。すると、彼は交番の奥の警官のほうに振り返って、
「ああ」
と言った。その瞬間、緊張がほろりとわずかにほどけた。
 目の前にビニール袋に入った年賀状の束。
 戻った。
 あった。
 感謝。拾ってくれた人に謝礼したい。人間万歳。俺はもっと人に親切にするぞ。 します。そして何事も、もっと慎重に。
「まあ、そこに座って」
 警官に促されてボクは折畳み椅子に座った。そういうわけです。

 今年はどんな年になるんだろう?
 これを読んでくれている皆さん、今年もよろしくお願いします。

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