後悔日記(ア〜ア、こんな事書かなきゃよかった)
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12月31日(火) あらら
いつの間にか日付が変わっていました。大晦日だ。もう全然そんな感じがしない。
皆さんとりあえずよいお年を。としか書くことがない。年賀状が・・・。
12月30日(月) 仕事場の片づけ
やり始めたら全然大変。年内に年賀状までたどり着きそうにない。
しかも下の方から面白いものが出てきたりすると、作業止まるし。
夕方吉祥寺の街で、白夜書房の末井昭さんに偶然会った。「写真4コマ漫画」の頃からお世話になっている。
3人でいて、今日は競輪の帰りだそうだ。末井さんはいつもニコニコと、大きな体の原寸大で
世間をひょうひょうと歩いている感じで、会うとどこか安心する。
12月28日(土)「Bob Dylan LIVE1975」
みうらじゅんに電話ですすめられて絶対聴きたいと思っていたディランのローリングサンダーレビューの
ライヴ盤、ようやく買った。すっげー、イイ。ディラン、何度目かの絶頂期。全曲素晴らしい歌!
最初ッからもうエンジン全開で、ディラン好きは久しぶりに心がカッと熱くなるアルバムだった。
「ナッシュビル・スカイライン」が無性に聴きたくなる。そしてその後でこのアルバムをもう一度聴きたい。
みうらくんともまたバンドやりたくなる。カーッと。
12月27日(金) 「ジャズ爺」
というマンガを描いて今日入れたのが一応最後の仕事。一応。夜中の12時半だった。
でも年明けすぐ渡し分原作とか、まだ残ってはいる。単行本の仕事はもう考えたくない、とは言っていられない。
それより部屋がめちゃくちゃだ。大掃除に至らない、もっとずっと以前の問題。
12月26日(木) 井の頭公園
の池には今ユリカモメがすごい増えた。あんな海にいるべき鳥がこんな内陸の池に群しているのに違和感。
去年ぐらいから増えてカモの餌を横取りしている。キンクロハジロやホシハジロなども毎年数に増減がある。
吉祥寺は店ができたり潰れたり激しいが、鳥の世界もなにやら大変そうだ。
12月25日(水)年末
って感じがなぜか今年は全然しないでここまで来てしまった。ものすごく忙しいわけでもないのに
いろんなことが全然終わらない。集中力も鈍っている。ついボーっと時間を過ごしてしまう。
朝日中学生ウイークリーで正月用マンガの原作を書いたが、去年の正月描いたのからもう1年たってるのか、
信じられない。以前にラジオに出ていた淡谷のり子が、若いアイドル歌手に、
「あんた、80になってごらんなさい、1時間なんて5秒よ」
といっていたのを聞いて笑ったが、案外本当にそうかもしれない。
12月?日 玲葉奈
あとからまとめて日記を書いているのでいつだか忘れてしまった、玲葉奈に招待されてライヴを見に行った。
スラヴクワトロ、少し遅れていったら満員ギッシリでなんだかすごくうれしかった。
バンドがまとまっていて歌にもツヤが出てきてよかったが、もっとバックにぐんぐん煽られた方が
彼女の良さは出てくるんじゃないかな。まだまだ伸びると思う。ほんとうにジャンルにこだわらずイイ歌を作って
好きな歌を歌おうという自然な態度は ずっと変わらないように思う。
ハーモニカを吹いた「500マイル」が心にしみたぜー。終わって速攻で帰って仕事。
12月23日(月) 手塚真の
「MOMENT」という8ミリ映画の大作がその昔あったが、それがいきなりDVDになっている。
内容はよくわかんないけど、まあ、8ミリフィルムでよくぞ撮った、というもので今さら感心する。
最近はデジタルビデオで撮る時代だから、作る方の甘いのが多いこと。こんなもんで満足してるのか?
もっと時間かけて工夫してみんなで知恵を絞って何度もやりなおして作り上げてみろ、という感じがしましたね、これ見たら。
まあ、それはいいとして、この音楽をやっているのがボクと「脳天観光(脳天記)」を共著した
加藤総夫だという事実は意外に知られていない。加藤のビッグバンドによるラストの音楽は当時絶賛されたらしい。
今はお手軽にシンセで打ち込みだからね。サンプリングしてしかも平気でパクってちょん、だもん。恥を知れ。
学生の映画、デジタル撮影デジタル編集の出きる今だからこそ、イイの作って欲しいし見たいなあと思う。
12月21日(土) 新大久保の
韓国料理店で少人数の忘年会。鳥鍋がすごくおいしい。キムチも。チヂミも。辛いのに甘い。
ヒーヒー言いながら飲むマッコリがまたおいしい。
12月20日(金) できた〜
「新・中学生日記2」カバーデザインも入稿。遅れてしまったがこれで1月末には出版できそう。
10年ぐらい前まではブックデザインの仕事もたくさんやっていたけど最近少ないのでちょっと淋しい。
自分の本をデザインするのはちょっとテレ臭い感じ。でもQBBなので調子づくのを忘れないようにする。
編集者が駅について電話をくれてから、本文最後のページに入れるイラストを2分で描く。
タイトル「平凡な自分」。これ、相当中途半端ないい味が出ていると思うんだけど。
なにか重要なことを忘れているような気がして心が落ち着かない(憶えているけどできてないことを除いて)。
そして仕事場が恐ろしいほどにぐしゃぐしゃで掃除と整理に3日はかかりそう。年末はそれしかない。
12月19日(木) 美學校今年最後
教室で忘年会のようなのをやる。自分が美學校赤瀬川教場にいた19歳の頃を思い出す。
当時の教頭(?)先生今泉氏、「なにかやってください!」とみんなに言われ小さな小さな声で
「は〜るの小川はさらさらゆ
くよ・・・」
と歌ったのとか。渋すぎて卒倒しそうにかわいかったなあ。
12月18日(水) シネマ下北沢
のイベント。マンガ家の古泉さんと「シンク」監督の村松正浩監督と監督の有馬さんと対談。
誰が見に来るのかなあと思っていたが、沢山のお客さんが入ってきてビックリ(失礼)。
なんだかダラダラとまったりと話してしまったがお客さん満足してくれたか不安だった。
不安だったので その後にやる弾き語りは久しぶりぶりにちょっと緊張した。
ほとんど知らない人だしオジサンも若い子も多いし。 ひいたら困る。いや〜。
でいつもはバンドでやっている「ボーフラ」を思い切ってハーモニカとギターの弾き語りでやった。
終わったら沢山拍手もらってホッとしたが、じゃあバカな曲をもう1,2曲、というところで
時間がないのでお終い。ホッとしたような力が抜けたような。真面目で終わっちゃったオレ。いいのか?
お客さんが「2001年テレクラの旅」を見ている間、外の喫茶コーナーでマンガコンテを3P必死で作る。
また、下北沢の「風呂敷」という面白いスペースで来年ボクのグッズを売ったりする打ち合わせをする。
ゲリラ的にマンガコンテ原画とか、なんか変なグッズ作って売るつもり。お楽しみに。
12月17日(火) ADSL
こんな バタバタしてるときにADSLに回線を変える。めんどくさー。
配線を直すのってこの世で一番嫌いなことのひとつ。 FAXが使えなくなってしまった。どうしよう。
でもそんなのやってる時間がないのでちょっと放っておくことに。
電話機をアナログ回線に変えねばならないのだが、 そのスイッチが電話機にないので電話機のマニュアルを探す。
それを変えないと電話がかけられない。ケータイも持っていないので、不安。
と思っていたら人から電話がかかってくる。かけることができないのに受けることはできるようだ。わからん。
ようやくマニュアルを見つけたら、ややこしいやりかたでアナログ回線なおさなければならず、
マニュアルがなければ絶対わからなかった。 こんな大切な機能、電話機はにスイッチで付けてくれ(自宅の電話にはある)。
しかもマニュアルからそのページを見つけるのがまた一苦労。最初に書いて置いて欲しいのに最後のほうにある。
接続の設定がわからなくて、プロバイダーに電話したいのだが、その電話が使えないのだ。
ようやく電話がつながり、まずNTTのサービスセンターにかけて設定がうまくいかないことを話すと
すっごく感じ悪くて「プロバイダーに聞かなければわかりませんね」というのでそうそうに切り
プロバイダーに電話。そしたらすっごく感じ良くて、接続はすぐにできた。HI-HO、エライ。NTT、むかつく。
さすがにADSL速い。画像検索がポンポン行くのはウレシイ。これでイラストなどをデータで送るのも
ずいぶん時間が短縮されるだろう。でもこれがアタリマエになってしまうんだな、これからは。
きっと新しいストレスが生まれるのだろう。喜んでばかりはいられない。
世の中の便利とストレスはつねに同量。 ひとつ便利になるとひとつストレスが増える。
12月16日(月) 水曜日、下北沢シネマ
でマンガ家の古泉智浩さんと対談するので、その日にやる映画をビデオで見た。
1本は「シンク」というぴあフィルムフェスティバルで賞を取った映画。興味深く見たけど90分は長かったな。
もう1本はAVで、「2001年テレクラの旅」。監督のカンパニー松尾さんはAV監督では有名な
人と言うことだが初めてみた。こちらのほうがやはり面白かったけど、やっぱり長かった。
どちらもテーマや撮影は面白いと思うけれど、もう少し短くして密度を高めたらもっとノリが
出るのに。なんて、シロート考え。テレクラって、ああなんですか?2ショットというのも
自分はケータイを持っていないのでちょっと驚いちゃった。ダメッすね。
2本は「青春VS映画」というテーマで上映される(もう一本短い映画もかかる)。
その2本の間に対談が入る。それは9時頃かな。なんか歌も歌って下さいと言うことで、ちょっと練習するが
病み上がりで喉がイマイチまだ調子が出ないかな・・・。1曲ぐらい、なんか。
でも古泉さんとの対談は楽しみ。高校生のナサケナイ青春を描かせたら本当にウマイですからね。
終わってからどこかで打ち上げをやるらしく、お客さんも交えて毎晩盛り上がったりしてるらしいのも楽しみかな。
興味のある人は遊びに来てください。
あと、トップページから「ポプラビーチ」のホームページに飛べるようにしました。ポプラ社のHP。
ボクの「週刊妖怪採集・クリック小僧」があります。でもそのほかのコンテンツも
面白いですよ。
12月15日(日)「キッチョメン!石神井先生」
という泉昌之で書いたマンガがある。前に泉晴紀と近所の居酒屋「闇太郎」に行った時、店主に
「あんたたち、どんなマンガ描いているの?」と言われたので、手近にあった「キッチョメン」を
持っていった。
今日、闇太郎は日曜日で休みだったんだけど、仕事が終わったあと飲みたくなって別
の店に
行こうとしたら、闇太郎の提灯がついている。吸い寄せられて入ったら、年末なので日曜も営業という。
それで「こないだもらったマンガ、キッチョメン、ウチの娘が知ってたよ、読んだことあるって」と
言われた。ご主人の娘さんは今二十歳ぐらいなのだが、なんと小学生の時リアルタイムで
「小学4年生」に連載していたキッチョメンを読んでいたらしい。驚いてしまった。偶然。
ああいうところに描いたものは、一般の人はまず読むことはない。それを読んでいた人が今二十歳の
女性になっているんですからね。悪いことはできないと言うか、手抜きはできませんね。
闇太郎のオヤジさんも「あの泉いう人もウマイじゃない。ここで酔ってるときは大丈夫かと思っとったけど。
彼に言っておいて。いいよって。あんた達、イイコンビだよ、大人が読んでも面白いよ」と言ってくれた。
やっぱりうれしかったですね。 描いてるときは一生懸命描いたけど、最初に単行本にした時(テントウ虫コミック)
売れなくて、 2巻が出してもらえなかったりして、へこんだので。
今もなかなか書店にはないけど、2巻分の厚い本になって再発されて売ってます。
見たことない人はここでも買えます(amazon)。←ブックレビューが面
白かった。だれでも
レビュー書けるようですね。なんかボクの本でオモシロイの買ったらレビューに書いて下さいね。
12月14日(土)「新・中学生日記」
結局ずいぶん直したり差し替えて、ようやく僕の分の直しが終わり、あとは弟の苦しむ番だ。
「へぼへぼ掲示板」からもたくさん転載させてもらった。本当に面白いし、助かっている。
まとめて読んでいて笑うばかりでなく切なくなる感じのもあって、よいです。皆さんのおかげです。
年賀状も全然書いていないし、考えてもいない。年末が迫ってきたのに。
12月13日(金) 締め切りの遠い仕事
をするのって、本当に精神力がいる。自分は怠け者だなぁ、とつくづく思って、やる気はあるのに
なかなか仕事が進まないまま時間だけがどんどん過ぎていくことにちょっとめいる。
それなのに、最近出た「刑務所の前」花輪和一、「水木しげる80の秘密」、「釣れんボーイ」いましろたかし、
なんて読んでしまって、仕事がますますはかどらない。みんなとても面白い。
また、すっかりご無沙汰沿いてる友人のマンガ家とり・みきさんからは「遠くへいきたい4」が届いた。
しみじみ味わって読み、ちゃんと大人のマンガ家に なっているなあ、って思った(と言ったら本人がいやがりそうだけど)。
自分のスタイルとテンポが確立されていて、でも押しつけがましくない。台詞がないので外国でも売れそうだ。もう売れてるか。
12月11日(水) ソファ寝
仕事場の小さなソファで「小寝」をかますことは多い。大抵眠くてたまらなくなった限界でパッと
横になるので1分ぐらいで眠れ、15分から最大45分でパチッと目が覚め、頭がすっきりして仕事再開できる。
ところが今日は珍しく朝8時に仕事場に来て、少しして眠くてしかたなくなり(昨日4時間ぐらいしか寝てない)、
いきなり1時間寝てしまい、起きたが起きあがる気にならず、また寝て1時間、起きて水を飲んでトイレに行って
また寝て、とうとう顔写真を撮り約束をしていたカメラマンにピンポーンとやられるまで、
(宅急便だと思って「うるせーな午前中からくるなよ」と思って不機嫌に対応)寝てしまった。
正午だった。こんなの初めてかも。でも寝むいとき寝て誰にも文句言われないのは自由業の一番いいところ。
長くひいていた風邪が抜ける最後のところなのかな、と思って有り難く寝させていただいた。
来週の水曜日18日、下北沢シネキタでマンガ家の古泉智浩さんと対談する。なんかちょっと弾き語りとか
して欲しいとのことだが、泉昌之のビデオ「夜行」と「ロボット」(主演:田口トモロヲ)を見せようかと思う。
12月10日(火) ハリーポッター 秘密の部屋
脇役の赤毛の男の子・ロンの顔というか表情がサイコーね。QBBのマンガに出てきたい。
段ぶるドア校長役の役者が亡くなったそうだが、すぐに「ロード・オブ・リングス」のガンダルフ役の人に
オファーがきた、という話はあまりにも安易すぎてオカシイ。4コマ漫画のネタだよ、それ。
「新・中学生日記2」の掲示板の編集に手間取る。前回残念ながら割愛した分から敗者復活もありか。
今日書き込まれたものも入れたくなる。最後の最後までここは粘る。今回も女子のカキコミが多く、面
白い。
けど爆笑の自爆ネタが少し弱い。自分の話入れるか?
マンガではWAHAHA本舗のパンフに描いた6Pも収録。
年末進行で細かい仕事が多いのに「描き直し」とかあって頭がぐるぐる。
12月9日(月) 雪
起きたら雪が積もっている。ウチの前の森がものすごくキレイ。
子供の頃、朝起きて雪が降っていると嬉しかったが、父オジハルを起こしに行って「雪だよ」というと
「えーーーー」と目をつぶったままものすごく嫌そうな声で嫌そうな顔をした。車で通
勤していたからか。
オジハルは新潟出身だが、寒いのは大の苦手だった。今も。すきま風を異常にいやがり、子供が襖をちょっと開けて
出ていったりするとものすごく怒った(こわくない)。
12月8日(日) 雪
ホルストの「惑星」を久しぶりに聴きながら「新・中学生日記」の掲示板の部分の編集作業。
でも大好きな「木星」まで聴いたら、ローリング・ストーンズに変える。それからベートーベンの「悲愴」
(グールドの。2楽章のみ)。それから一休みしてイラストの仕事しながら志ん生の「駒長」。
のち「ビーチボーイズ・パーティ」。そこからグラント・グリーン。古いのばっか。イイ新しいの聴きたいのに。
今回は掲示板の量が多いです。あらためて採用者のリスト挙げます(その方にはサイン本送ります)。
仕事をやめて帰るとき、深夜1時半頃かな、表に出たら雪。日曜で人通りがほとんどない吉祥寺の街が
なんだかドラマッチックに見えた。なんか舞台装置の雪を降らせている感じ。わざとらしいぐらい。
こういうとき馴染みの居酒屋で、熱燗を一本つけてもらって小さい湯豆腐でキュッとやって帰りたいものだが
あいにく日曜日はそういう店はみんなお休みか早じまい。
12月7日(土) 豊橋
もう先々週の話だけど、豊橋の方に行った。初めて「こだま」に乗った。形がボクが考えてる「のぞみ」と同じ
車体だったのでなんかつまんない。やっぱり名前によって電車の形って違っていた方が楽しいな。
駅に「大あんまき」と言うのが売っていて大きなマッサージ機かと思ったら、あんこ巻きだった。
他に「大ぼたもち」「大ういろう」「大むし羊かん」「大福もち」も売っていた(最後だけヘン)。
豊橋の人は大きいのが好きなのか?おかしくなってしまった。大ケーキ。大刺身。大そば。まずそう。
泊まったのは飯田線で少し行った地味な温泉だったがここが良くて感激した。
古〜い旅館を 改装したとこで小さくて自分好みだった。寝るのはベッドより布団がいいけど、
旅館の思いっきり膳に並べまくる夕飯は嫌いだ。外で好きに食べて飲んで帰ってお風呂に入って寝られるイイ旅館て少ない。
帰りに豊橋で取材も兼ねて生まれて初めてスロットマシンをやったら、1万円ぐらい勝った。驚いた。
でもうれしいもんですね。勝って何食べようか、と駅前をぐるぐるまわったが全然おいしそうな店がない。
豆腐とかに塗る甘い味噌のぺとぺとのは嫌だ〜。
12月6日(金) クイニーアマン
先週から風邪で調子が悪かったこともあって、久しぶりに酒を呑まない日が続いたりしたら、
なんだか夕方頃になると妙に甘いものが食べたい。
この前はバナナに生クリームの付いたようなものが食べたくなり、コンビニで「丸ごとバナナ」を買って
食べたらおいしくて感激した。オレは女子高生か。
また別の日には菓子パンが食べたくなりパン屋に入ってみていたら「クイニーアマン」があった。
これはPostPetのおやつにあって聞いたことないからなんだろうと思っていた。この日初めて現物を
見て、思わず買って歩きながら食べた。おいしかった。食感がなかなかいい。気に入っちゃった。
タバコやめると太る、というがオレは酒をやめると太るのだろうか?
でもビールを全然飲みたいと思わなかった先週はやっぱり体調が悪かったんだろう。
もう飲みたくなってきたから大丈夫。でもあんまり飲めないな、と体が言ってる。
健康に注意して大人しく仕事を進める。えらいな、自分。
12月5日(木) 人間ドック
というものを初めて受けた。前に健康診断を受けたのは4年前で、市の健康診断だった。
今回は知人が働いている大学病院でちゃんとしたのを受けてみようと思ったのだ。
前日の9時から水も飲んでいなかったので、お腹が空いていて、初めて飲むバリウムさえ楽しみだった。
バリウムは思ったより飲みにくくなかったし、もっと大量に飲まされるようなことを聞いていたが
ウーロンハイのコップぐらいで楽勝だった。でもおいしくはなかったな。でも面白いからイイ。
うっすらとストロベリー味がついていた。全部終わるまでに1時間半ぐらいしかかからず
ちょっと拍子抜け。もっと色々徹底的に調べてくれるのかと思った。胃カメラも飲まなかったし。
とはいえ完全予約制だから流れ作業的にどんどん進んだのだが。終わってバリウム用に下剤というのを初めて飲んだ。
仕事場からマンガの仕事を持ってきていたので、結果が出る午後まで病院の8階のレストランで
お昼を食べて下書きとペン入れをする。東京タワーがま近に見えて気分がいい。
バリウムを飲むと白いのが出るというので、これも楽しみにしていたのだが・・・レストランにて、
検査後わずか1時間半で便意。トイレに行くと驚いたことに白いゲリBがしゃーっと!
超特急もいいところじゃないですか?口から肛門まで1時間半?そんなに早く通り過ぎるの
?
そうか、これが下剤の威力というものか。白い固形物が見たかったな。
検査結果。どっこも悪くなかった。腎臓も肝臓も問題なし、血糖もなし、血圧も、心電図も正常とのことだった。
ちょっとどこか「注意した方が」とそろそろ脅しが入るかと思っていた。まあ、よかった。
12月4日(水) 風邪ひいていました
こんなに長く日記を書かなかったの、このホームページを半ば強制的に始めさせられて(体験ルポマンガ)以来
2度目くらい?地方に行って、帰ってきたとたんに風邪ひいて、そのために仕事が押して、そのために風邪の
抜けるのが遅れ、それで徹夜して、悪くなって寝込んで、という悪循環で日記どころではありませんでした。
書きたいことはたくさんあったのにな。
そうそう、ポプラ舎のホームページ「ポプラビーチ」で「週刊妖怪採集 クリック小僧」というWEB連載を
始めました。週刊ですよ。ぜひ見てください。畏友、というには偉くなりすぎてる鴻巣友季子のエッセイも読める。
あー、明日は健康診断。二日分の便を取って持っていくというのがあり、あたしゃー数年ぶりに自分の
排泄物をしっかりじっくり見て、採取しましたよ。なんか直径2ミリぐらいのプラスティックの棒に螺旋状に
切り込みがあってそこに付けるらしいんだけど、うまくいかない!まして解説に出ているイラストのように
細いつくね状なんて絶対無理。あのイラスト、よくない。多すぎるし、たぶん。こすったり、ねじってみたり、戻したり
自分の大便相手に悪戦苦闘(顔30センチくらい近づけて)している自分は、非常にナサケナイでした。汗かいた。2日とも。
11月23日(金) 法政大学学祭
に行った。市ヶ谷の。5年間在籍して卒業した母校である。1,2年の時は英文科の2部にいて、同時に
美學校に通っていた。3年になるとき転部試験を受けて奇跡的に受かって1部の社会学部にうつった。
でも1部にいってからの3年は酒とバンドの日々だった。授業にでた覚えがほとんどない。
法政の学祭は24時間営業で4日間やるが、それが全然変わってなくて驚いた。
ほんっとに垢抜けない学生ばっかりなのも、1階ホールの模擬店の様子も、ずらり並んだ教室のライヴハウスも、
その廊下にたむろするメンバーの有様、窓のさんに並んだ種々雑多な飲み物の空き瓶、コップ、灰皿、吸い殻、ゴミの山、
そして教室の中のむっとする暗さ、暑さ、匂い、騒音、何歌ってんのか100%聞こえないボーカル、
もう、 本当にめまいがするほど変わっていない。完全にタイムスリップしてしまった。
これ、どういうこと?ボクの卒業後、バブルがあって、はじけて、テレビゲームは飛躍的にハイレベルになって、
ポケベルがあって、 ケータイとか、インターネットとか、いろいろあったじゃん、世の中変わったじゃない?
どういうこと?着てるものの野暮ったさも全然変わってない。同じものをずうっと着ているみたいだ。
ダウンジャケットとか、あれ着てゲロの中に寝てるヤツいたよ。今日見たアイツ、やりそうだよ今夜。
部室にも行った。段ボール敷いて、ごろごろしてたよ、あっつい部屋に。ホントかよ?
声をかけると、ちょっとシャイで楽器に夢中なヤツが雨に濡れたギターを照れた笑顔で拭いていた。
6時半頃学校を出ると、今から来るヤツらがゾロゾロ入って行った。今日も学校に泊まるのか?
今すれ違ったのオレだよ。何考えているんだよ。まるっきり、ぜんっぜんいけてねーんだよ!
20年前の、こんなふうにいつも寒い寒い11月終わりに、ぶすぶすと燃えるお祭りだったな。
11月21日(木) 拉致
という言葉が「2002年の言葉」みたいなのの1位になったと床屋(差別用語)のラジオで聴いた。
こういう事件があると、ご家族の顔なんかが浮かんで「拉致」という言葉をふざけて使うことがためらわれるようになる。
どんな言葉でも、言葉そのものにはどこにも差別なんかなくて、それをどう使うかという人の心の問題だと思う。
「無意識の差別」と言う論理も、そんなこと言ったらなにひとつしゃべれなくなる。「ひとつ」も「しゃべる」も
片目の人や聾唖の人にとっては「傷つく」かもしれない。
そういうまじめなことが言いたかったんじゃなくて、らちというと、マレーク・ベロニカというハンガリーの作家の
「ラチとらいおん」(福音館書店)という絵本、かわいいですね。同じ作家の「ボリボン」もいい。
いずれも絵と文の力の抜け具合が風通しよくて心地よいです。風通しのイイ社会がいいな。
11月20日(水) 驚いた坊主刈り
Q.B.B.でマンガを描くとき、いつもタイトルのところでふざけて
Q.B.B.(久住・バーベキュー・ブレイカーズ)とか書いている。これは主に作画の弟に対して原作が
遅れたことを誤魔化すためにいつも出任せのアドリブでふざけているもので、ほとんどなにも考えていない。
そしたらこないだの対談の時、読者でそこを楽しみにしていると言う人がいて驚いた。
で、今週も某中学生新聞で「Q.B.B.(久住・ボンジュール・坊主刈り兄弟)」と書いたら
編集部から「変えていただけないか」と言われる。なんと、「坊主刈り」がダメなんだって。
驚いたね、これには。「坊主」が差別用語につながるんだって。あきれたボーイズ。
すぐに「じゃあ、久住・ボンジュール・ぼんじょび隊に変えておいて下さい」と言ったけど、
もはや反論する気にもなりません。あーあっとぉ。
11月19日(火) 今年面白かったマンガ
というインタビューを受けたので、『初期のいましろたかし』(小学館)をあげた。オリジナルが出たのは84年頃
なんだけどね。祝再発。すっごく面白くて、すっごくだめで、最低に情けなくて汚くて弱くてバカで、
だけど一生懸命で純粋で、 ゆえにすっごく切ない。男ならこれわかんないヤツ許さん。
でも読んでいたらボクの 「ジャケ面写真」のジョン・リー・フッカーのやつが扉に描かれていて、
ひょっとして『写真4コマ漫画』読んだのかな? と思ったりした。そうだったらウレシハズカシ。
11月18日(月) 藤子不二雄A
さんの「まんが道」とう本は何度読んだかわからないぐらい好きなんだけど、最近その続編の
「愛…知りそめし頃に…」(小学館)を買って読み始めたが(タイトルが困るけど。「…」が2回も出てくるのも
笑える)、その2巻の「特別編・さらば友よ」を読んで不覚にも泣きそうになった。
11月17日(日) キューブリック
のドキュメンタリーをBSでやっていたのを元美學校の人が撮っておいてくれて観る。面
白くて彼のいろんな映画を
映画館で見直したくなる。三鷹にオスカーという名画座があったときは、ずいぶん見直したものだ。
キューブリックの映画こそ、ビデオではその本当の良さは絶対にわからないと思う。
初めてみたときは退屈で眠くなった(実際寝た)「バリーリンドン」も今観ると違ってみえるだろう。とにかく死にそうに
きれいな映像だし。「時計仕掛けのオレンジ」の映画館で見直したい!「シャイニング」!「2001年」!
「博士の異常な愛情」!「ロリータ」も!「フルメタルジャケット」だってあと10年してみたら違って見えるだろう。
映画でしかできないことをやっている人で、理屈やストーリーで見るものでは絶対にない。
どんなシーンも映像として素晴らしく、観るたびに新たな発見がある。
でもボクが作るのは「ジジメタルジャケット」。これでいいのだ。と自分に言い聞かせて今日も
馬鹿馬鹿しいことを考え続けよう。
11月16日(土) 昼間収録・夜美學校
BS日本テレビ「東京遺産」今回は吉祥寺。午前中からロケ。
前から気になっていたが「歌川模型」に初めて入ったが、外から見た感じをまったく裏切らない、それどころか
見れば見るほど面白い店だった。吉祥寺で50年やってるそうで、ご主人は82歳だが元気元気。
完璧に「工夫癖」の人で、それが高じて模型屋になっている。この店オリジナルの商品や部品が毎月のようにできている。
特に鉄道模型関係はすごい。Nゲージ用のオリジナルの紙製貨車の精巧さ。それを切るための特製カッターなど
全部オリジナル商品。今度切り絵用に絶対買う。一坪ほどしかない店だが、昔の男の子の基地だ。
同じように気になっていたのに入ったことのなかった店で、たぶん都内でも1件という、
オーダーワイシャツ専門店 「若林」。こんなところに?という店で人がいるのを見たことがないがここで30年。
看板に「男のおしやれ」と書いてあるが、中で話を伺って、本当にワイシャツを作る人はお洒落だと思った。
というかお洒落のレベルがオレなんかより3段階ぐらい上。
デパートなんかでもオーダーワイシャツはあるが、もう全然違うらしい。20カ所ほど体の寸法をとり、
いろいろ話などしてシャツを作る。動き安さ、楽さ、全然違うらしい。タキモトさんのシャツを実際作った。
「え?作ってくれるんですか?うわ〜。おれ、すごいひっどいかっこうしてきちゃったな。セーターの下の
シャツはボロイしその下が黄色のTシャツだよ、あっりゃっりゃ、ダサイなんてもんじゃないね」
1度作った型紙は永久保存してくれる。季節ごとに買いに来る人もいて、買う人は年間60枚ぐらい買うそうだ。
生地が3000種ほどもあるし、買いに来るときは電話してきて、1時間ほどあれこれ楽しんで注文するそうだ。
できあがるまで2週間。一番安い白のワイシャツは1万円から。思ったより全然安い。絶対作るつもり。1着。
他にも数件取材収録して6時半までかかり、すぐに神保町の美學校にすっとんでいって、泉晴紀と対談。
前半は泉晴紀の仕事場訪問をスライドを交えてやったので、長くなってしまい、気がついたら10時だった。
お疲れさまで近所にできた和民にみんなで行く。焼酎ボトル650円は安すぎないか?
終電近い帰りの電車で立っていたら吉祥寺近くなって疲れがどっと出た。
11月15日(金) 肩凝り
がヒドイ。首も凝ってる。腕と背中も。ボクの場合、肩凝りはどうも精神的なものが大きい。
ストレスやプレッシャーがみんな凝りになる感じ。でもハッキリ原因が分からないときも多い。
今もそうだ。この3日ぐらい単発仕事の4コママンガに唸ってるせいかな。 QBBで急に描かなければ
ならなくなったマンガもあるし、ヘボ中もある。くだらないマンガばっかしなのになー。
とにかく今週は打ち合わせばかり続いたし。しかも全部来年の話。全部課題を預かっている。な〜んて。
両親とも凝り性で、子供の頃はよく肩を叩いたり揉んだりさせられた。遺伝か。ハゲだけにして欲しかった。
昨日、美學校の生徒で23歳の現在まで、キムチも、イクラも、寿司のあらゆる白身魚全部も、貝類全部も、
混ぜた納豆も 食べたことがない、という人がいることがわかり驚く。嫌いなのではなく、食べたことが
ない「食べず嫌い」
なのだ。キムチは生ゴミに見えるんだそうだ。納豆は混ぜないで糸を極力ひかせないようにしてなら食べれるとか。
どうやら世の中に食べたことがあるものより食べたことの無い物のほうがずっと多そうな気配。
とりあえず、これからの楽しみがたくさんあっていいね、とは言ってみたが。
11月14日(木) 泉晴紀新居
今週土曜日に美學校で対談するに当たって、泉くんが最近引っ越した仕事場兼自宅の写
真を撮りに行く。
仕事部屋、机の上、画材、本棚などを押さえる。これは興味深いものですよ。
当日はこれを見ながら話をしたいと思う。スクラップブックとか、やっぱりちゃんとあって、面
白かった。
「いわばエロスクラップ」というものも存在した。リアルタイムでスクラップしたビートルズの写
真に年齢を感じるが。
レッド・ツェッペリンの海賊版コレクションは素晴らしい。 こんなことになっていたのか、違法行為が。
そういうものも持ってきてもらうつもりだ。
それにしても吉祥寺駅からほど近くて、なのに見晴らしが抜群の4階。ちょっと古くてエレベータ無しだが
そんなこと苦にならない家賃。安い。東南角部屋3LDK。よくぞ見つけたって感じ。
机の前の窓から見える空が広い。ベランダからは富士山が(ちょこっと)見える。
泉昌之でデビューした時は、井の頭公園の裏の四畳半風呂なし、トイレ・電話共同の木造アパートに
住んでいたんだもんな・・・。
でも土曜日のクラブ美學校は爆笑になると思う。皆さん来てね。
11月12日(火) 森のコーヒー
泉昌之で来年描くマンガ(単発)の打ち合わせを、編集者と泉晴紀と、PARCOの喫茶店でした。
そこのコーヒーはまぁ美味しいんだけど、普通のブレンド(メニューの一番最初にある)が、
「森のコーヒー」というネーミング。いい年した男が声に出して頼みにくい。恥ずかしいからやめて欲しい。
飲み屋の「マスターの気まぐれサラダ」とか「木こりのパスタ」とか「タラコ大好き豆腐」とか
「かなりウマイ肉じゃが」「豚肉の手前味噌漬け」とか、やめて欲しい。「やんちゃなガスパチョ」も。
11月11日(月) ことわざ
ことわざを4コママンガにするという仕事をちょっとだけすることになって、やっている。
知らないことわざがずいぶんある。というか、「虻蜂とらず」ということわざがあるのは知っていて
「二兎を追うもの一兎を得ず」と同じ意味とは知っているが、言葉としてアブがハチを捕らないってどういうことだ?
みたいに漠然と思っていた。あれは本当はクモという語られていない登場人物がいて、巣にかかったアブとハチを
両方食べようとして両方に逃げられる、という話が元だという。じゃあ「虻蜂とらず」って、へんだよなあ。
釈然としない。
11月10日(日) 昨日は
美學校、ほとんど何も考えないで行ったのだけど、結果的に面白かった。とくに弟の小学校4,5年の時の
作文が最高におかしくて、ボクは読んでいて涙が出た。読んだら弟が恥ずかしがりそうだから(ひでー)
ろくに読まずに持っていったんだけれど、現場で朗読してたら、
「よくよく見ると『5年3組』の所に『久住卓也』なんて、ひょっこり書いてありました」
なんて表現がいきなり出てくるのは反則です。
「ぼくはかなしくなってジャングルジムの所を行ったり来たりしはじめました」
というのもおかしすぎ。動物。
いつもは作画ばかりしているけど、実は文章もうまいんじゃないか、と思いましたね。
来てくれた皆さん、本当にありがとう。でも次回も相当面白いぞ。
11月9日(土)来週は泉晴紀
今日の夜は弟だけど、来週11月16日(土)の夜のゲストは泉レッドマン晴紀に決定。
前回は小中高校時代の話などで爆笑でしたが、今回はスライドで泉昌之マンガの秘密について笑おうという
より実践的な講義にしたいと考えています(どうなることやら)。
でも絶対面白いのは確実。来た方がいいと思いますよ。詳しくは「インフォメーション」を。
先日ボクがたまたま持っていた美學校の入学案内パンフレットを見た人が、パンフの表に
「BIGAKKO」と書いてあるのを見て、心の中で、
「(ビッグ・アッコ?アッコさんがビッグなのはあたりまえじゃない。なにこれ?)」
と思ったそうです。 いや〜美學校と和田アキコがつながるとは夢にも思わなんだ。
11月8日(金) 江ぐち
明日、美學校で弟と対談するのでネタをとりに実家に行く。ついでだから江ぐちに寄って久しぶりにラーメン。
お客さんが少なかったのでビールの小瓶とチャーシュー皿もらう。「いらっさい。今日はバカに早いじゃない」
と言われる。空いていたので店主は何か話したそうだったが、恥ずかしいのでボクはずっと雑誌を読んでいた。
でもラーメン、すっごくおいしかったです。もうここのラーメン、30年食べているのだ。
実家ではちょっと昔の作品がめちゃめちゃになってて、どこにあるのかわからない
。
弟が美學校時代にすったボクのデザインしたポスターなんかが全然見つからない。
あがた森魚の地下鉄貼りのポスターとか、高野文子の「おともだち」の初版販促用ポスターとか
もうファンが見たら大変なヨダレものがぞんざいに押入の奥に突っ込まれてあるはずなのだが。
でも弟の小学校時代の写真が出てきた。リアル「タケマン」を楽しんでもらえると思う。
「中学生日記」のモデルとかそういう写真も持っていちゃおうと思う。全然違うんだけどね。
11月5日(火) 徹夜
久しぶりに朝までマンガ描く。たった2ページなんだけど自分で全部描くとよれよれの線でも大変。
6時近くなって明け方の空がものすごくきれい。でも気温は5℃だった。寒い。
10月31日(木) 妖怪
QQgoodsはただいま諸事情があって開店休業状態です。もう少ししたら少し別の形で再開しますのでごめんなさいです。
それはそれとして、Tシャツにもなっていたボクの『現代の妖怪』シリーズは、今度WEBで週間連載になります。
毎週1匹というか1体というか、図版と文で紹介していく予定で、今日とりあえず10体分渡した。
こんなふうに描きダメがいつでもできるとこんなに楽なことはないんだけれど。
10月25日(土) 吉祥寺CopaBros閉店
6年前、仕事場を吉祥寺に引っ越してから、近所なのでずっと仕事帰りに寄っていたバー、COPA
Brosが
今日で閉店した。開店10年、吉祥寺からまたイイ店が一つなくなった。日曜祭日も朝4時5時6時まで
やっていて、イイ音楽をかける、ひとりで行ける、近所の店というのは少ない。すごく残念。
今日いくら何でも遅かったので寄らないつもりで自転車で 前を通ったら(午前4時半だよ)、
中からたまたま店員が出て来て、思わず自転車を降りて寄った。
なんか懐かしい顔がたくさんあって、やっぱりちょっと切ない感じ。
つい先日、もう最後と思って仕事帰りに寄った時は、ミュージシャンの玲葉奈が家から生ギターを2本もって
遊びに来ていて、テーブル席で外人客と 小さな音でギターを弾いて遊んでいた。
玲葉奈はボクが越してきた時、19歳でここでバイトしていた。好きなミュージシャンを聴くと「キヨシローさん!」
といい、ノリがよくて 歌がうまかった。で飲んで話しているうち一緒にライヴやろうということになり、
1回だけのバンドBlueHipというのを組んでクロコダイルでライヴをやった。
そのすぐ後、玲葉奈のデビューが決まった。今、プロとしてすごくイイ音楽をやっていて本当にウレシイ。
しかも憧れのキヨシローと一緒にやっているんだからたいしたもんだぜ。
思えば玲葉奈や、ここで知り合った若いミュージシャン志望の連中と一緒に演奏し、騒ぎ、
ここでパーティバンドをやって大狂乱を起こすなどした(目の前で踊り狂う群衆に身の危険を感じた)。
そんな中で ボクはずいぶん刺激され、 おかげでどんなに自分のギターに自信をつけてもらったかわからない。
彼らに若返らされて40代を 「ワハハ、ドーダ」と迎えられたといってもイイ。
年齢の関係ない店だった。十代から五十代までいた。
カナダ人、アメリカ人、セネガル人の友達ともここで知り合った。音楽の話や国の話をして笑った。
この前は玲葉奈が「クスミさんなんかやろうよ!」となって、ガイジンにギターを渡され、
酔った勢いでボクと玲葉奈で二人でギターを弾いて 2人の偉大なボブ、マーリー氏とディラン氏の
歌を歌った。カウンターから拍手が起こってそのまま 5,6曲いろいろやったけどあんまりオボエテナイ。
とにかく生ギターを、ピックを割ながら弾き、 弦を2本も切ったのは数年ぶりだ。Music
is Magic!
切なくも最高のハプニングだった。そういうことの起こる店でもあった。
そして最後の晩の今日は、超満員の男も女も客もなんというかみんな酔っていて、踊っていて、
タバコの煙が紫に立ちこめていた。
Moominがレゲにカバーした傑作「夏の終わりのハーモニー」が繰り返しかけられ、DJミヨシが
ターンテーブルでおちょくりながら、マイクを持った現店長コテが歌って、店中大合唱になっていた。
明くる日の12時までやって、店の中をぶっ壊して終わると言っていたが今日は一瞬だけ覗いて、
目に涙を浮かべて踊っている女子たちを後目に、眠いオヤジは帰路についた。
これから夜中の2時に仕事が終わった時、どこに行って頭を冷やしてイイ音楽を聴きながら寝酒を飲もう。
10月24日(金) 江口寿史さんから本2冊
届いている(実は先週の話)。いつも仕事場のポストに黙って本人が入れていってくれる。ご近所。
「青少年のための江口寿史入門」と「キャラ者2」。いつもながらサイッコーにお洒落な装丁。
もう、ほんと、装丁だけで欲しくなる。持っていたくなる。
「青少年のための」はタイトルにそう謳うだけあって、全部よく憶えている大好きな作品ばかり。
ゴジラが満員電車の人を焼いて食べる話なんて、思わず「ウマソー」と笑ったもんだ。「しりとり家族」も。
でも単行本発収録の「岡本綾」は、面白いけど静かな切なさがあって、傑作だぁ。こんな一作、残したい。
「キャラ者2」はピア連載だけど、江口さんがマックで 色を付けているのを楽しんでいる様子がわかって、
同業者としてすごく、なんというか、微笑ましい。おもちゃで遊んでる感じ。いかにもCGどうだCGと違って。
そしてくだらない話がやっぱり最高に笑える。「かのう姉妹」とか。死神博士とか。タミかわいいし。
やはり続けて読むと全然違って見えるけど、「1」ともまたノリが違う。載せてる雑誌の違いだな。
毎回なんとか苦心工夫してまとめているのが、つながると全体のテンポというか、
流れができてて、緩急が生まれどんどん読める。苦し紛れな感じのがぐっと生きてくる。
なんちゃって。
っつーか、ウマイ人の苦し紛れって、おかしいんだよね、並べた中にすまして入っていると特に。
10月21日(月) ライヴ
福間美紗さんのライヴ。近いのでリハーサルのあと、いったん仕事場に戻ってイラストなんぞ描いてから
本番前にライヴハウスへ。満員。斉藤哲也くんの生ピアノがすごくイイ。アコーデオンもすごくよくて
やっぱりリハーサルと全然違って思わず熱くなる。福間さんの曲はどれもよくて、緊張感があって美しかった。
「カプセル」という曲が聴いていてすっごくよかったな。
アンコールの「ユリの花」は福間さんが生まれて初めて作った曲ということで、素直で不思議な歌。
ボクの「自由の筈」も一緒にやった。アコーデオンとやるのは初めてだったけどボク的には実に心地よかった。
福間さんも力強くにこやかにバックアップしてくれて「自由!」と歌いスキャットしてくれた。
見に来ていた人に、
「ガラスの破片を見つめるような張りつめた雰囲気のところに、いきなりはんぺんが現れたようで、
空気がガラッと変わってよかったです」
とメールをもらう。おいおい、いいのかそれで。
10月20日(日) 明日、manda-la2
で福間未紗さんのソロライヴがありますが、ボクはゲストで3曲ほど福間さんのバックでギターとウクレレを弾きます。
ただ今れんしうちう。「落ち葉」「窓アカリ」「ユリの丘」みんないい曲。ぶちこわしにならないようがんばります。
福間さんもライヴは久しぶりだそうです。よかったら見に来て下さい。
今年は3人の女性ミュージシャンのライヴにゲストで呼ばれて演奏した。毎回とても刺激を受ける。
それにしても日記を10日も書かなかったの久しぶりだ。
10月9日(水) イザカヤCHAR
ボクの切り絵が3点も飾ってある西新橋の居酒屋が昨日開店。すぐ近所にある慈恵医大の研究室にいる
畏友・加藤総夫を久しぶりに訪ねて、一緒に店で食事。
加藤の研究室は最新の17階建てのビルの9階にあり、内装ディスプレイなど全部自分でやったという
研究室は実にかっこよくて快適だった。若き研究者を数人抱え、美人秘書なんかもいて、まったく
たいしたもんで驚いた。
最近購入したというレーザー顕微鏡は3千万円だって。うひゃ〜。研究費で国に買ってもらうんだから
スゴイ人っすよ同い年でも。生きたニューロンを立体的に見せてもらった。ここまで見えるのか、と驚く。
でも店では加藤のことをからかったりして、若い人達がハラハラしているのを楽しんだ。
10月8日(火) 博多ラーメン
午前中はカメラを持って町歩きし(収穫なし)、11時半頃ラーメン食べる。
なんか選挙のような、一人一人しきりのついた変なラーメン屋だったが結構美味しかった。
前日に乗ったタクシーの運転手に教わってあったのだ。
博多ラーメンは東京では食べることはもう最近滅多にない。でも現地で食べるとさすがに美味しいなあ、と感じた。
なんか注文の仕方とかうるさく紙に書いてあって、しゃらくせーなぁ、と思ったけど、味は思いのほか
シンプルでコクもあり、また食べたいなあ、と思う感じだった。でもシステムがもはやオレにはメンドクサイ。
出てみたら芸能人のサインがずらりと並んでいた。なんだかうんざりした。
10月7日(月) 博多へ
「天神芸術学校 」というところで講義のようなことをするので博多へ。3度目。
終わって講義を受けに来ていた人達有志とご飯を食べに行く。
サバの刺身が本当に美味しい。ほかの魚も。韓国鍋がまた美味しくて安くて、シアワセでしたよ。
泊まったビジネスホテルがちょっとアート入った変なホテルで、プロデュースしてる人から、今度
一部屋に作品を飾っていいといわれる。804はクスミ部屋だ。どうせだからへんなことしようと思う。
10月6日(日) モダンヒップ・リハ
快調。ノリがずいぶんよくなった。くだらない曲のこなれ方が素晴らしい。
「ますたー」「ますたー」「ますたー」「ますたー」「まーすたーべいしょーん」
4声のハモの野太い男っぽさがヘン。
10月4日(金) イラスト
25年前に年上の友達の同人誌にイラストを頼まれた。稲垣足穂について書いた文章だった。
ボクもタルホの『一千一秒物語』 にビックリしてのぼせていた頃なので頼まれて嬉しくて難しかった。
それが今回同じ人に(編集プロダクションの社長になっていた)、さる企業のPR誌のイラストを頼まれて、
それがタルホに関しての文章。で、描いてみたらなんだか25年前の絵みたいになってしまって
自分で笑ってしまった。絵が多少キレイになったぐらい。
10月3日(木)おならブー太
という名前でボクは15年ぐらい前に「JazzLife」という雑誌に6コママンガを描いていた。
その後JazzLifeは人知れず廃刊になりそして人知れず復刊となった。
そして新編集長は15年以上前にボクが初めて雑誌のイラストの仕事をもらった時の内藤遊人さんに
なっていた。で、潰れる前から通巻300号を記念して、おならブー太復活となった。
今売っている10月号に人知れずひっそりと掲載されている。
が、その内容・絵柄は15年前と驚くほど変わっていない。信じられない。ただ2ページに拡大した。
なぜか好評ということで、来月もおならブー太登場ということになり、そのマンガを今日描いた。
ジジメタルジャケットがジャズに接近していく予感がある。
ところで夕べは打ち合わせの後、日本酒を飲んで酔っぱらって、仕事場のソファに寝てしまった。
気がついたら朝5時で軽い自己嫌悪のまま自転車で帰宅する途中、モダンヒップのWAKAに路上で会う。
こんな時間に。飲んだ帰りらしい。しばしバンドのことを路上打ち合わせ。
『昔ヒッピーのちラスタ』という曲が完成した、やっぱりバンドでやりたい 、とのこと。
「昔ヒッピーのちラスタ今とりあえず無農薬ニューサイエンス太極拳沖縄移住考え中」
というのがサビだ。いるでしょうそういう人。40過ぎて長髪のやさしい瞳の怠け者。
来週の土曜日、吉祥寺Manda-la2、しつこいけど来てくださいよ。友達誘って。当分ないかもよ。
詳しくはインフォメーションにアップしました。よ・ろ・し・く!
10月1日(火)Char
久しぶりに切り絵を1点完成。知り合いが出す居酒屋「イザカヤ・茶(Char)」のためにミュージシャンの
Charを切る。久しぶりなので疲れたけど面白くてできたときは嬉しかった。ついでに前に切った三船の侍を
2倍ほどに大きくして再切(そんな言葉あるか?)。机の上では狭くて切れないので座卓で切ったので
腰が痛くなった。店は8日オープン。そしたらここでお知らせします。
9月28日(土) 中学生日記
次号の「アックス」に「中学生日記」特番16ページ書いた。また男子ばっかり。家の金をチョロまかして
フィギュアのついたお菓子を買い集める安藤くんの話とか。どうしょもない感じ。こんなものでも作るのに
苦しんでいてどうするのって感じだけど、そういう職業なんだから仕方ない。
モダンヒップのリハーサル。スタジオの掲示板にメンバー募集の貼り紙がたくさん貼ってあり、読むと結構笑える。
パンクバンドなのに「当方、オリジナルのパンクでプロ志向」なんて。パンクが「当方」はないだろ。
ロックバンドでドラムを募集しており「初心者△」というのも笑った。なんだ、三角って。
逆にベース募集で「リズム感覚コード感覚がしっかりしていながら曲を重視して歌を大切にするタイプの
8ビートでキープして復音で広がりを持たせられるベース探しています」みたいなのもあった。めんどくせーからプロ雇え。
9月27日(金) 知人の出す飲食店
にボクの切り絵が3点ほど飾られることになり、切り下ろすものもあるので店を下見に行く。西新橋。
帰りに「大阪屋砂場」というしぶ〜いそば屋があったので、お腹も空いていたので吸い込まれる。
小瓶のビールが置いてあるので焼き味噌と共に飲みながらせいろそばを待つ。美味しかった。
知人の店は開店が10月初めなので、店内はてんやわんやだったけど楽しそう。自分の店なんて。
9月26日(木) プール
早くから仕事していたが、何となく心が落ち着かず、一区切りしたところで近所のジムに久しぶりに
泳ぎに行った。こういう時は無心になって泳ぐのが絶対にいい。ジムは自転車で2分かからないところにある。
で、更衣室でTシャツを脱ぎ、ジーパンを脱ぎ、パンツを脱ぎ、水着をはこうとしたら、袋の中にあったのは
水泳用のキャップとゴーグルと耳栓1個。海パン、無し。なーんだよ〜〜〜〜。またやっちまった。
思わずキャップを被ってゴーグルを付けフリチンでプールサイドを歩く自分を思い浮かべ苦笑。
仕方がないので風呂だけ入った。なんかすごく、むなしかった。
9月24日(火)WAHAHA本舗のパンフレットに
QBBでマンガを描いた。今度のWAHAHAの全体公園のタイトルが「大福祭」というので
「中学生の祭」を描いた。6p。最近お祭りに行ったが中学生は男子の姿が少なかった。女子は
浴衣が着たくてやってきたようだった。そして男子がやりそうな射的なんかをやっていた。
9月23日(月) モダン・ヒップ リハーサル
バンドのリハ 。ボクもバンドも長い。断続的にだが20年ぐらいになる。今度のライヴでは87年に作った曲
をやってみることにした。「新しいズボンが欲しい」という曲。これを読んでる人で聴いたことがある人はいるかな?
でもメンバーが違うし、ぼくらのキャリアも少しはついているので、違う風に面白く演奏できた。
アコースティックでは「昔ヒッピーのちラスタ(今とりあえず自然食・沖縄移住考え中)」という新曲
をやる予定。10月12日(土)吉祥寺manda-la2、手帳に書きこみなさい、今!
9月22日(日) 朝日新聞
の「今すぐ読みたい!」のところに文庫版「中学生日記」が紹介されていてウレシイ。でもこういうのって
著者に一言知らせて欲しいなぁ。雑誌なんかでボクのマンガが紹介されているのを見かけたら、
ボクの掲示板に書いて教えてくださいね、皆さん!
9月20日(金) パット・メセニー・グループ
ずっと見たかったパット・メセニー・グループをNHKホールで初めて見た。すごかった。
今回はドラムスが変わりトランペットは加わりパーカッションとボーカルに今話題のリチャード・ボナが
加わった編成で、どんな感じかと思ったが、基本はまったく変わらないパット・メセニー・グループの音楽だ。
これを果たしてジャズというところまで来ているけれど、ボクにしてみれば完全にジャズだった。
ドラムスはアントニオという名前からてっきりブラジル人だと思っていたがメキシコ人だった。
トランペットはベトナム人クン・ブー。リチャード・ボナはカメルーン人だ。まったくワールドワイドな
メンバーだけど、アメリカでしか生まれ得ない音楽という感じが強い。
バンドの音の良さ・バランスは今まで見たバンドの中でもトップクラスだった。
ヒット曲もやり新作もやり、時にソロ、デュオ、トリオとやって、まったくだれず、緻密で、
しかしゆったりとして、時折激しく、破壊的に、そして繊細に、なんと終わってみれば3時間20分が
過ぎていた。信じられない体力・集中力だ。と驚いたら、なんとこの日は追加公演で昼の部も
3時間以上やっているらしい。どうなっているんだ。
今年読んで非常に面白かった本「森の中からジャズが聴こえる」のリンダ・マンサーが作ったギターも
数本使われていて嬉しかったが、なによりも「ピカソギター」が見れて、いや聴けたのは感激。
このギター、アコースティックでネックが3本、弦がボディに縦横50本ぐらい張ってある。
これを使いこなし「幽玄」なんて言葉を使いたくなる音楽を奏であげたのだ。
リチャード・ボナは本来ベーシストだがこのバンドではボーカル・パーカッション・生ギター・カリンバ
を担当、本当にマルチにやっていたが、2曲だけ弾いたベースは客席から笑いがでるほどスゴイテクニックだった。
まったくものすごい音楽集団だった。
9月19日(木) 不思議な夢
こないだ机でうとうとしたらすごく変な夢を見た。
この寝ている机の電話に電話があり、とると高校生の時付き合っていた女の子で、しかも高校生なのである。
駅から携帯で電話してきて、これから遊びに行ってもいい?というので、ボクは44歳なので
さあ困ったどうしようと思ってる。相手は17歳なのに自分はもう44歳になっている。きっと驚くに違いない。
なるべくゆっくり歩いてくるように言ってもう一度電話してくれるように言う。なに時間稼ぎしてる、俺。
何ができる、俺。顔の皮膚をつねってみたりしておろおろしていたら、 電話が鳴ったので心臓が止まりそうになり
受話器をとって 「もう来ちゃったの!?」と言ったら、それは本当の電話だったので相手は「?」となり、
そこでハッと気がついて、現実におろおろした。
実家の部屋などは昔のままよく出てくるが、こういう時間の混じり方は初めて。
9月18日(水)「刑務所の中」
ずっと見たかったのに見れなかった「刑務所の中」、ようやく試写会にありつけた。
主演山崎努の年齢的なことと貫禄ありすぎな顔でどうかなあ、と期待しないようにして見に行ったけど
面白かった。さすがちゃんと少し情けない受刑者になっていた。独白に重みがありすぎる点は
いいところと残念なところがあったが。自分で小便を我慢して仕事している独房シーンの演技はとくにスゴイ。
演出が静かで調子づいていないところもよかった。田口トモロヲもよかった。友達が出演すると
相手はプロの役者なんだから失礼だとわかっていても、ドキドキしてしまう。内的な怒りに泣きそうな目がよかった。
映像が落ち着いてキレイで、北海道の風景が閉塞的な刑務所内との対比として効果
的だった。
夕食前だったので、房内の食べ物がどれも美味しそうでまいりました。パンが美味しそうだった。
風呂が気持ちよさそうだった。免業日のシーツを敷かないで服のままの昼寝が実に気持ちよさそうだった。
受刑者達はいい大人が中学生に戻ったみたいで、幼稚でイチイチおかしくてしょうがなかった。
現場は役者、スタッフ共にすごく楽しかったんじゃないだろうか。そういう感じの伝わる映画だった。
ビデオじゃなくて映画で見れてよかった。ラストシーンも、マンガにない受刑者達の動きをほんの少し入れて、
運動場に咲く花と対比させる演出に好感が持てた。
マンガの実写化はほとんどうまくいった例がない。だから全然違うものにするしかない。
でもこの映画はかなりマンガを台詞の細かいところまでそのまま映像化して成功している珍しい作品だと思う。
面白かった。「中学生日記」を映画化したら、のイメージに少し近かったのも、ちょっとくやしいような
うれしいような感じだった。いいなぁ、と思った。
帰りに麦混じりの飯や春雨スープの定食を食べたいと心から思ったが、銀座では無理だった。
9月15日(日) 横浜でタマちゃん
例のBS日テレの収録で朝から横浜に行った。伊勢佐木町の古い映画館を取材していたら、近くの川に
異様な人だかり。「もしや」と思ったらやっぱりタマちゃんだった。
ぼくらは結局時間が無くて見ることはできなかったが、近くの風俗店の呼び込みの兄ちゃんも
「タマちゃんが来たらしいな」と話している。
タキモトさんと渡辺佑と3人だったが、タキモトさんは「タマちゃんって、何?」と
この騒ぎをまったく知らないようだった。
喫茶店で久々にタキモト節が出た。
「しかしさぁ、世界中の海って言うか川って言うか、水の中にはいっろんな魚がいるわけでしょ?
あれっていつ死ぬの?」
「いつって?」
「寿命ってあるの?」
「そりゃああるだろ」
「じゃ毎ン日 死んでるんでしょ?大量に。どこで死んでるの?見ないじゃん」
「…それは食べられてるんじゃない」
「誰に」
「いや、天敵というか、別の魚や鳥や動物に。腐ればプランクトンが分解するだろうし」
「あっそう・・・・(全然納得していない様子)」
でも確かにタキモトさんの素朴な疑問にも一理ある気がしてくる。
途中ものすごく古い作業手袋などの専門店に行った。
昔、地下足袋の「力王たび」の立て看板のコピーの
「強い はきよい かっこいい」
と言うのにずいぶん笑った。しかし今日見つけた 作業用手袋で、今すごく売れているという
定番に「万年-2」という商品があって、そのコピーもすごかった。袋に小さく、
「手袋界の覇王」
と書いてある。すげえ。覇王。
最後に生麦のラジウム温泉の銭湯「朝日湯」に入った。アイスコーヒーのごとく真っ黒い湯。
あ、お湯だからアイスじゃないかコーヒーと言えばいいのか。でもその真っ黒い源泉の
水風呂もあり、これは完全にアイスコーヒー。思い切って入ったが気持ちいい!
上がったあと肌がさらさらして、ジーパンをはいた足が気持ちよかった。
9月13日(金) ウクレレ
最近ウクレレづいている。テレビでも先日「男の食彩」で一曲歌ってきたし、火曜日も無意味に
ウクレレを持って人前で喋った。
昨日は「ウクレレ持ってライヴに遊びに来ませんか?」と、さるミュージシャンにメールをいただいた。
こうなったら今度のゴールデンバットのブルースセッションにもウクレレで出ようか。無理か。
今日は さるWEBのアニメ用の曲を自宅録音した。久しぶりの8トラックデジタル録音だが、使ってる楽器は
声とウクレレとマラカスだけ。超アナログな1分。もちろん作詞作曲も。
ウクレレは大好きだ。遠藤賢司さんにもらったFamousのパイナップル型のと、KoALOHAのものを
持っている。もう一本ぐらい高音部の音程のしっかりしたのが欲しいと思い始めたけど、ウクレレはちょっと
いい加減なぐらいのほうがよい、とも十分わかっている。
ウクレレはイライラしそうなとき、すごくそれを押さえる働きをしてくれる。そういう成分が
音の中に含まれているんじゃないかしら。
パソコンの印刷やインストールなど待ち時間には大抵ウクレレを触っている。
音も気にさわらないし でも結構広い場所でも抜ける音をしている。軽いし、小さいし、形もいい。
ずっと弾いているから2台とも傷もたくさんあるけどツヤも出て、手に馴染んで愛着ビンビンだ。
先日は山に持っていったが、自然の中で弾くのもすごく楽しい。
地獄に堕ちるならウクレレ持って行きたい。閻魔様に見つからないように。
9月10日(火) SUPER8
「SUPER8」のRelax誌の試写会がイマジカ第1試写室であり、映画評論家のミルクマン斉藤さんと
映写前に対談する。この映画は前にも書いたけど、「黒猫・白猫」の監督クストリッツアが自分のバンド
ノースモーキング・オーケストラのツアーを映画化したもので、バンドロードムービーというか、
とにかく最高にご機嫌なのだ。タイトルから内容がまったく想像つかないのが残念だが。
ボクは2度目になるわけだが、2度目でも熱くなるところと、2度目だからこそグッと来るところがあって
とにかくこのページ見ている人にはみんなに観て欲しい音楽映画ですよ。
やっぱり音楽って基本はライヴだと思いますね。体験です。音楽をする人がいて聴く人がそこにいて。
CDを売ってお金を儲ける音楽産業は、後からできたもので、あれで日本なんて音楽のあり方、聞かれ方、
作られ方、宣伝の仕方が変になっちゃっていると思う。CDを否定するわけじゃ全然ないけど。
いろんなジャンルの音楽がごった煮になっているのは現代だから当然として、いろんな歴史や背景を背負った
メンバーの血からにじみ出る猛烈にエネルギッシュで楽しい!音楽の強さ、言葉にならない意味が、迫り来ますよ。
根本にある「肝はロックよ」という男っぽいさも好きよ。俺は。ジジメタルジャケット入ってるよ。
帰りに、かせきさいだあに声をかけられたが、彼も興奮していて、
「うちに帰って、詞、書きます」
と足早に会場を去った。その気持ち、わかる。全曲に歌詞の訳が出ないのは残念だが、詞もいい。
それにしてもイマジカ第一試写室は最高の試写室だ。特に音が素晴らしすぎる。こんな場所で観てしまうと
困るよ、ほかの映画館が不満になりそうで・・・。
ミルクマン斉藤さんも非常にいい人で、帰りに飲みに行ったら怪獣映画の話で久しぶりに熱く話してしまった。
自分は怪獣オタクではないけど、やはり怪獣ブーム世代だと再認識。
生まれて初めて映画館で見た映画が「モスラ対ゴジラ」だというと、「あ〜いいなぁ、いいですね」と言われた。
今度公開される「13日の金曜日」シリーズの宇宙のジェイソンが最高にオカシイと聞いた。是非観たい。
9月5日(木) ジョー・ザヴィヌル
の新作もすごくイイ。もう70歳だって!全然信じられない。ますます素晴らしい曲。演奏。
そして新しいミュージシャンを発掘する力!今回はカメルーン出身のベーシスト、
エティエネ・ンバッペ(おぼえられねえよ、そんな名前)がまたスゴイ。ベースもギターも歌も目茶テク。
しかも歌心にあふれ、センスがいい。両手に手袋(ちゃんとと指先まである)をはめて演奏するというのも、珍しい。
世界は広い。こんなもの書いている場合じゃないが、どうしても書いておきたくなった。
ついでがあって、久しぶりに江ぐちに行った。
午前中で店が意外に空いていて、 タクヤが話しかけたくて仕方ない様子だった。
「今、どちらでしたっけ」と言われ
「吉祥寺です」と言うと
「あー、そうですか」
絶対知ってるはずなのだ、そんなこと。話すことが無くて。で、次にしばらく間があって
「頭、ずいぶんと薄く苅りましたね」
と言われた。「薄くなる」とか「短く苅る」ならわかるが「薄く苅る」というのが、ヘンで答えようが無く
「はー、一度こうしちゃうと、もう、ちょっとでも長くできなくて」
とヘンな答えをしてしまった。そしたら
「あー、それが一番だ」
だって。よくわかんない会話。
小瓶とチャーシュー皿で時間調整をして、竹の子ラーメンを食べた。久しぶりですごく美味しかった。
店の外に誰かの書いた「小説中華そば江ぐち」の手書きポスターがあり、その感じが中学校の
生徒会選挙のポスターを思い出させる雰囲気で、 ちょっと照れくさかった。
9月4日(水) ブラッド・メルドー
ちょっと忙しくて日記を書く時間がないのに、書かずにはいられない。
今聴いているジャズ・ピアニストのブラッド・メルドーの新作『ラーゴ』があまりによいので。
「ジャズライフ」誌に描く2ページマンガを描いていて、また古いの新しいの聴いていたのだが。
これまでのメルドーのアルバムと違ってハッキリドラムがビートを叩き出し管楽器のバッキングが
入ったりしているのだが、もう、どうしようという感じによい。ジャズかどうかなんてどうでもいい、
すごくいい音。美しい。今の音。うう。でもジャズ。でもサウンドもかなり実験的。
レディオヘッドの曲もやっていてこれがまたカッコイイ。「パラノイア・アンドロイド」。
と書いている今、編集長より電話。「そんなの聴いていると仕事にならないからほかの聴いて
早く描いてよ、待ってるんだから」と。ということで仕事に戻ります。