6月30日(土) ブルースセッション
毎月恒例のブルースセッションに2ヶ月ぶりに出る。先月は忙しく出でれず、先々月は寝不足で
へろへろの上時間もなかった。今日は始まる前から行ってしまった。いつもは10時半頃のこのこ
出ていくのに、8時過ぎに会場となるゴールデンバットへ。近所っていいね。徒歩1分。
そしたらいきなりオープニングの曲から呼ばれてしまった。「Tボーン・シャッフル」。
オープニングにはもってこいのインストナンバーだ。いきなりソロが回ってきたが、今日は
妙にリラックスしていて指が柔らかい。とにかくアドリブやソロは指に力が入っちゃったらダメだ。
頭もカチカチになってしまう。何度かここであった人が多かったせいもありまわりの音も聞こえて
すごく楽しくなった。そのまま居残って3曲。それで交代してしばらく見ていてまた呼ばれ
また違うメンバーで3曲。知らない人とやるのは緊張と新鮮な楽しさが混じっていい。
街で見かける「一人でもどうぞ」という雀荘に入るのはこういう気分もあるのかな?なんてオソロシイと
思っていたが。でもギャンブルはこわいなあ。でもこわいから面白いとか。わからん。
後半出たときはドラム&ボーカルに大好きなJOJOさん。曲も「カレドニア」「フーチークーチーメン」
という大好きな曲素晴らしいヴォーカルにしびれ、そこにテクバツグンのブルースハープが加わり
もうやっててついつい盛り上がっちゃってソロの最後に熱くなって1弦を切ってしまった。が
問題もなくリラックスしたまま(バカになってるけど)、最後まで楽しめた。自分のバンドのライヴも
こういきたいねー、7月27日西荻窪ビンスパーク。モダンヒップ。前半アコースティック、
後半エレクトリックでホーン付きというのは久々のフルコース。みなさん誘い合わせてきてね。
そうだ、その日はモダンヒップのTシャツ作って売ろうかな。やば、Yシャツ屋根性が出始めてる。
6月28日(木) 美學校
去年の生徒が4人遊びに来てくれてにぎやか。美學校は卒業のようなものがないに等しく、次の年も
自由に参加できる(暗黙の了解。ボクのときもそうだった。それで南伸坊さんなんかと仲良くなった)。
みんなに課題を与えてやってもらっている間に、ボクも〆切間際の仕事をする。
先週はQBBの原作を作り、美學校からFAX、みんなの前で弟に電話して、打ち合わせのような
雑談のようなものを聞かせる。みんな笑ってる。コンテもみんなに見せる。このように公私混同して
やっていくのが現場っぽくて面白いと思うんだけど、これを「いいかげんな授業」というかどうか。
帰りにいつものように居酒屋に行く。居酒屋の女店主を我々は「オンナ水前寺清子」と呼んでいる。
水前寺清子はそもそも女じゃん、という人もあろうが、それは見ていただければ納得がいくと思う。
この人がかなりいいキャラクターで、無愛想にものを喰いながら注文を取っていく様が素晴らしい。
なんて、気が付くとどこに行っても「江ぐち」のようなことをしてしまう。
6月27日(水) EGU-T
QQgoodsで「江ぐち」のTシャツを作った。意外なデザインにしてあるのは、江ぐちの職人さんにも
来てもらおうかと思って。なんてウソウソ。でも近々手渡しに行く予定。うそ。こわくて行けない。
人に行ってもらいます。一枚サインもらってきてもらおうかな。タクヤの。本名の井上じゃなくて
「Takuya」なんて英語で書いたらビックリするな。星マーク入りで。いつ練習したんだ?
悪魔のも欲しいな。目が不自由だからスティービーワンダー見たいな感じで最後に拇印が押してあるの。
オニガワラは手形。相撲みたいな。他の人のサインに無神経にかぶさってベタッとおしてある。
それにしても掲示板等から漏れ伝わってくる情報でも江ぐちではずいぶん本のことが話題になってるのがわかる。
なんだか本が店の棚に飾ってあるとか、知らない人同士が店で本を見せあってるとか。
ボクにとってはとんでもないことになってしまっている。(Tシャツまで作ってなにいってんだ)
今日来たメールによると、久住昌之・泉昌之・QBBのこと全然知らない若い女の子が、この本を読んだ人から
口コミで聞いて「三鷹でついに江ぐち発見!」なんて携帯でメールをやり合っているという。
今までにない広がり方でちょっと戸惑っているけど、とりあえず読んだ人が「食べたい」となって
江ぐちの売り上げにつながってくれれば嬉しい。それがまたグルメっぽくないのも少し嬉しい。
EGU-T、みんなで買って着よう。プレゼントにもらっても首を傾げるだろう。流行ったらそれこそおかしいな。
6月26日(火) 「IT用語のツボ」今泉大輔(技術評論社)
と、いう本のイラストを100点ぐらい描いたのが、もう発売になっているが、もう増刷になった。
要するに売れてるらしい。よかった。というわけで、その打ち上げを新宿で。著者と編集者と。
「ワールドカップ食堂」というなんとも怪しい名前の韓国料理店。中もディープな感じでよかった。
我々の他の客は全員若い女の子(韓国系水商売系)と一緒のオヤジだった。でも美味しかった。
6月23日(土) 読んだだけで太る本
主婦エッセイストの青木るえかさんから著書「私はハロン棒になりたい」(本の雑誌社)が届き、一気読み。
ボクの「江ぐち」の本の初版の方をほめてくれている文章が出ている。うれしい。
中身はエッセイ集で「え、こんなこと、書いちゃっていいの?」というすごい自分ネタがバンバン出てくる。
あまりに腋の下にあせ汗かくんで腋をサロンパスで封印したがだめで、生理用品をヒモで縛ってみた、
そしたら、なんていうすさまじいのが出てくる。洗わないアサリのスープもラジカルだった。
「自分を罰するために書きますが」毎日ケーキを4個買って4個食べていたらどうなったとか、いやー。
面白かった。で、自爆的ダイエット話が続いた最後の方で、ボクと谷口ジローさんで組んで書いた
『孤独のグルメ』(扶桑社文庫)を「50回は読んだ」とした上で、
「何がおそろしいかというと、このマンガは読むだけで太るのである」
と書いてある。
「ダイエット中、夜の空腹のつれづれにこれを読んだら、一晩で1キロ増えた」
のだそうだ!「まさか」と翌晩も読んだら、また1キロ増えたという。このままでは大変なことになる、
と「しばらく寝かせて」また読んだら、きっちりまた増えたんだそうだ。信じられますか!
昼間でなくて夜読むのがポイントらしい。すごい本を書いてしまったんですね。俺。
6月22日(金) ジョン・リー・フッカー死去
また一人ブルースの巨人が亡くなった。昼の打ち合わせで(しかも「ジジメタルジャケット2」の
打ち合わせで!)それを知り、ショック。まあ、高齢ではあったが、もう少し生きて演奏するような気がしていた。
ボクは19歳ぐらいの時、初めてレコードを買い、そのあくの強い声と独特のリズム感に圧倒された。
「ブギ・チレン」なんかもう、最高だった。どうやったって誰にもできるわけないと思ったな。
あと、顔がすごい。例のジャケット一杯に顔面の写真が載ってるやつは、ボクのホームページの
「お楽しみ箱」の「ジャケ面写真」の「…(自信満々)」で見れる。あ、リンク貼っておこう。
掲示板にも書いたけど、文盲で読み書きができないと言う彼の言葉にはいつも励まされる。
掲示板はちょっと間違っていたので直します。
「とにかく感じることが大事なんだ。自分でもうまく説明がつかん。辛いときもあったが、
歯を食いしばってがんばるのさ。プッシュするしかないんだ」
「人それぞれ好みがあるように、俺にも好みのやり方がある。人のやり方、俺のやり方。
俺はいつもそれで通してきた。これからも、そうする」
「ブルースは人生そのものだ。大統領でも乞食でも誰でもブルースを感じるときはある。
心を大きく占めるもの。その奥底に響くもの。時にはミジメに。時には幸せに」
「この世があり続ける限り、ブルースは生き続ける」------John Lee Hooker
1920年生まれだからもう81だが、生涯現役だったと言っていいだろう。
匹敵するブルースのビッグネームはもはやBBキングのみだ。
ゲイトマウス・ブラウンも元気だが、彼は自分の音楽をブルースと規定していない。
65歳のバディ・ガイはまだ若造だ。でも先日来日したオーティス・ラッシュとともに元気で嬉しい。
8月24日発売予定の泉昌之『ジジメタルジャケット2〜ザ・デルタ』は、個人的には
ジョン・リーに捧げたい。心から冥福を祈る。
6月20日(水) 喉若干痛し
夜は冷えるのに昼間はむしむしして、喉をやられた。最近歳のせいか、どんなに遅く寝て(朝6時とか)も
10時前には目が覚めてしまう。もっと寝なければと思うが前のようにうまく2度寝ができない。
寝ようと努力しているうちに目の前の本棚から読みたい本が出てきて読んでしまう。
だから夕方変なときに睡魔がおそってきて困る。(実はこれを書いてる今も眠い)
ボクは「お米教」「睡眠教」の敬虔な信徒で、一日に一食はご飯が食べたいし、眠れば大抵の病気は治る、
とまでは言わないが、寝ないことは罪悪に近い、毎日のリセットボタンとして睡眠がないとろくなことがない、
と考えている。あと、ちょっと「お風呂教」で、「風呂につかることは胎内回帰であり、これも一種のリセット
と考えている。だから「シャワー教徒」とは対立気味。どこで、どう、ぶつかっているんだ。
ところで、「江ぐち」の本だけど、すごいミスに気付いた。あとがきの最後の最後で、
「二〇〇一年弥生 久住昌之(43)」となってるけど、ボクは文月十五日にならないと(43)にはならない。
まだ(42)だ。年齢詐欺。逆サバ読み。損してる。馬鹿だ。ま、かわりゃしないけど。
6月18日(月) 朗読会
トーキングモンキーズで「朗読会」に出ることになってしまっていたが、なんにも考えないまま
というか考えると怖いので考えないようにしながら、でも今日当日を迎えてしまい、ちょっと考えて
「江ぐち」の本を持っていく。朗読でないと表現できない部分がたくさんあると思ったからだ。
たとえばタクヤの「イラッサイ」は、このカタカナ表記ではとうてい現せないニュアンスがあるわけです。
で、この晩は3人の人が出てボクは最後。客なんて誰も来ないだろう、ぐらいに(失礼だ)思っていたら
これが満員。全然知らない人バッカリ。朗読が始まるとみんな水を打ったように静まって聞いている。
一人目の女性は昔の純文学の一節を30分ぐらい、本当に朗読。へー、こういうものなの?と思う。
聞いていて緊張して少し疲れた。練習してきた感じで驚くほどつっかえないで流麗に読んでいたけれど、
「その言葉、漢字で書くとどういう字なんですか?」と聞きたくなる箇所が何カ所かあった。
次の女性は、自作の小説を読んだ。お父さんが亡くなったり、お姉さんが妊娠したり、男の人とセックスして
ガッカリしたり、聴きどころがたくさんあった。「超」がたくさん出てきたりして今っぽかった。
いよいよボクの番で、今までのところでは観客の「笑い」というものはほとんどないので
これでヒカレたら20分は生き地獄だ、と思い冷や汗が出た。(「第一の男 タクヤ」あたりを読んだ)
ところが話し始めたら皆さんいきなり大笑いしてくれて、ずーっと笑いがとぎれず、助かった。
みんな何を求めて朗読会なんて言うものに来るんだろうと思ったけど、店長の三上さんが言うとおり
情報だけでなく、人と人との直接のフレアイっちゅーか体験ちゅーか、そういうもんを求めてるのかもしれない。
自作の朗読って厚顔無恥の極致だと思っていたが、なんとなくできてしまった。ふざけた文章だからだろうな。
でも前の二人の雰囲気を壊したみたいで終わってから謝ったが、いえいえ面白かったといってくれた。
あ、書くの忘れていたけど、BS日テレの22日今週金曜日の夜23時から(あれ22時だっけ?)
『夜のバカンス』というのに出演してます。ジャズ喫茶巡り。実は先週も放映されたんだが見過ごした。
今週は再放送。吉祥寺のジャズ喫茶のガンコオヤジ二人に話し聞いたりしてます。取材は面白かったよ。
6月16日(土) 感謝
「江ぐち」の本、買ってくれた皆さん、感想くれた皆さん、本当にありがとう。高校の同級生や中学の同級生も
メールをくれ、おかみさんの秘密や若い頃「おかめ」と呼ばれていたエピソードなど、もう書き手として
これ以上の幸せはない毎日です。ありがたい。それにしてもインターネットがあってよかった。
6月13日(水) 「メールのなかの見えないあなた」(文春文庫)
と言う本をアフリカ仲間の畏友・鴻巣友希子が訳して送ってくれたが(この言い方じゃあ、オレに訳してくれたみたいだ!)
一気読みでした。アメリカの高級住宅地に住む13歳の少女がインターネットで知り合ったひとと・・・という話
だがものすごくリアルで、どんどん読みすすみ、電車にのるときカバーを外して持っていこうとして
ふと表紙を見たら、作者のところに主人公の名前が。「え!これノンフィクション?実話?」と
そこでようやく気が付いた間抜けな俺です。でも面白かった。というか、13歳のまるっきりダサイ中学生が
もう痛々しいほど生々しくて、いたいけで、大人の残酷さもものすごくて、これは本人にしか書けない、と思った。
まさに今読まれるべき本だなあ。
ところでこの鴻巣さんは、このたびついにかの「嵐が丘」を訳されることが決定し、翻訳文学界に大きな足跡を
残すことがほぼ決定的になった。ボクは、友達として、すごく誇らしい気持ちだ。おめでとう。
ところでQQgoodsはおかげさまで順調な売れ行きだ。やはり、コンビニ払いができるようになったのは大きい。
だって、注文して品物が届いたら、中に入ってる紙を持って近くのコンビニに行って料金を払えばいいだけ。
24時間オッケーだし、一応品物が届いてから10日以内の振り込みとなっている。
新作Tシャツもどんどん作っている。
今回は「これ来て街歩く勇気あるか!?」というか「もはや普通のTシャツでは刺激がなくなったあなたに」という
泉昌之のすごいTシャツ「プロレスの鬼」Tシャツを作った。まあ見てくれ。
ラッキーキャラクターのQピーの後ろ姿も描いて送ったところ(肩胛骨のあたりに羽根。お尻にうっすら蒙古斑あり)、
制作班がさっそく、キャミソール、って言うんですか?にデザインした。これも相当だ。
いずれにしろ、このホームページはボクは描いてメールで送るだけでどんどん更新されていくのですごい。
WAKAとREDMANの日記もついつい見ないではいられない。今後どうなるのか予測も付かない。
しかし、もうひとつのボクのブランド(?)RAFFLESIANmqも、近日中に大きな展開がある予定。
いったいどこへ向かっているんだ、俺のホームページ。
江ぐちの本、よろしく。(しつこい)
6月12日(火) どしゃぶり
昨日の夜、自宅から仕事場に自転車で向かう途中、いきなり雨が降り始めアッという間に土砂降りに。
ちょうど中間地点ぐらいまできていたので、帰るに帰れず、というか戻ったら着替えて傘をさして
歩いてこなければならないので面倒くさいから、そのまま突っ走ったが、雨はまるでスコールみたいに
なって、しかたなくマンションの入り口に避難。そしたら同じように避難している人が3人いた。
女子高生と、若いOLと、40ぐらいのサラリーマン。みんな押し黙って雨を見ている。
風も強く雨粒が吹き込んでくる。街灯の光の中で雨がカーテンが揺れるようにたなびききれい。
雨が強くなったり弱くなったりするのが耳と目と肌で感じられる。
ずいぶん弱くなったので最初に我慢できなくなり飛び出したのはボクだった。
しかし走り出してみると雨はまだまだ強い。いや、走り出したらまた強くなった。
もうTシャツとGパンはびしょ濡れだ。でも容赦なく雨は降りつける。仕事場になんか着替えがあったはず、
という保険があるので戻らなかったところもあるが、これだけまともに雨をくらったのは久しぶりで
なんだか嬉しくなってしまった。こんなこと何年ぶりだろう。10年ぶりぐらいか。
仕事場に行って雨で肌にまとわりつくTシャツを脱ぎ、ずっしりと重いGパンを脱ぎ、熱いシャワーを浴びた。
それからさらさらに乾いたTシャツと作業用ズボンに着替えると、なんと気持ちよかったことか!
小学校の時、みんなで遊んでいて夕立に遭い、やはり自転車で興奮して叫んだり歌なんかうたったりしながらも
全速力で一番近くの茨木くんちに行き、みんな服を脱いで茨木くんのシャツや半ズボンを借りて着て、
おやつや麦茶を飲んだ時を思い出した。やっぱりホッとして、救われたような気持ちになった。
雨に降られたあとがこんなに気持ちがいいなら、今年の梅雨は積極的に降られてみようかな。
6月11日(月) 大井町ライヴ
友人の藤井康一くんのLittle Jive Boysのライヴがあり、録音がてらゲストでギターを弾いてきた。
ライヴ会場は大井町の「廣田」という居酒屋。とてもイイ店でコロッケパンが美味しかった!
ところが予想しなかったことがあり、ライヴ会場は座敷だったこと(板の間だけど)。古いTシャツにGパンで
靴だけ新しいスニーカー、と思っていたらいきなり靴は脱がなければならず、しかも靴下は5本指のついた
靴下だった。エレキギター似にあわねー!だっせー!
バンドはピアノとウッドベースとウクレレという編成でドラムがいないけどビートはバツグン、
ドラムがいない分ビートがでてくると自然に会場の手拍子がわいて盛り上がった!
藤井くんのサックス、ハーモニカもすごくエモーショナルでパワフル。最後に3曲セッション。
MDに録音して帰りに聞いたら会場の雰囲気が出ていて、これは十分使える。お客さんありがとう。
藤井康一&関ヒトシの出たばかりの新譜は「LittleJiveBoys」。なんでもありドラムレスのごった煮バンドは
耳にやさしくビートはびんびん、コーラスもゴキゲン、ユーモアたっぷりでオススメよ。
「ホルモン」なんて曲はエレキのかわりにウクレレを使ったロックンロール。「支那の夜」もいい。
「ピンガでヘベレケ」はボサノバで始まり大騒ぎサンバで終わる大傑作。歌詞もメロも最高!
お求めはDISC UNIONなどで。手に入りにくいという人はとりあえず
藤井康一〜ウシャコダのホームページを見てみて下さいな。
6月10日(日) 新刊出た!
2年越しで出る出ないやってたボクのエッセイの復刻版、「小説中華そば 江ぐち」が今日届いた。
サブタイトル「アクマとタクヤのラーメン屋」。そそるでしょう?新潮OH!文庫から486円。
詳しくは「インフォメーション」にも書いたけど、まえがきが26歳、あとがきが42歳というすごい本だ。
「小説」と言いながら帯には「幻のエッセイ、大復刻!」とある。どういうことだ。冗談です。
イラストを全部紛失、新たに描き直したんだが、26歳のころの友人の絵を描かねばならず、当時はリアルタイム
だったから何も考えなかったが、今描くには当時の写真を見なければならず、そうするとみんな若くて、
今も付き合いのあるWAKAなんか、黒髪にパーマかけていてメガネもないし今とずいぶん違う顔だ。
とにかく今回は売れて欲しいので、買って読んで面白かったら人に勧めて下さい。
それとこれも延び延びになっていた河野哲朗クンとの合作単行本がようやく完成に向け動き出した。
偶然、数ヶ月ぶりぐらいに会ったので、ここであったが最後とばかり捕まえて日本酒をずいぶん飲んでしまった。
単身ニューヨークに一ヶ月ほど行っていたという。どうりで連絡がつかないわけだ。何も言わず。まったくもー。
「COMIC CUE」などで描いた単発マンガやエッセイ、短編小説みたいなものが詰まっているきれいな本になりそう。
河野君のイラストがカラーでシック。でも発売日タイトル等未定。でも完成したら展覧会もやる。場所も決定。
6月9日(土) コンビニ払い
QQgoodsがついにコンビニ払いでお金が払えるようになった。これはすごい。
ボクのTシャツなど商品を買ったら、商品が届いたときコンビニ払い用紙が入っていて、それを持って
近所のコンビニでお金を払い込むことができる。つまり料金後払い。24時間いつでもオッケー。
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、サークルケイ、ミニストップ、エーエム・ピーエム
、スリーエフ、
ポプラで、商品到着後10日以内に払ってくれればよいです。手数料も無し。信頼してます。
これでずいぶん気軽に購入いただけるようになったんじゃないかな。ボクもどうもネット通販は怖い、めんどくさい。
ホームページから買うこともできるけど、たとえばAndeuxのような店でボクに「あれ欲しい」とか言って
直接手渡されても、支払いはあとで近所のコンビニで、という買い方もできるわけです。すげえ。
こんなシステムができたのも管理人さんの努力のたまもの、感謝してます。
Tシャツは好評で、XXLなんていうでっかいサイズのピーピーボンボンの泣きべそTを注文される方なんかもいて
これがまたものすごくかわいい。子供サイズも出てる。泉昌之の「かっこいいTシャツ」も人気(今度BSの番組に
ボクも着て出演してます)なので、近々もう一種類出す予定。ボクの切り絵Tシャツも実は作れるんだけど
いろんな関係上表だって出せません。でも「あの人の切り絵のTシャツ、できるんですか?」という切望あれば
QQgoods宛てに問い合わせて下さい。いや、正直言ってあのTシャツやあのTシャツはかっこいいですぜ。
この夏はQQgoodsTシャツで差を付けようぜ。なんちゃって。
6月7日(水) RADIOHEAD
絵を描きながらなぜかまたRADIOHEADをよく聴いている。「KID A」。これがよくて困る。オレは暗いんだろうか。
でも完成度は高い。今年来るようだけど、この音楽をライヴでどうやるのか、すごく興味がある。観たい。
6月5日(火) 桑田圭祐
先日20数年ぶりにあった高校時代の友人のひとりは自分で興した会社の社長になっていて
ボクにぜひ切り絵を作ってくれと言う。誰がいいのか聞くと財布からサザンオールスターズの年末の
ライヴのチケットの半券を出した。毎年行っているという。そうか、こういう人達が毎年いっているんだよな、
と妙に納得した。なんか自分とはずいぶん違う同い年な気がしてしまった。
桑田圭祐の切り絵は仕事でモノクロで切ったことがある。それを出して紙から剥がして少し切り直し
色を付けてバックを入れる。色は全部その色の紙を切って下に敷き込んでいくので面倒。
サザンは1枚も持っていないのでポンタの「welcome to my life」と聞きながら切る。
このアルバムで桑田圭祐はディランの「天国の扉」を歌っている。しみじみしていていい。
(関係ないけどこのアルバムは、大貫妙子の素晴らしい「哀しみの影」、キヨシローの「We
can talk」
の訳がすごくいいバージョン、そして思わず泣いちまった泉谷しげるノ「ヨイトマケの歌」など傑作ぞろい)
できたら都会の夕暮れ、星が出始めた空で熱唱する桑田になっちゃった。が妙によくなってしまった。とりあえず
Andeuxに持っていって飾ろうっと。こういう場所があるのはいいな。Tシャツにもすべきか。
6月4日(月) ヴィジュアル系
昨日はしぶくジャズ喫茶の取材だったというのに、今日はいわゆるヴィジュアル系バンドのライヴ。
高田馬場AREA。月曜の6時から始まって5バンド出演。学校帰りの女子高生が制服でたっくさん。
当然ロビーなんかでウキまくって、参った。
それにしても女子高生のヘッドバンキングはすごかった。腰入れてすごい縦振り。首がもげそう。
よく頭痛くならないなと思う。若さだね。制服にたくさん安全ピンを付けまくって気合い入れてる子もいた。
でも観客のコスプレみたいなのはあんまりない晩だった。というか最後まで見る前に、
担当編集者の女性が失神してしまった。というか、貧血で倒れた。ビックリした。若さにあてられたらしい。
ボクは肩が凝っただけ。
6月3日(日) ジャズ喫茶
吉祥寺のジャズ喫茶の老舗「A&F」と「meg 」の店長と初めて喋った。店は20年以上知っていて
昔はよく通ったのに初めてだ。今ジャズ喫茶をやるのはガンコとか意地を通り越して「慈悲の心」に
近いという。採算を考えたら合うわけがない。それにしても改めて2軒じっくり聴き比べ、
2軒の音質が全然違い、それぞれの特性があって面白かった。本当は同じレコードで聴き比べたくなった。
(今度こっそりハシゴリクエストしてみよう)
ボクの印象だと「A&F」は音の分離がよくてそれぞれの楽器の音像がくっきりしている。ハコとしてはデッドで
スピーカーの鳴りが最大限に生かされていると思った。エッジは立ってるけど、でかいスピーカーでも圧迫感はない。
「メグ」はもっと小屋鳴りがしているというか店全体が鳴っている感じで、分離というよりふんわりした印象で、
でもだからと言って決してぼやけているわけでなくシンバルはあくまでカチンとして、テーマの
メロディがドーンと聴こえてくる感じだ。甲乙つけがたい。さすが30年、主人の好みが出ていると思った。
いずれにしても、近年の流行音楽の主流音質「ドンシャリの徹底的な強調」とは全然違うサウンドだ。
大きな音でも押しつけがましくなく、疲れないかんじだ。サックスの息使いなど、たまらない。
今、どんどん都会からなくなって数少なくなったものに銭湯があるが、
残っている銭湯の意味は変わってきて、家に風呂がある人がわざわざ足を運ぶお風呂になっている。
だってリラックスのしかた、疲れの取れかたが、ウチの風呂と全然違うもの。
ジャズ喫茶でいい音で音楽を聴いていると、大音量なのに不思議と落ち着き、ものが深く考えられる
ような気がする。他に客がいるのに、ひとりになれるようなリラックス感も、状況は全然違うのに銭湯に似ている。
吉祥寺のほうに住んでいる人、この2件は「東京遺産」。もっと利用したほうがイイと思う。
それにしても二人ともやっぱりガンコオヤジで面白かった。
テレビの撮影だったわけだが、喋っているときはリラックスして面白いのだが、全部撮影が終わると
何かものすごく消耗した感じで、5時半から始めて終了は12時、仕事場に戻ったらどどーっと疲れて、
しばらく横になってバカになっていた。
6月1日(金) 高校の同級生
6人と24年ぶりぐらいに会った。去年中学の同級生達と27年ぶりにあって、驚いて感心して面白かった
体験があったので、今回はそんなにビックリしたりドキドキすることはなかった。でも話していると
やっぱり基本的な性格はみんな全然変わってなくて、すぐ怒るヤツはそのままだし、軟派な感じのヤツは
ナンパだし、カッコつけるヤツはやっぱりそうだし、すっとぼけた人はやっぱりそうだし、姉御肌な
人はやっぱりそういう感じだった。でもみんな面白い大人になっていて面白かった。もちろん
ボクの仕事のこととか全然知らないやつもいるわけで、こういう会話にはおかしくなった。
「クスミって何やって食べてるの?」「マンガ描いたり文章書いたりして」「お金は?」
「だから原稿料とか」「え、それ誰がくれるの?」「・・・出版社」「どこの?」
「・・・いろいろだよ、角川書店とか講談社とか、あるじゃない」「あ、あー、そういうことか」
ホントにわかってんのか?なんだ、そういうことかって。
中に当時付き合っていた男女が二組いて、高校生の頃別れてるんだけど、ふたりの話してる感じが、見ていて
当時二人で話してる感じなんか変わっていなくて面白かった。微妙なニュアンスなんだけど、ああ、彼女はああいう目で
彼のこと見ていたなあ、というのを思い出した。表情が。お互いそれからいろんな人と出会ったりして
いろんな経験積んでいるのに、話し方も相手に気を遣っているのに、かもし出される雰囲気はやっぱり
変わらないように思えた。基本的性格が変わらないからだろうか。恋愛ってなんかお互いの性格の間に起こる
不思議な磁力のようなものだと思った。いろんな条件でそれが発生したり強まったり弱まったり消えたりする。
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