2月28日(金) できた!
切り絵の新作ができたのは4時。今日の。夕方の。もう原宿にいなければならない時間である。
電話すると誰も来ていないという。やはり全員描いていたか。いるか。泉くんに電話すると、もう梱包し終わって
今から出るところだという。他の二人は留守電になっていた。
 切り絵の新作はビョークとトム・ウエイツ。両方気に入ったのができた。ような気がする。切り絵のおかげで
油絵の呪いから解き放たれた感じ。キースはブルースに取り憑かれている。絵を描いている間にボクも憑かれたようだ。
 皆さんキースの絵に触らないように。いや呪われるからじゃなくて、油絵が乾いてないから手が汚れます。
 さて、こんなものを書いているヒマはないのだ。行こう。というわけで、明日からの展覧会、ぜひ来てね 。

2月27日(木) 4人揃う
 午前中に細々した仕事をして切り絵に取りかかろうと思ったが、キースの粗が目立ってついつい筆を入れてしまう。
なんというか、久しぶりに絵に呪われたようだ。ミイラに取り憑かれたのかもしれない。こんな絵を誰が喜ぶだろうか。
と思ったら、いったいここ数日自分は何をしていたんだろうという感じ。虚しいわけではないが。
 ガラガラ声のみうらくんから電話「何時頃行く?安斉さん、6時頃って言ってたよ」。・・・・。
 3時に会場に行くと誰もいない。キヨシローの切り絵の下書きを切ったモノを持ってきたので、スプレーで転写 。
 床で描くのは疲れる。30分ぐらいしてみうらくんが来た。それから1時間ぐらい二人で描いていて、
意外にも早く安斉さんが来た。やたら「いいなぁ!」と喜んでいる。がそのうち真剣に描き始めた。
 するといかにも全身で不機嫌を表した泉晴紀が入ってきた(長い付き合いなので無言でもすぐわかる)。
独り言で「寒いなあ」とブツブツ言いながらジュースを飲んでいたが、そのうち、
「さっき下で寒いから自動販売機で缶コーヒー買ったら、150円入れて出てきたのが冷たいジュースだよ。
自動販売機だから怒りの持って着ようが無くてさ」
やっぱり食べ物の恨みだった。それもヘボい。でもこういうとき本当に泉くんは怒る。
 やがて4人は黙々と、しかし猛烈な勢いで描き始めた。下描きなんていっさい無しだ。
 安斉さんの本気な線が美しい。でも似てないストーンズ。いろんなパネルの空いたところをぐいぐい埋める。
 泉くんが全然似てないけど職人的な線をどんどん引き始めた。みうらくんも矢沢栄吉の素晴らしいのを描いた。
ボクが木版画のようなジェームス・ブラウンを描くとみうらくんもそれに並べて同じ顔を描いた。
 線が越境し重なり、絵が混ざり合い、なかなかスゴイセッションになってきた。さすがみんなキャリアを持っている。
どんなに違うパターンの絵を描いても、同じ画材を使っても、似てなくてもヘタでも個性が前に出て誰の絵かすぐわかる。
 どんどん黒くなってきたがボクは今日は美學校があり、後ろ髪を引かれつつ先に抜ける。美學校には大幅に遅刻。
 みんなが課題をやっている間も机で切り絵の下書き。気がついたら10時で夕飯を食べていなかったので
明日搬入を手伝ってくれる生徒を誘って食事。あんまり美味しくないリゾットだった。
 帰って切り絵。キースがミイラだったので、なにか全然違う人を切ろうと思い。前から考えていたビョークを
切り始める。この人の顔はムズカシイ。写真を見て懸命に描いてもあのぐにゃっとしたナイフのような内面 が絵に出ない。
あの顔にはあの声のドラマがある。ずっとビョークの歌を聴きながらガンバル。本当に救われる声。
 明日までにもう一点切りたいと思っている。今午前4時5分。一息ついてこれを書く。搬入は明日午後3時予定。
 絵を描くのはめんどくさくて苦しいけど、イイのができると嬉しい。イラストやマンガと絵は違うなー。

2月26日(水) ミイラ・リチャーズ
 朝早くから描きたかったが、起きたら10時半だった。全身に疲れが残っている。でもがんばって起きて仕事場へ。
昨日の夜寝るときに思いついたことを実行してみることに。
 今回のボクの個人的なテーマは「ロック生き霊」(泉くんは「ロック仏」)ということでキースを選んだが、
絵にする時に迷ってしまっていた。思い切ってミイラにしてしまおう、と思い、生きたミイラのような絵に
持っていくことにした。バックは真っ赤だったのを白で塗りつぶした。こういう塗り重ねをしたときの
油絵の時間がたつと下の色が微妙にでてくる感じはアクリル絵の具では出せない。
 ほとんど茶色と白とわずかな黒3色で顔も髪も塗り直した。スゴイ顔だ。ミイラかもしれない。即身仏でもある。
でも生きている。ようやくゴールが見えてきた。最後に遊びの要素を加えるつもり。 なんとか1枚は完成しそうだ。
だが、一人100号分のスペースを埋めないとならない。ホッとしているヒマはない。
 そもそも、 こんなもの書いてる場合ではない。
  どうする、クスミ。もう1枚キャンバス買うか?切り絵にするか?
 たぶん今日は4人とも自分の絵にかかり切りで、原宿に共同画を描きに行ったものはいないだろう。
 ということは、金曜日は搬入で作業が出来ないので、明日1日で仕上げねばならない。安斉は来るのか?

2月25日(火) 安斉、再び来ず!
朝早く起きて8時頃から絵を描き始める。
 キース・リチャーズの顔を描いているのだ。それも一番最近のしわくちゃな顔。
 4日目になるが、迷い始めた。マラソンで言えば後半だが 一番キツイ上り坂にかかった感じ。
 先が全く見えなくなってしまった。オレンジやグリーンの光が顔に当たって派手な絵になって いいかな、
と思って進めているうちに、折り合いがつかなくなって、中間がドブのような色になってきてしまう。
 輪郭がいい加減で、そのまま書いていくうち大きなデッサンの狂いに後で気がつく。
 曖昧な色を塗ってそこのことを忘れてしまう。 自分の一番醜いところを見せつけられる感じ。
 昼に一本打ち合わせを挟んで、ずーっと夕方まで描いて、約束の5時にラプネットに行く。
 みうらくんと泉くんが来ていて、
「安斉さん、留守電が入ってて、捻挫したんだって。病院もいけないぐらいひどいから来れないんだって」
と言いながら、みうらくんは全然心配した様子ではない。 泉くんも「そうなんだってさ」
と笑っている。それどころか二人はもう描き始めている。
 何しろ12枚のB全パネルをつなぎ合わせた縦2メートル横6メートルの絵だ。
 泉くんが12枚全体に渡る涅槃仏を描いている。顔がジミヘンの涅槃なのだが、いきなり 全然似ていない。
 その横でみうらくんがインリンを描いている。いきなりロックじゃない。しかも似ていない。
 ボクも描き始めたが、早朝からの油絵で精神的にくたくたで緊張感がとぎれていて、全然描けない。
ローリングストーンズを描いたら中学生程度の絵になってしまった。似てない。でも何か描かないと、
と思ってそこにあった資料を見て好きでもないブルース・スプリングスティーンを描く。何やッてんだ。
  高校生のようなクイーンのフレディの絵を描く。クロスビーが別人のCSNYを描く。
 みうらくんは仏像や金魚やひょっとこを描いていたが、そのうち、 「もう、いっか」と言って
太い筆に変えてカエルを描いてしまった。「クスミもなんか大きいの描いちゃいなよ。後でその上から
どんどん描き加えちゃえばいいことだから 」と言うのでボクも泉くんもマジックをやめてポスターカラーに
変えた。泉くんが似てないザッパを描いた。なんかバイアグラの広告の写真も描いている。
 ボクはハッパちゃんとゾウフミくんを描いてしまった。
 パネルは床に置いてあるので体勢が凄く疲れる。仕事場に描き残してある絵が気になってしかたない。
 3人とも疲れ果ててギブアップ、近所に焼き肉を食べに行って帰った。
 全身くたくたで、近所のツボしあ〜つにほぐしてもらいに行く。

2月24日(月) 安斉、来ず。
今日4時から4人で描き始めるはずだったのに、安斉さんより留守電
「ゴメン、6時頃になりそう」。
僕自身の絵が全然出来ていなかったので、ホッとして
その頃行くと、時間通りに来た、みうらくんと泉くんがもうしかたなく近所で飲んでいた。
結局安斉さん、来たの8時頃。絵、全然描けず。
「いや〜遅れちゃって」
明日トークライヴの打ち合わせしかできない。それもなかなかみんなの意見揃わず。
みうらくんは泉くんに「京都でやっていた弾き語りをやればいいじゃん!」と言い
泉くんは「いいや、バンドがいい!」と主張(何やるつもりなのか?)。
安斉さんは何か考えているらしく、泉くんとみうらくんが話しているとき、
ボクにぽそっと「譜面とテープ、送るよ」と。 わがままな4人。
僕は先に帰ったが、その後別の店に行った帰り、泉くんは顔面から転んで、頬骨を腫らし、手にケガをしたらしい。

2月23日(日) 水張り
スペロック展(もう略してる)の「巨大絵画」のためのパネルの水張り。泉くん担当責任者。
安斉さんとボクが手伝い。みうらくん、小説執筆中にて休み(「水張りは苦手、へた、できない」と伝言あり)。
美學校の今年の生徒二人に手伝いに来てもらう。この二人ががんばったこともあり、思ったより早く12枚のパネルが
ケント紙を水張りされた。つなげてみると、やはり結構大きい。いったいどんな絵が共同製作されるのか?
 終わって泉くんは「タバコを吸いに行く」と出ていったままいつまでたっても帰ってこない 。
どこに行ったのかと思ったら、展覧会事務局の人とマイルス・デイヴィス話に延々のめり込んでいた。やれやれ。
 泉くんはもう自分の作品2点、ほぼ完成していると聞きあせる。安斉さんは100号1枚?
 手伝いの二人に夕飯をご馳走し、急いで帰って絵の制作。と、思いきや
昨日自分で描く2ページマンガの締め切りで1時間しか寝ていないせいで猛烈な睡魔。 ソファで1時間爆睡。
 起きて今何時だ昼か夜かいつなんだどうしてここにいるんだっけ体験。ルイボスティで気付け。仕事。

2月21日(金) 一週間が飛ぶように過ぎる
 起きて寝る前に味噌ラーメン食べたことを大後悔。 わかってるのにやってしまった。。
 ようやく絵を描き始める。50号。ボクはどうしても油絵がいいので、乾くのに時間がかかるから心配。
速乾性メジウムを混ぜて描き始める。描き始めはいつもドキドキする。でも楽しい。
  油絵を描くときはいつもそうだけど、最初は楽しく、 その後だんだんやばくなってきて
「本当にできるのか?」といったん最悪の谷間に入り込みそうになり、 なんとか這い上がって、
そうすると非常に幸福な感じになってくる(ならないままの失敗もある)。未知への旅が始まった感じ。
 マラソンにも似ているかも。「ロード・オヴ・ザ・リング」にも似ているかも。似てないか。
 仕事場は久々に油絵の具の匂いに満たされている。それはそれでいい気持ち。ただ他の仕事をする気が
全然なくなるのは困ったもんである。
 
  左のまぶたはまだ時々ぴくぴくする。なんだろう。妖怪「まぶたたたき」だろうか。

2月20日(木) ハガキできる
ギリギリだよもう。自分で印刷所まで取りに行きその足でラプネットに届ける。それほど時間がない。
  そこでポスター、出力してもらう。やっぱりでかいものがプリントアウトされてくると嬉しい。
 前は大きいものは大きい版下を作っていたのに、パソコンの画面で見て作っては どうも実感がわかない。
 でも自分を追いつめるために持って帰ってさっそく仕事場に貼る。
 
  パルコの喫茶店で久しぶりに泉昌之でマンガを描く打ち合わせ。泉くんは50号の絵をかき上げたそうで、
もう一枚もキャンバスを買ってあるという。あせってうち合わせ終わった足で地下の画材店でキャンバス買う。
 
  夜は美學校。オリジナル掛け時計を作る。ボクも「時々時間が読みにくくなる時計」や「大当たりの時間帯がある時計」
「単位が困ったことになっている時計」など考える。生徒の「9時が大好きな時計」かわいかった。
 
帰ってルイボスティを飲んで仕事。帰りに近所の居酒屋に行ったら久しぶりに江口寿史さんに会った。
 なんか猛烈にインスタントの味噌ラーメンが食べたくなり、帰りにコンビニで買って超深夜に作って食べた。
きっと後悔する。わかってる。

2月19日(水) 左まぶたが
時々ぴくぴくする。鏡で見てると、なかなかしない。(何やッてんだ)
わずかのことだけど、すごく気になってイヤだ。
ありませんかそういうこと(誰に問いかけてんだ)。

2月18日(火) スペクタクル・ロック展
のポスターをデザインした。ハガキもやったんだけど、とにかくまだ素材が何もないので、
前回の絵を控えめに使い、名前と時間と場所だけわかるようにやったのだが、入稿してしまってから
妙にデザインぽかったなー、と少し反省。そのぶんポスターのほうはボクの「作品」みたいにしてしまおう
と思い、4人の集合写真を元に、シルクスクリーンぽいポスターにしてみた。B全という大きさが嬉しい。

2月17日(月) 掃除
睡眠不足をかなぐり捨てるように午前中から仕事してたが、全然すすまなくて
「寝てればよかった」と思った。
そのうちなんだか頭がムシャクシャしてきて窓を開けて掃除を決心した。
床に重ねた様々なもの、壁に立てかけた様々なもの、苦労していったん横にのけて掃除機をかけた。
掃除機の吸い込みが悪いような気がして3年ぶりぐらいに中の紙袋を変えた。
袋の中のホコリを見てみたら、灰色で細かくて、なんか科学な感じがしてしばらく見たりちょっと
カタマリを崩してみたり、10分ぐらいいろいろやって、やっと捨てた。もう少し水をかけたり
顕微鏡で覗いたり「実験」したかった。
掃除は3時間ぐらいかかった。とりあえず終わったらへとへとになった。でもさすがに少しさっぱりした。
でもまだまだ片づいていない。ちゃんと整理するにはもう一つ本棚を入れないとダメかもしれない。
疲れは夜まで残ってしまった。久々に描く泉昌之のマンガの原作が全然出来ていない。他もいろいろ。

2月16日(日) 向島
の長命寺へ桜餅屋の取材。この店が元祖と言うことだ。雨。寒い。雪までちらついた。
桜餅は美味しかった。でっかい葉っぱが3枚。過剰。1枚は残すのが調度良いだろう。お茶も美味しい。
もっと向島を歩きたかった。晴れた午後に隅田川をながめてボーっとしていたら
少しは頭の中のバグがなくなるような気がする。でもバスがないので 雨の中を浅草まで歩いた。風が冷たい。
久しぶりに並木やぶで鴨なんそばを食べた。あったまる。この店も好きだ。 熱燗をやりたいところだった。

2月14日(金) 細かい仕事
がたくさんあって、どれからどう手をつけていいかわからない。あっちをやったりこっちをやったり
している。重要なことを忘れているような気がしてならない。実際、長い締め切りのものを
後回しに後回しにして逃げている自分がいる。絵も描かなければ油絵の具が乾かないし、そのためには
部屋を片づけないと。しかし、今日中に書かないと。描かないと。作らないと。まとめないと。しないと。

2月13日(木) 忘れ物
もともと忘れ物の多い方なのだが、この半月ぐらい、ヒドイ。
カバンを持ってこない。マフラーを忘れた。カメラを置いてきた。フォルムを買わないで取材に出た。
買おうと思ったら財布がない。財布の中に金がない。打ち合わせにいって肝心のアイデアラフを持ってこない。
コンビニのコピー機の中に歌詞カードを忘れた(これはモダンヒップの場合、バカな歌詞なので猛烈に恥ずかしい)。
借りたビデオを自宅に置き忘れて出てきた。しかも期限が今日まで。
傘を忘れた。手帳を別の鞄に入れたまま出てきた。中身のないCDケースを人に返した。これもよくやる。
リハーサルに行くのに、あんなに探した古いバッキングのMDを机の上に忘れた。と思って自転車で帰ってみたら
無くてなんとなぜか手帳の後ろに挟んであった。WAKA、いつも申し訳ない。
ちょっと部屋がめちゃめちゃすぎる。考えると頭がおかしくなりそうだ。豚小屋人間1号。

2月12日(水) クリック小僧
WEBマガジン「ポプラビーチ」に連載の「週間妖怪採集クリック小僧」が2週止まっていて
(雑誌ならオトシてる)その分を数週間分、描いて書く。「書いて描く」じゃなくて、描いてから書く。
その見えない妖怪の「感じ」を 絵に出来たら「とらえた!となるわけです」という水木しげる大先生の
お言葉に忠実に守っておるのです。簡単そうで結構苦労してるんですよ。見てもらってるかな・・・。

2月10日(月) あ、今日は
QBB弟の誕生日だ。40歳か?
弟の誕生日は建国記念日の前日なので、子供の頃から
「誕生日の翌日がいつもお休みなんていいなあ」と 思っていた。
小学校の頃から日曜日より、翌日休みの土曜日のほうが好きだった。
 今の子は週休二日だからまた違うんだろうな。

2月9日(日) よく寝た
さすがに疲れ果てて8時間ぐらいぐっすり寝た。風邪の種から芽が出た形跡無し。種は消えたようだった。
新しく始めるマンガのための資料写真を撮りに自転車で出かけ、走り回って撮りまくる。

2月8日(土) モダンヒップLIVE
気がついたら週間前でした。これ書いてる今は2月15日。
来てくれた皆さんありがとう。
地元のライヴハウスなので、リハーサルが終わるとうちに帰ってくつろいで来る者、近所のスポーツジムに
風呂だけ入りに行って来て本番に望む者、ボクのように仕事場に戻ってちょっと原稿直してメールしてくる者もいる。
この場所では3回目とあってだいぶ慣れてきた。なかなか充実していたような気がする。
お客さんの感想で笑ったのが
「モダンヒップって背の高い人が多いという印象です」
だって。舞台の人は大きく見えるというが、この場合相対的な見え方の問題だろう。
後半の途中で、ほんのわずかに頭痛がして(これって風邪の種?)と思った。

2月7日(金) 明日はライヴ!
明日は吉祥寺manda-la2でライヴです。みんなで来てね。本持ってきたらサインぐらいします喜んで。
詳しくはインフォメーションを。

えーと、ボクのオリジナルグッズの通販のQQgoodsは一応閉めさせていただきました。
全国から本当にたくさんのご利用ありがとうございます。また別の形態で復活するかもしれません。
それで、変わりと言ってはなんですが、以前からもう一つ持っているサイト「RAFFRESIANmq」を
もう少し充実させていく予定です。
つきましては記念プレゼントを始めてます。「ピーピーボンボン・ウォッチ」です。かわいいですよ。
ぜひRAFFLESIANmqを覗いてみてくださいね。よろちく。ぷちくー。

2月4日(火) キットカット夕張メロン味
カキコミでお見かけした人も多いであろう北海道のabeさんにいただいた北海道限定の
キットカット、すごく美味しい。お菓子なんてほとんど食べないボクだけど、これはウレシイ味。
ありがとうございます。机に置いておいて1日1本ぐらい食べる。たまに2本。

2月2日(日)モダンヒップ リハーサル
アコースティックセットの「大食堂」という曲のアキラのベースが超カッコイイ。
今回やらないはずだった曲を生ギターでちょっとやったらカッコイイのでやっぱりやることにしたり
「モーレツになんとかいう古い曲)、ホーンの低い声のコーラス入れたらバカさに ぐっと深みがでたり、
いつも通り、充実した練習ながら笑いが絶えない。
 今週土曜日のライヴは、「インフォメーション」を見てぜひ見に来て下さいまし。絶対面 白いよ。
 
  それはイイとして、リハーサルが終わり、帰り際スタジオの下でなんと盗まれた自転車発見!
(見つけたのがボクじゃなくて車で来たwakaというのがwakaらしい。よく見てるなぁ)。
 
カギが開いた状態で自転車置き場に置いてある。しかも来たときは無かった!
 と言うことは、今スタジオを使っている人間に犯人がいるのである。
 と言うことは、ここでずっと待っていれば、オレの自転車を盗んだ男がわかるのだ。
 そう思ったら急に恐くなってしまった。そんな場面に遭遇したくない気持ち。
 スタジオはボクの仕事場から数百メートル離れている。
 かなりどうしようか迷ったが、「とりあえず」とそのまま自転車に乗って帰ってきた。
 警察に一応連絡したが、そういうことはメンドウクサイので言わなかった。言えば警官が
来てくれて現行犯で逮捕されるのだろうか。いったいどういう奴なんだろう?
 興味はあるが会いたくはないし、面倒もいやだ。でもなんかクヤシイ気持ちもある。
 顔の見えない犯人は、恐くて、気持ち悪くて、にくらしくて、すこし哀れだ。悪性の痔になってるはずだし。
 結局ボクのしたことは新しいカギを買うことだけだった。うー。
 しかしあらためて見たが、オレの自転車、かなりボロイ

2月1日(土) 東京健康ランド
の取材。風呂がいっぱいあって面白かった。上がってみたら全員ハワイみたいな黄色に赤と青の花柄のムームーみたいのを
して座敷にひしめき合い(オレも着ているのだが)、目がちかちかして編集者を見つけられない。
 変なオヤジやおばちゃんがいっぱいいておっかしい。たまの知久くんみたいな頭したオヤジとか。
 マッサージ器無料体験をやった。面白かったけど、機械はやっぱり飽きそう。
 ほかに足の裏揉みと、気功と、エステと、 なんか変なカプセルに入ってリラックスするインチキっぽいのがあって、
そのインチキっぽいのをやってみたかったが 時間がないのでできなかった。
 もう一回ひととおり風呂に入って映画(「メン・イン・ブラック2」)を見ながら寝たかったが、
寝たら起きあがれないような気もした ので帰る。帰りの電車は一駅ごとに起きたり寝たりガクガクしていた。

1月31日(金) 自転車
を盗まれた。吉祥寺の仕事場の駐輪場で。うー。ボロボロだけど気に入っていたのに。盗難届出す。
吉祥寺の中で乗り捨てられていることを祈る(違法駐車で持っていかれてそこで見つかるから)。
飲み屋の兄ちゃんが「ボクは吉祥寺に越してきてもう4回盗まれて自転車買うのやめましたよ」と
慰めてくれたがくやしい。
 乗っていった奴はボクの尻の形になった皮のサドルの呪いで悪性の痔になるであろう。

1月29日(水) 安斉肇・泉晴紀・みうらじゅん
と展覧会会場を視察、雑誌の取材受けるも、まだ内容が全然決まっていないので、話がまとまらない。
泉晴紀は「え、なに?展覧会って15日からじゃないの?」と言っている。
みうらじゅんが安斉さんが締め切りなどがいつも遅れることをなじり
「この人、実はいい人じゃないから」というと、
インタビュアーであるライターの女性が安斉さんにまじめな声で、
邪悪なんですか」
と言ったので 一瞬の沈黙の後、爆笑。「邪悪」まで言うか?ライター女子あせり、横の編集者に
「え、いいの反対は邪悪じゃおかしいですか?」と言っているので、
「『あんまりいい人じゃないんですか』ぐらいじゃないかぁ?」と言うと彼女も赤くなって笑い出した。
 あんまり使わないぞ邪悪。ライター女子の周りに邪悪な男でもいるのだろうか。
 さらに彼女はインタビュー後半、作品制作の様子を公開するかと言う話になったとき、みうらくんが
「それはしない。おかしな奴が来たりするといやだから」と言うと、彼女はメモ帳に目を落としながら
「 来そうですね」とまた真面目に言ったので、「そんなにそう見えるか」と爆笑。
インタビューはそそくさと終わった。
 その後渋谷のほうまで4人で歩いたが猛烈な寒さと風で顔面が痛い。居酒屋に入って展覧会のことをきめる。
当初の「巨大キャンバス」は「高いからやめよう」ということになった。絵の具代もすごくかかるし、と。
塗るだけで大変だし、と。後で持って帰っても邪魔だし、と。全くアーティストっぽくないのがオカシイ。
 結局12枚のパネルを組み合わせそこに全員でマジックで描きまくって真っ黒にする事になった。
「ペイント・イット・ブラックだね」と、またみうらくんがキーワードを出し、なんかその気になる。
 安斉さんに「マジック、と聞いたとたんにクスミくんの顔が曇った」と指摘された。
 別れて泉くんと二人で吉祥寺まで戻り、久しぶりで二人で飲んだ。泉くんと一緒に仕事していても
二人で酒を飲むと言うことは1年に1度あるかないかだ。
  泉昌之をそろそろやりたいけど、仕事の依頼がないんだよね〜。

1月26日(日)スペクタクルロック展2003
のポストカードのデザイン。3月1日から始まるのでもうギリギリだ。
急に決まったので、宣伝が全然出来ない。大丈夫か。人は来るのか。
 しかも全員1枚も新しい絵が出来ていないので素材がない。前回の写真を使うことにするが、それにしても
足りないので、泉晴紀が作ったロゴを手直しして使うことにする。トレスしたり、線引いたり。試行錯誤。
期間中の3月7日(金)に渋谷の某所でトーク&ライヴをやることも昨日正式決定した。
なにもかもがギリギリでスリリング。
縦3メートル横6メートルぐらいの巨大キャンバスに絵を4人で共同製作することだけは決まっているが、
いったいどんな絵が出来るのか今の時点では誰も想像がついていない。

1月25日(土)「新・中学生日記2」発売記念講義
 昼間はモダンヒップのリハーサル。
15年ぐらい前に作った「好きです、ウエイトレスさん」という幼稚な曲をやってみた。みんなの演奏能力が
作った当時より格段に上回っているので、意味が変わって「幼稚な大人」な感じが強調されてバカらしい。
 また今回はオレが心を込めて悲しみを歌とギターに託すマイナースローブルースがある。
しかし感情を込めれば込めるほどおかしみにじみ出てしまう。が、オレのギターはむせび泣く・・・。
 4時間やってギターを置きに帰って神保町へすっ飛んでいって サイン本をたくさん作ってスライドを構成した。
 そして美學校の教室で記念講義と称したオジハルスライド会。前巻の時はちょっととりとめが無くなったので
今回はイベントを作ってみた。ワインやビールの差し入れがあったので、それをあけて和んでから
スライド。1時間半ぐらいやって、大ウケだったので良かった。が、考えてみたらほとんど
弟は話していなくて、その後飲んでいるときに何となくみんなと話してもらった感じ。
兄貴出しゃばり過ぎか。でも本は面白いです。買ってね!
(読んだら感想くれると我ら兄弟はすごくすごくウレシイ、掲示板でも、メールでも)
 
1月23日(木) 「東京遺産」ロケ
久しぶりのBSテレビの収録。北千住にタキモトさんと渡辺佑と行く。
朝起きたら雪で驚いた。ガンガン降っている。ものすごく寒い。
タキモトさんにあったら風邪を引いていて、鼻声。「治りかけなんだけど、だから床屋に行けなくて」と
髪がぼさぼさ、ヒゲがぼうぼう伸びていた。局の人と タスクを待っていたら、タキモトさん鼻水がでてきた
が気付いてないので「タキモトさん、ハナ出てます」というと、人ごとのように
「ああ、鼻水問題か」
と言い、ハンカチを出して拭っていた。とにかく寒い。こんなに寒いロケは初めてかもしれない。
4カ所回って体が冷え切った。ただ、中華そば屋でフレンチのコースを食べたのは美味しかった。
あのビーフシチューがなかったら風邪を引いていたかもしれない、と思う。
タキモトさんは寒がってはいたが、撮影が進むほど元気になって顔色が良くなり、ハナも止まっていた。
ずっと寒くてうちの中で布団に潜っているといってたので、適度な運動が良かったんじゃないかな。

 夜はそのまま美學校。
 今夜は「真似」の話をしあった。誰しも真似して、恥ずかしかったことや後ろめたかったこと、
真似されて腹が立ったこと、うれしかったことなど、心に残るような体験があるモノだ。そういうのを
話し合ったり、ボクの経験や、仕事上の真似体験を話した(物まねの真似じゃないです)。
 真似と剽窃とぱくりとパロディの話は誰にでも理解できて、なおかつものすごく難しい境界がある。
「本物そっくり」というのは、いいのか悪いのか。なんで人間は真似するのか?
以前 「モナリザ100の微笑展」と言うのがあり、古今東西のモナリザをモチーフにした絵画が
並んでいたが、断然面白かったのは、モナリザの描かれた当時に描かれた、細密な模写 だった。これが
20点ぐらい並んだ部屋が一番面白かった。だって誰が見たってヘタなんだもん。
当時の相当技術を持った画家が真剣に挑戦して、描けないあの「微笑」を見たとき、笑いながら初めて
「謎の微笑」というものの、本当の謎に近づいたような気がした。
 美學校のボクの教室(?)では、こういう話をしたり、資料を見たり、絵を描いたり粘土をいじったり、
音楽を聴いたりビデオやスライドを見たりします。 あくまで「マンガ家」としてもボクのスタンスでなんでも
考えたり体験していくので「久住のマンガ的視聴覚室」と言います。授業と称して
ボクの仕事を手伝わされたりもします。たぶん3月にみうらじゅん、安斉肇なんかと展覧会をやるときも、
かりだされて4人が巨大キャンバスに 向かうアシスタントをさせられるでしょう。
  なお美學校では、5月生を募集しているようなので 興味のある人は事務局まで。ホームページもある。

1月22日(水) オジハル
の最新工夫作品の写真を撮りに実家へ。
オジハルは最近デジタル辞書を人からもらったようだが、それが箱に入れて壁に貼り付けてある。
「なんだ、これ字が大きくて便利なんだよ」というと「うん・・・」と興味なさそう。
取って取り出してスイッチを入れたが電源が入らない。おかしいな、と裏返すと、電池の入っているふたから
赤い糸がはみ出ている。ふたを開けると、電池の下に絶縁帯らしい紙が挟んであり、そこに赤い紐がつながっている。
「なにこれ?」というと「使わないとき電池がさ・・・」。
無くならないって!そんな辞書引くときイチイチこれを外したりしてたら日が暮れちまうよ。もー。
使う気、全然なし!何考えているんだ。

夜は銀座のリクルートのギャラリーで羽良多平吉さんのグラフィック展を見る。目を見張る美しさ。
マイナーな劇団のチラシからガロの表紙、広告や装丁など、どんな仕事も手を抜かず全く同じレベルの作品に
仕上げている仕事ぶりに激しく刺激される。一緒に仕事をさせてもらったことにも今更感謝するが、こうして
過去のたくさんの仕事を並べてみると一貫した美意識とたゆまぬ努力と進歩に頭が下がる。
グラデーションと色彩の魔法は、発光しているように美しい。タイポグラフィーの繊細な構成も!!!

1月21日(火) 池袋大勝軒(吉祥寺)
お昼に郵便局のところを通ったら近所に出来たラーメン屋の池袋大勝軒のビラまきをしていて
「今なら空いてまーす」と言っていたのでお腹も空いていたし100円割引券を持って直行した。
こないだ飲み屋で偶然会った江口寿史さんが「めん小盛りっていうのがあるよ」と教えてくれたので
空いているときに食べてみようと思っていた。
 本当にすぐ座れて、気がつくと後ろに人が並んでいた。ラーメンの麺小盛りは値段が普通 盛りと同じ600円だった。
そして「吉祥寺オリジナル」と書いてあった。あくまで「麺の多いのがうちの普通でありサービスでもあるので、
麺小盛りは特例。だから 値段は一緒ね。」という姿勢が感じられる。それは全然かまわない。
 隣の若者がたのんだ「大盛りつけ麺」の量にはちょっとたまげた。丼一杯、全部が麺。食べられるのか心配になった。
反対隣の人は60歳ぐらいの男性で普通のラーメンを頼んでいた。
 メン小盛りは、本当に麺が 少なかった。普通のラーメン屋より少ないかもしれない。だけど具が普通 と同じだった。
それはその麺の量に対し多すぎる感じがした。チャーシュウが2種類2枚、なんか青菜、シナチク、ナルト、ネギ、
そして焼き海苔が4枚ぐらい。海苔は嫌いじゃないけど、こんなにいらない。最近多い店が多くて、邪魔。
 スープはしょうゆ味のこってりで、太い麺につるつる合う。この味がやみつきになる人が多いのがわかる。
 スープにコロイドっぽい感じがするタイプのラーメンだ。美味しかった。けど一回じゃわからないな。
 隣の普通ラーメンの人は僕が帰る時点でまだとても半分まで食べていなかった。あれは多いな。
 小盛りと普通の間ぐらいがいいんだけど、それはプライドで作らないんだろうな。
 店を出たら20人ぐらい客が並んでいたので、ラッキーだったと思った。 今度はつけ麺を食べてみようかな。
並ばないでいい時。

1月20日(月)「2001年宇宙の旅」
のDVDが1500円で売っていたので思わず買った。
この映画を初めてみたのはテレビの日曜映画劇場で、たぶん高校生か中学生の時だ 。
実家で弟と見て(オヤジもいたかもしれないけど存在感ゼロ)、「おもしれー!」といって
オレはいろんな場面を真似した。
  類人猿がモノリスに恐る恐る近づいてそーっと触ってぱっと離して飛び退くところとか。
居間で、柱やタンスをモノリスに見立ててやった。コタツの周りで「キー!」とか言って。
 もちろん吹き替えだったので、ラストでコンピューターのHALが「やめて」「こわいよ」「や・め・・て・・・」
とか音声で話すのとか、真似した真似した。
 そういう弟しか知らないバカな物まねとか、そういえばものすごくやっていたのを思い出した。
「マーフィーの戦い」もいい映画だったなぁ。「も〜〜〜少しだったのに!」知ってる人いないだろうなぁ。

1月19日(日) MY CITY新宿
の8階の喫茶店で打ち合わせをしようと思って、行ったら、もうまるっきり全面 改装で別世界になっていて、
戸惑う。同じように戸惑っている人がうようよいた。喫茶店はなくなっていてそこに暗い空間がずーんと
ひろがり、真ん中に大きな暗い真っ青な照明がボーンと立っている。なにそれ。
 ここにもとあった喫茶店はわかりやすい上にテーブルも結構広く、打ち合わせにもってこいなので、
よく見るとテーブルの上に原稿やコピーや企画書を広げている人ばっかりだった。
 実際いろんな知り合いとも会った。マンガ家とか作家、編集者・・・。
 1度ぐらいちらっと面識があるけど、話してはいない、という関係の人と 会うと、挨拶すべきかどうか悩んで困る。
  関根勤さんなんか、そうだった。向こうもそんな感じなのがわかる。テーブルが近いと居心地が悪い。
 それにしても、変わってしまって、宴会場と、イタリアンみたいなレストランと、気取った居酒屋と、小さなバーしかない。

1月18日(土) リハ
2月8日のモダンヒップのライヴのためのリハ。去年の10月以来久々だ。前回はホーンがひとりだったけれど
今回は二人。前回初めて演奏した「昔ヒッピーのちラスタ(今とりあえず無農薬沖縄移住考え中)」 がいい感じに
なってきた。初めてやるツツミ氏は、
「いいなあ、この曲。こういうヤツ、国分寺あたりにいっぱいいますよ。ボクの知り合いは石垣島行っちゃいました」
と言っていた。
ボクの知り合いのこの手の友人は、夏の終わりにふらっとインドに行ったまま、まだ帰ってこない。
(忘年会までには帰る、と言っていたが・・・)。

夜はポスターハリスカンパニーのさすがわささめさんと、美學校で対談。
演劇のポスターのコレクションは日本一。海外でのポスター展も多い。天井桟敷や寺山ワールドの話も面 白かったが
20歳頃、ひょんなことから劇団のポスターを町に貼ることを代行するという仕事を始めて、
それを株式会社にまでしてしまった経緯が 本などで読むより実際本人の口から聞くのが数段面 白い。
人柄もユニークで面白いんだけれど。
アッという間の2時間だった。

1月17日(金) 「新・中学生日記」見本本できる
いつになっても、この瞬間はワクワクする。弟が来て仕事場でもらう。面白いっすよ。「1」より濃い。
このホームページの「ヘボヘボ掲示板」からの投稿がちょっと多いかな、と思ったけど、本になってみると
そんなに気にならない。というか、おっかしいのがたくさんある。「1」で落としたものをこちらに載せたり。
今回は女子ががんばってて、男子が徹底的に幼稚ですね。
来週25日土曜日でQBB記念講義(爆笑オジハル新作)&発売記念サイン会、美學校に集まれ!

1月16日(木) ゼリー
できました。昨日は一度も冷蔵庫を開けなくて。今日、朝恐る恐る出してみると、固まっていました。
ちょっとゆるいけど、大丈夫。ゼリーと呼べる一品だった。いや、もちろんゼリーよりはしっかりしている。
よかった。でも注意しよう。ちうい。
 最近の風邪はお腹にくるというので、風邪だったらヤダと思っていたが違ったみたいだ。
 昨日の夜中はものすごく寒かった。寒くて自転車に乗らず歩いて仕事場に来たのだが、夜中は
まるで冷蔵庫の中を歩いているようだった。
 寝るときはまたこのところずっと志ん生のカセットを聴いている。枕が終わったあたりで
もう寝てしまうので最後までお話が聞けない。でもすっごく気持ちよく眠りに入れる。
 小さなプレイヤーの小さなスピーカーで 聞くのがコツで、翌日カセットを裏返して聴き始める。
  両面とも全然最後まで聴けない。これを毎晩繰り返している。一本のカセットがずーっと持つ。
 ものすごくむなしいことを繰り返しているようだが、これがものすごく幸せなのだ。
 寒い道を帰りながら 布団に入って志ん生を聞くことを考えるとすごくワクワクする。
 でもあっという間に寝てしまう。へんなの。でもしゃーわせ。


1月15日(水) 夕べは
大変でした。起きるとトイレ。ほとんど水。こんなに飲んでいないぞ、と言うぐらい。水はそっちから出るべきじゃあ
ないだろう、という感じに、シャーッと。脱水症状になるかと思って、水分をそろりと補給した。
 前に知人に聞いたておかしかったのは、その人が女性二人でどこか外国旅行したとき、もうひとりがお腹を壊して、
ホテルで夜中にトイレに何度も何度も何度も起きて、しまいにゃ小さな泣き声で、
「 もー、パンツはいてるヒマがないっ」
と言うのを聞き、思わず暗闇で笑ったという話。わかる。
 今朝までずっとそうだった。朝はお粥を食べて仕事場に来て、恐くて何も食べず、トイレにも行かず。
 なんか冷蔵庫の中のゼリーが固まるのを待っているみたい。失敗して固まらなかったらイヤだなあ。
 腹巻きして仕事してるけど、何となく大丈夫そうな感じになってきた。
 打ち合わせのあと、夕方ハチミツトーストとコーヒー。1時間たったけど、ヤバイ気配全くなし。固まってろよ。

1月14日(火) 今週土曜日に美學校で60年代演劇ポスターの話
の公開講座をすることになりました。今年一回目のクラブ美學校です。
ゲストは ポスターハリスカンパニーのさすがわささめさん。
60年代の派手でいかれててキッチでパワフルなポスターをスライドで紹介したり、
没後20年の寺山修司の世界について紹介してもらおうと思っています。
今年は寺山映画も何本か公開されそうでその予告編ビデオも見れる。おもしろいですよ〜。
急な話なのですが誰でも受講できます。詳しくはインフォメーションを見てください。
ボクの昔作った演劇のチラシなどもお見せしたいと思います。

下痢が続いていてお腹に力が入らず、腹巻きなどして仕事、根性が出ない・・・。とほほほ。

1月13日(月) 腹痛
昨晩久しぶりにバーボンのロックを何杯も飲んだせいか、それとも朝起きがけに水を2杯立て続けに飲んだからか
ゲリをして、その後鈍い腹痛が続く。もともと胃は強い方で、胃潰瘍みたいなものにはなったことがなく、
「お腹が痛い」という症状もあまり経験がないので、気分が悪い。夜になって良くなったところで
 みうらじゅん、安斉肇、泉晴紀と久しぶりに会って飲む。「スペクタクルロック」の4人だ。
 今度3月に3年ぶりに原宿ラフォーレのラプネットで「スペクタクルロック」展を開くのである。
 そのい最初の打ち合わせ。みうらくんの事務所に行ったら、新しいショーケースがズラリと並んで
さまざまなコレクションがそこに収められ今までの混沌がとりあえず整理されながめは壮観。面 白くいて
ついつい見入ってしまう。今年の正月にがんばってやったそうだ。でもすでにほとんど一杯。これからどうする。
 3月15日から開かれる展覧会では、4人で巨大キャンバスを共作する。
 またそれに伴ってライヴイベントもやることに決めた。4人が本当にロックするところを見せることにする。
 みうらくんが酔って「今日はオレはヒールだから!」とキビシイ意見を連発、安斉さんも真面 目な意見を
たくさん言って 面白かった。泉くんは比較的大人しく、安斉さんとみうらくんが話しているとき、
「今度のマンガは怪獣モノにしないか?」と全然関係ないアイデアを出してきたりで面 白かった。
 胃がまだ少し痛かったので 注意深く飲んだがやっぱり最後のほうは座ったままウトウトしてしまい
(でも安斉さんのほうが最初に寝た)起きたらちょっとお腹がむかついて、貧血っぽい感じがしたので、
悪かったしもっといたかったが、ひとりで先にタクシーで帰った。

1月12日(日) 大勝軒
東池袋の有名なラーメン屋 「大勝軒」が仕事場のすぐ近所にできた。食べてみたいけど客がたくさん並んでいるのと
麺がすごく多い、という話に怖じけづいて行けない。
 量が多い、というのは本当に苦手で、苦手というか嫌い。
「ジャンボ餃子」「ジャンボシュウマイ」「ジャンボコロッケ」「ジャンボ焼きおにぎり」聞いただけでうんざりする。
  ネタがデカイ寿司も大嫌い。 ご飯が多い寿司も嫌い。

1月10日(金) レーダー作戦ゲーム
って面白かったなぁ、と思っていたとき、たまたま友人の家にあってやったら懐かしくて面 白かった。
 のくも欲しいなあ、と思ってネットで検索したら絶品でYahooオークションで15.000円だった。
「箱入り美品」は20.000円だって。そんな大袈裟なモノかよ〜と思った。
 同じゲームがインターネットのJAVAゲームになっているのを知ってちょっとやった。むなしかった。  

1月8日(水) 上野原
 いとこのご主人の告別式に弟と出席する。だけどボクにとっては「オジサン」というイメージの人だったので
49歳という年齢を知って自分に近いので驚く。ガンだった。告別式は
 山梨県上野原はボクら兄弟にとって、第2の故郷とも言える場所。母の郷里で、東京からも割合近かったので
子供の頃は冬休み、春休み、夏休み、必ず長く滞在した。
 山があって川があって田圃があって、祖父の家はお店だったので地下室や倉庫があって、遊ぶには事欠かない
絶好の場所だった。おじいちゃんが死んでから行かなくなってしまったが。
 告別式が終わり、弟とメモリアルプラザから25分ほど歩いて帰ってきた。田圃はすっかりなくなり家が建ち、道は舗装され、
河原も護岸整備でなんだか味気ない風景になっていた。それはしかたない。でもいろんなところに
思い出のかけらが残っていて、そういう風景の破片に記憶が蘇りドキドキした。
 小学校の時ローラースケートが流行り、ローラースケート場ができた。コンクリートの粗末なモノだった。
 夏休みに行ったら誰もいなくてたったひとりで何十周も回ったことがあったっけ。
 
前も書いたけどこういうところに出ると44歳になったのに「まあちゃん」と呼ばれるのが恥ずかしい。

1月6日(月) 河野哲郎と
「One fine day」
(ブルース・インターアクション)を共作した河野哲郎と久しぶりに会う。
すっごい久しぶり。待ち合わせた代々木上原のカフェには河野君の壁画がでかでかとあってカッコイイ。
 僕も久しぶりにあうのにお土産がないと、と思い、依頼もないのに新作のマンガ16ページを作って持っていく。
 河野君は今年はもっと違うことをボクとやろうと思っていたようだが、コンテを見せると
「こういうの見ちゃうと これをそのままマンガにしても絶対いいなあって、思っちゃうんだよなあ」
という。迷わせちゃったかな。でも遅くまで飲んで楽しかった。
 原作はBob Dylanの「LOVE SICK」を題材にした、恋愛に翻弄される初老のジャズピアニストの話。 

1月5日(日)また寒い
久しぶりにカメラマンのタキモトさんに電話。年始の挨拶のようなもの。体調をやや崩しているので布団に入って
いることが多いとのことだが、いろいろ話した。正月は食べ物が無くなって困ったそうだ。外食が多いので
店が全部休み。コンビニにも食べ物が無くなり、「おにぎりなんかだけ食べてしのいでいた」そうだ。
 昔はそうだった。店がみんな正月休みになるので、暮れにはオフクロが食料を大量 に買い込んでいたっけ。
よく買い物を手伝わされた。自転車で家と駅前を往復したり。それで「お駄賃」もらっておもちゃや行って
帰りが遅くなってめちゃくちゃ怒られたり。
 当然コンビニもなかったし。ボクは雑誌をたくさん買ったな。それをコタツで読むのが楽しかった。
 今は雑誌はコンビニでいつ何時でも変える。でも合併号が多いので立ち読みの楽しみは半減しているが。
 
 しかし 1年に2回ぐらい、こういう生活が不自由する期間があったほうが、いろいろ考えるし、なにより
面白いからいいのに、と思う。1週間でイイから。
 そうだ、その時はテレビのチャンネルも3つぐらいになり、何もうつらない時間もあるの。
携帯電話も午前中しかつながらない、 とかなったらどうだろう。インターネットも夕方2時間しかつながらない。
 きっといろんな個人的な事件やピンチやドラマが生まれて結果的にすっごく面白いと思う。

1月4日(土) 晴れた
 
夕べはテレビでサイモンとガーファンクルの20年前のニューヨークのライヴを見た。当時も見た記憶がある。
 途中ステージに暴漢が入ってくるタイミングとかも憶えていた。ピアノのリチャード・ティーも今はいない。
 ステージのセットがよかった。当時、見ていて、アメリカ旅行に行った後だったこともあって、
ニューヨークの人達が持つ共通の孤独感みたいなのを画面から感じて、みんな淋しくて集まってきたんだな、
とジーンとした。そういう気分に「アメリカ」という曲はかなり、こたえる。
 でも今見ると、観客もS&Gも当時感じたより脳天気でパーティが好きななんも考えてないアメリカ人に見えた。どっちが本当だろう。
 
  今日着いた年賀状も多い。出してない人がおおく、こちらが出すのは明後日になりそう。松が明けっぞ。
 仕事場で年賀状の返事とか書きながら聴いたのはやっぱりボブ・ディラン。最近のしょぼくれた声のもイイ。

1月3日(金) 寒い
 朝から雪がぱらつく。寒すぎる。
 昨日の深夜、ひとりでNHKで「カーペンターズ」のスペシャルを見た。笑っちゃうほど「ダサイ」兄妹だが
音楽はよかった。でもルーツがよくわからない。いわゆるカッコイイ音楽と全然違う成立の仕方。
 カレンのドラムがうまくて見入ってしまった。4ビートなんかを軽くこなしていてしかも力強く、
そういえばそうだったなー、と思いだした。変な女。歌が異常に成熟した二十歳。何考えてるのかわかんない感じ。
 でも引き込まれるような不思議な声の質をしている。でも拒食症で亡くなった。何考えていたんだろう。
  兄貴も完全なアメリカの田舎者。ヘアスタイルから何から、演出したようだ。今も子供が4歳ぐらいから
10人ぐらいいて(そんなにいないか)、まあとにかく「子育てしながら気ままに音楽作り」の変なオヤジ。
 当時のライヴのバックのメンバーの垢抜けなさ、野暮ったさは白眉だった。リードギターなんてヒドイ。音も。
 しかしあの野暮ったさは、初期のオフ・コースにボクはダブる。あれもなんだったんだろう。
  ボクがカーペンターズで好きな曲は「Close to you」。イントロから声が入った瞬間にマジックが起こる。
 
1月2日(木) 年賀状
 やっと宛名を書いて出す。いつ着くかな。書き出すと楽しいので困る。
  小学校時代の親友を訪ねたら、暮れにはしごから落ちてかかとを複雑骨折していて驚く。痛々しく気の毒。
 ボクは彼と小学校の時「弱虫源太郎物語」という小説のようなモノを共同執筆した。
思えば、他人とコラボレーションで何か作った初めてのものだ。しかも、その主人公の「痛々しいおかしさ」
というのは今のQBBの「中学生日記」のササボンとかキンタとかと全く同じセンスだ。
 今度「アックス」誌で「カマタ先輩のお年玉」という短編を描くが、これもモロそういう話。
 どうしてオレってこういう「痛々しい」残酷な子供の話が得意なんだろう。
 オレが根本的にやなヤツなのか、痛々しい男なのか、どっちかだな。

1月1日(水) 実家
 実家で元旦。父(オジハル)上機嫌。
 こっそり調査にはいった2階のオジハルの部屋には、想像以上にいろんな工夫が増えている。
 このカーテンを、果たして滑車を使って寝たまま開け閉めする必要があるだろうか?というような改装が
随所に見られる。座ったまま何かを取ったり押したり回したりする、いわゆる「便利棒」が、部屋の3隅に
数本づつ立てかけられている。どう使っているのかいないのか。どうかしている。
 ベッドサイドにいたっては、まるで歯医者の診察椅子の横のサイドテーブルというの?あれみたいに
 自分で作った台に、いろんなモノが並べられ取り付けられ、もうとにかく大変なことになっている。
 あんま機関係がまずすごい。マスクの横の紐が輪ゴムになっているのが置いてあって、気持ち悪い。

 しかし朝起きたら20年ぶりぐらいに左目にモノモライのようなのができて不快だ。
鼻にも小さなニキビみたいなのができて顔を洗うとき不愉快に痛い。
実家の誰もいない部屋のコタツで寝たら、空気が乾いていたのか喉が痛くなり不快。
正月から顔中調子悪い。
耳は何ともない、と思ってふと隣の父の耳を見たら耳毛がモシャモシャ生えていて、なんだか絶望的になった。


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