8月30日(水) 通販オープン迫る
 
そういうわけで遅れに遅れたRAFFLESIANmqのオープンは今週金曜の夜中0時になった。
待たせたわりには商品アイテムが無いじゃん、と思う人もありましょうが、ぼちぼち続々ということで。
企画はたくさんあるのだ。それよりオープニングプレゼントがありますのでお楽しみに。
 こないだ実家に行ったら遊びに来ていた小学2年生の子が出された麦茶に牛乳を入れて飲んだので驚いた。
「だって、ミルクティーと似たようなものじゃない!」と言われれば、まーそうだけど、納得できない。

8月29日(火) マンガ読んだ
「続・ヒゲのOL藪内笹子」を買った。現代のギャグマンガって、まさにこれ!最高に面白い。
こういうのがベストセラーになっくれてるのってホントに嬉しい。しりあがり君ってやっぱり天才。
「ギャグを描くんだ」という力みがまるっきり感じられない。笑わせる人が力んでると痛々しくて読者に悪い。
「アギャキャーマン」谷岡ヤスジ、も買った。もーサイッコウ。なんだろうこれは。読めて幸せ。大天才。
でも実は「アギャキャーマン」って、もともと「アガキーマン」で、谷岡さんがどん底で文字通り
あがいていた時にやけっぱちで付けたタイトルらしい。そこでアギャキャーマンで這い上がるんだからやっぱり凄い。
「船に棲む」つげ忠男、も買った。これがまた意外や意外に面白い。つげ義春がのりうつったよう。
やっぱり歳とると似てくるのかな。絵もどんどん似てきている。というか、お兄さんのマンガバッカリ
読んでいたんじゃないこの人は、ってかんじ。つげ義春さんの新作が読めない不満を解消してくれるような快作。
船にゴトンとぶつかってきた死体と話すとこなんてぞくぞくする。ベタがうまいなあ。川の風景も。
というわけで立て続けに面白いマンガを読めて大満足。してるうちに仕事が流れてしまった。

8月28日(月) 切り絵展
 前にもちょこっと書いたけれど、10月2日から28日まで、新宿のバーTalking Monkeyzで個展を
することになった。6月の町田のQBB展、7月のQBBワインバー乗っ取り展、そして原宿のロックスペクタクル展
についで今年4回目の展覧会だ。どうした風の吹き回しか。でもグループでなく個展は久しぶり。画廊じゃないけど。
 今回はミュージシャンの切り絵だけに絞って展示することにした。
 実はボクのデビューは、マンガ以前に「JazzLife」という雑誌で切り絵でジャズメンの似顔絵を
制作したことだ。19歳の時で、音楽の苦手な南伸坊さんからの紹介だった。毎月結構苦労したのを思い出す。
 なぜ切り絵を始めたかというと、当時同居していた母が、市のカルチャースクールみたいなので切り絵を
短期間やっていたので、専用の紙や下敷きがあって、ボクは当時若者で暇だったから、ついやってみたのだ。
 切り絵というと、どうしても民芸調なイメージがして、民芸調は若者の敵だから物凄く反抗的にポップな
切り絵をやるんだ!と若者だからムキになってチャレンジしたんだ若者だったから。
 それで、カルチャースクールの先生は日中友好教会の人で、切り絵のコンテストがあるというので、
なぜかナベサダこと渡辺貞夫を切って送ったら佳作に入選して、掲載された本が送られてきて、驚いきつつ照れつつ
嬉しかった、若者だから。その本も恥ずかしいけど展示しよう。原画は中国まで行ったのかまだ帰ってこない。
 そんなことがあって、マンガ家になってからも隠し技的に、たま〜に切り絵はやっていた。
 今回はそんな20歳ぐらいの作品から、切り下ろしの新作まで20点ほど展示する予定。たぶん
オリジナルのTシャツやトレーナーなんかも販売すると思う。そして会期中の金曜日にはアコースティックライヴや
トークショー、スペシャルビデオショーもやる計画がある。なんでこうなってしまうのか、展覧会が
それだけに終わったためしがない。でも、ダサイ若者じゃなくて本当によかった。

8月27日(日) 実家の漬け物
 
に久しぶりに行ったついでに夕飯を食べたら、出されたぬか漬けがうますぎて感動して飯を食い過ぎた。
朝もぎ昼漬けのキュウリとナスの浅漬けがまず最高だったが、それより、ちょっと古漬けになったそれらを
軽く水で塩抜きして、そこにミョウガの浅漬けを縦に千切りにしたものをバサッとふりかけ、さらに細く細く切った
生のショウガとシソの葉を刻んで加え、醤油をかけて全部かき混ぜて食べると、もうそれだけで飯がいくらでも食える。
 古漬けの味わいとしゃくしゃくしたミョウガ(でも生ではないことがポイント)と新鮮なショウガがたまらん。うー。

8月26日(土) 同窓会
 
また偶然がつづく。
 先週、ボクの行ってた高校の教師から連絡があり、卒業生に送っているミニコミ、というの?あれに
原稿を書いて欲しいという。喫茶店であって話していたら、偶然ボクの実家の目と鼻の先に住んでいる人だとわかった。
 彼も卒業生で、ボクより少し年上だった。なんかどうやって今の仕事に就いたか、みたいな話で、
ちょっと書きにくいが仕方なく引き受けた。メールで「私よりずっと年輩かと思ったらふたつ年下なんですね」
というのがちょっと引っかかったが、会ってみたらその人もハゲだった。ボクより若干破滅的にハゲ。
 そしたら数日後、中学の同級生のMクンから留守電が入っていて「この住所で変わりないなら同級会の
案内出したいのですが」という。この住所、といわれても困る。ボクは三鷹市内で引っ越しているから
電話番号は変わらず住所は変わっているのだ。面倒くさいので尋ねる電話はしなかった。
 最近電話してきて「よかったら折り返し電話下さい」という人がよくいる。着信電話番号表示になるから
そうなっているのだろうが、ボクのはナンバーディスプレイじゃないので、電話番号を言ってもらわないと
かけようにもかけられない。
 そして昨日。なんと小学校の友人の弟から実家に電話があったという。やはりどこかに何か書いて欲しい
という以来らしい。
 小中高と三つの母校のくラスメートからたて続けに連絡が来るとは。中学をのぞきすべて20年ぶりぐらいの連絡だ。
どういう波が来ているのだろうか?この偶然の力をどうすれば有効利用できるのか。
 同窓会はキライなのでずっとでなかったから、そろそろハゲだのデブだの社長だのと、機が熟してきた頃だ。
マンガの取材だと思って行ってみようかな。

8月25日(金) 遅れる
 QBBの次の単行本は1ヶ月遅れて10月発売になった。なにしろ原稿が行方不明になっていおるものが
あり(しかもカラー。しかも原稿料も未払い。編集部夜逃げ。ひどすぎる)、それを弟が全部雑誌から
トレスして描き直したのだ。原稿料これまたナシで。でも内容のくだらなさには自信満々です。お楽しみに。
 夜銀座で「エルモと毛布の大冒険」というセサミストリートの映画を見る。本当に、映像の豊かさというか、
細かいセンスのよさ、子供を決してなめていない本気の遊び心には、アメリカのいいところが全部詰まってる
ようで日本の子供向け番組は30年遅れているうえに、物凄く貧乏だと思ってしまう。音楽も最高だし。
 帰りに駅前の中華料理店に入ったら次々に変な客が入ってきて飽きなかった。やっぱり仲良しグループって
基本的に顔とかルックスとか話し方というか臭みというか、共通しているものを持っている。男3人のモテナイ君組が
ほろ酔いでレジのところで物凄くいい味だしていた。店を出ても店の前でじゃれあったりして。30過ぎなのに。

8月24日(木) 原宿
 
仕事で原宿に行った。すごい人だった。ラフォーレの前で「あの、私美術の専門学校に行ってるものなんですが
1枚写真撮らせて下さい」と言われた。ボクのことを知ってるのか知ってないのか微妙な感じで、それは
どうでもいいのかもしれないけど、どういう顔で写されるべきか表情に困った。1枚撮って礼を言って消えていった。
 イギー・ポップの一番新しいアルバムが意外にいいので気に入っている。ドン・ウォズのプロデュースって、
結構好きなのかもしれない。チャーリー・ワッツとジム・ケルトナーのプロジェクトのなんて言うんだろう、
打ち込みの、インストのヒップホップみたいな音楽、が結構かっこいい。全曲名がジャズドラマーの名前になっていて
一曲目は「シェリー・マン」、2曲目は「アート・ブレイキー」とか。最後は「エルヴィン組曲」で、すごく
アフリカっぽいなど、確かにチャーリーの趣味が出ているが彼のドラムがどこにいるのかは聞こえにくい。
クレジットをよーく見たら「トニー・ウイリアムス」という曲のキーボードはミック・ジャガーだった。
 ジミヘンがやったブルースばかり集めたアルバムも買った。これもかっこいい。デヴィッド・マレイも
もちろん買いましたよー。油絵も切り絵もやるぞー。9月は芸術の秋になりそう。
 9月末には久しぶりのエッセイ集(?)「馬鹿でよかった」も出ます。これはつまり過去のボクのエッセイにはマンガの
元ネタが全部入っていた、というようなものでもあるんだけど、ボクの文章に多い言い訳やフォローを読み返して
全部取り去ってあり、結果、俺ってひどい奴、ひどい馬鹿、でもよかったね、頭よくて笑われないより、というような、
何言ってるんだ、な本になってしまっている。表紙には6人のピーピーボンボン。Tシャツ作りたくなった。
 
8月23日(水) 久しぶりに
 久しぶりに
近所のプールへ行った。空いていて結構泳げる。気持ちいい。青空じゃないけど蒸し暑かったし。
うるさい小学生たちは夏休みの宿題に追われているのかもしれない。
 午後からtuboxに行って新しいホームページRAFFLESIANmqのオープニングプレゼントの用意その他。
 9月になる前にオープンする。ゼッタイ。リンクなどこのホームページにないこともやります。
 それと、義兄の経営する日立市にあるソニーショップも9月にリニューアル・オープンするのだが、その中の一角に
RAFFLESIANmqのコーナーが設けられることになり、週末は工事中の店舗を見に行ったり、社長といろいろ
キャラクターのことなど話し合ってきた。内装関係などでも、いろいろ協力することになりそう。
 でもひとつの店を最初から全部作るって、アタリマエだけどものすごく大変そうだ。面白いなんて言っていられなくなる。
図面ではゼッタイにわからない部分あるし、お金と時間が有り余ってればこんなに面白いことはないだろうが。
吉祥寺の飲食店なんか見ていてもみんな生き残りに必死だもんな。トロイところはちゃんと潰れてる。
 ところで、そのキャラクターというのが、無くなった前社長が描いたもので、絵を描かない人が必死でかわいいものを
描いた、そのへんてこさが、スッゴクイイ。これだもん。

クマのつもりなんだろうが犬にもたぬきにも見える。手足が妙に細いのも不思議。でもかわいい。胸のFは、この店の
名前「フレンド社」の頭文字だ。色はこの色が基本だけどバラエティあるものにしていくつもり。
 近日中にこのホームページでも、正式にリンクするけど、このキャラクターの名前が募集される。採用者にはもちろん
景品も出る。なにになるかな・・・。皆さんもこっそり考えておいて下さい。応募先なども近々発表予定。
 その他、このキャラクターを使ったいろいろなことを、RAFFRESIANmqがらみで考えている。
 
8月18日(金) ぶひー
 午後1時から夜中3時までマンガ描き。疲れたー。久しぶりに糸井君がアシスタントに来てくれて助かる。
 最近読んだマンガで断然面白いのは花輪和一さんの『刑務所の中』(青林工藝舎)。もう最高傑作。
 でも漫画を書きながら聞いていたのは『小さな恋のメロディ』のサントラ盤。
 仕事の関係で不二家のホームページを見たら、カワイイ。ペコちゃんポコちゃんの名前の由来とか。

8月17日(木) 吉祥寺タクシードライバー
 先日近所のワインバーというか、Andeuxで、京都からたまたま来ていた知人に偶然会った。
その人からメールが来てそれを読んで驚いた。1部転載させてもらっちゃいます。

『しかし何と言っても一番ビックリしたのは帰りのタクシーの中で「久住さんに会えるとは思わなかった」
という妹との会話を聞きタクシーの運転手さんが「久住さん来てたの?」とサラッと言い放ったことでした。
「え〜!ご存じなんですか?」と聞いたら「吉祥寺に住んでたから・・」って。(答えになってない!)
「吉祥寺で飲み歩いている人は大抵知ってるよ」だって!!! そーなんですか? 凄いぞ吉祥寺!!』

ちょっと待て、なんじゃそりゃ!誰だその運転手は!俺はそんなに飲み歩いたりしないぞ。そんな、
ローカルな有名人的な目立ったこともしていないぞ。どういうことだ。「大抵知ってる」!?ウソだ!
 吉祥寺でみんなが知っているのは楳図かずおでしょう(あ、楳図さん全然飲まないか)。
 ああ、驚いた。悪いことはできない。というか、ヘロヘロに酔っぱらってたりできない。なんて。

8月16日(水) 100号の注文
 
7月に原宿のスペクタクルロック展で100号のマディ・ウォータースを描き、描くのも苦労したが
終わってからの置き場に悩んで(結局近所のワインバーに飾っていただいてる)、もう100号はやめよう、
と思った矢先、「100号、描いてもらえるなら描いていただきたい」というありがたい困った話が来た。
 描くのはジャズミュージシャンのデヴィッド・マレイ。店内ディスプレイだそうだ。
 うれしいけど時間が余りない。デヴィッド・マレイは好きなサックス奏者で、ワールド・サキソフォン・カルテットで
ライヴも見ている。がそんなにアルバムをたくさん持っているわけでなく、写真もほとんど持っていない。
 なんでも、その絵をかけた店にマレイがやってきてちょっと演奏するのだという。どうしよう?
 ここのところボクが絵まで描く単発マンガを描いていて、肩がコリコリ。なのにツボしあ〜つがお盆休み。
 うー、まずい、原作があと2ページあるのにこんなもの書いていて、しかも眠くなってきちゃった。

8月15日(火) 雨
 
夜TalkingMonkeyzに行く。前にポエトリーリーディングと一緒にライヴをやった店。
 ここで10月に1ヶ月間店内展覧会をやらないか、という話をミュージシャンでライターの和久井光司くんが
持ってきた。前にライブをやったときはいかみも飲み屋の暗い感じの壁だったが、今日見たら、なかなか照明も
しっかりしていて十分絵は見せられそうだ。でも大きな作品は飾れないので、ミュージシャン切り絵と
テーマを決めた展覧会にしようと思う。20点同じ大きさで飾れる。古い作品もいいけど、やはり新作を
たくさん作りたい。芸術の秋にピッタリだ。10月2日から29日まで。その間の土曜日か金曜日は
毎週何らかのイベントやるつもり。楽しみだ。
 それはいいけど、眉毛と眉毛の間を蚊に刺された。ぷくーっと膨らみ軽く人相が変わった。悪そう。無神経そう。

8月14日(月) お盆東京
 空の青が濃くなってしまった。もうだめだ。秋がじわじわやってきた。秋はキレイだからイヤだ。
 お盆の東京はお正月についで空気がイイから大好きだ。車が少ない。店なんか閉まっていたっていいのに。
せっかくだから近所のプールへ行った。人が少なくて思ったより泳げる。外のプールは気持ちいい!
 ゴーグルをつけて水底の光の揺れ動くのを見ているだけで幸せな気分になる。でも空を見ると秋だ。
異常に雲がキレイ。空がどんどん深くなっていく。どうしよう。とりあえず泳ぐしかない。
 子供を連れてきた40ぐらいのオヤジが、ひとりで来ているドピンクの水着の巨乳の女の子の方ばかり見ているのが
おかしかった。ああいうのって、自分じゃわからないけど、人からはスゴク目立つんだよね、あの目つき。
 子供が溺れそうになってんのに「うん、うん」なんて。おかしかった。
 出てから久しぶりにピーチネクターなんて飲んだ。ずいぶんライトになった印象。でも甘い。
 昼寝したいとこせず、仕事をするボクちゃんって、なんて偉いんでしょう。でも能率悪し。
 秋に出るQBBの新作はかなり面白いぞ。RAFFLESIANmqのダウンロード用壁紙作る。
 オープニングプレゼントも考え中。なにがいいかな。サイン入りカブトムシ(メス)なんて、困るだろうな、
もらっても。もちろん生きてるの。スイカ(6分の1に切って皮に白ペンキで「エサ用」と書いてある)付き。とか。
 
8月13日(日) ライヴ来てくれた人ありがとう
 昨日は雨に降られたけどお客さんは来てくれてよかった。
 リハの後、ひとりでホッパー展に行ったが、案外つまらなかった。若いときに感じた保守的なアメリカ人の
感じがしてしまい、イラストレーターとしては好きだけど、絵画としてはちょっと満足できなかった。
作品も意外に少なかったし。有名な絵が現物を見たらちょっと不満だった部分もあったりして。
 そのあとウエンディーズに行ってアイスティーを飲みながら原稿を書いた400×5。原稿用紙に
シャープペンで書くの久しぶり。漢字忘れてていやになる。自分がバカになった感じ。やっと時間が来て
ライブハウスに戻る。なにしろリハから本番まで3時間以上あったのだ。部屋があったら昼寝したい。
 本番では弦が切れたりしたけど、最後はデタラメ弾きの爆音嵐でおしまい。面白かった。
 
 詩人の筏丸けいこさんからエッセイ集「悲しいときはほかほかごはん」(大和出版)が送られてきた。
 この前の日記に書いた藤井康一クンのCDに「熱燗と中華」というアルバムがあり、その歌をライブで聴いて
いても立ってもいられず、歌に出てくる奥飛騨、飛騨古川の駅前さかえ家に、熱燗と中華そばという、
信じられないカップリングを食べに行ったという話が載っている。ボクも「ええ?」という組み合わせだったが
実際食べてみたら美味しかったそうだ。秋になったらやってみよう。でもラーメンを選びそうだな。
「メンをツルツル 一口飲んで シナチクチクチク 一口飲んで スープ啜って 一口飲んで・・・」
という歌のままに展開したら、両方熱いのに温度差が微妙に胃を刺激して実にウマイという。やってみてえ。
 あ、ここまで書いてそれがうまそうな店が吉祥寺にあるのを思い出した。朝7時までやってる居酒屋「羽幌」。
ここのラーメンは居酒屋なのにすっごく美味しい!江口寿史さんなんかと食べた。ああ、食べてー!
 
 そういえば昨日はやっぱりみんなより早く眠くなり、打ち上げ2次会から先に帰った。ところが自転車に乗って
走り出したら急にお腹が空いてきて(そういえば打ち上げでもほとんど食べてない、夕食抜きだったのに)、
ひとりで日本一寿司に行って2種4カンだけ食べて帰ったんだ。今、急に思い出した。

8月12日(土) 元気回復
 
昨日の日記はよくない。全世界を相手に元気がないことを発信するのは卑怯だ。
 おかげさまでよく寝た。朝9時まで酒も飲まずぐっすり8時間。おかげで朝起きたときの体調がすごくいい。
窓から見える朝の森がなんというか、輝いて見える。やっぱり夏は朝に限る。いつも寝てるけど。
 久しぶりに家で朝食を食べた。ご飯、みそ汁、ナスの漬け物、ミョウガ、冷や奴。人間、眠るに限る。
 早起きついでに午前中に床屋に行った。「タモリ倶楽部、見ましたよ」と言われる。ハゲの話だけに、
床屋さんはどう思っただろうか。お金を払ったらお釣りにピカピカの新500円玉がはいっていた。
「早起きは3文の得」と言うのが頭に浮かんでしまい、その古くさい頭が照れくさかった。
 仕事場に来て原稿を書こうと思ったら、こんなもの書いて時間を使ってしまった。もったいない。
 今日の夜はライブだ。最後の出番なので、音あわせから出番まで凄く時間がある。せっかく渋谷だから
ホッパー展でも観に行こうと思う。ホッパーって、前はわざとらしい感じがしてそんなに好きじゃなかったが、
今は「この人はわざとじゃなくて、こういうふうに書くのが好きで好きでたまらないんだろうな」と感じられ
好きになった。原画を見るのが楽しみだ。あ、弦の交換忘れていた。貼り替えなきゃ。こうして
原稿が先送りになってゆく。では今夜お会いしましょう。

8月11日(金) 貧血
 昼間、またタキモトさんと撮影。暑い。汗ぐっしょりかいた。けど早く終わってよかった。
 ところが帰りの電車の中からちょっと調子が悪くなり、電車から降りたら汗が噴き出し、寒気がする。
 仕事場に行ってTシャツに着替え、クーラーもつけず、夕方までに仕上げるデザインの仕事をしていたら
眠いような寒いようなだるいような、になってきてソファに横になる。ちょっと寝た。必死で起きて
何とか仕上げ、1時間遅れで渡した。倒れるように横になり、寝袋をかけて1時間ほどウトウトした。
 起きたらちょっと吐き気がして、小ゲロを吐いたら、調子が戻ってきた。夜の打ち合わせはキャンセルした。
現像が上がってきたはずの写真を撮りに行きがてら、中華料理店で薬膳粥を食べた。美味しい。クコの実入り。
 半分ぐらい食べて帰り、寝たり起きたりしながら仕事。ほとんどよくなったけど、今日は早く帰って寝る。
睡眠不足と炎天下、アンド昨日はずーっとクーラーつけた部屋でパソコンに向かっていた、のが悪かったんだろう。
 明日はライヴだ。万全で望みたい。
 ボクらの出演は8時半頃なので、7時じゃあ間に合わない、という人もぜひ来て下さい。一生懸命やります。
 爆音で暑気払いだ!
 では皆さんおやすみなさい。

8月10日(木) 町田康さんに!
 仕事が進まずぐずぐずしていたら編集者から電話。「今週号の週間文春、見ました?」という。見ていないというと、
「『21世紀に残したい文庫ベスト5』に、町田康さんが『かっこいいスキヤキ』選んでますよ!」
という。え!今一番、いやルックスでは過去最高にカッコイイ芥川賞作家に選んでいただき無条件に嬉しくなった。
 町田康さんの文章は大好きで、エッセイまで持ってる。そーかぁ、どこで読んだのかな、
なんて思いながら装丁の仕事をにやけながらやってしまった。でも眠くなってちょっと昼寝もしたけど。
 夕飯は「リトルスパイス」のブラックカレー。久しぶりに食べてうまかった。そしたら店の人が
「クスミ、これ読んだ?」とその週刊誌を出してくれ、帰りにコンビニで読もうと思っていた僕は、
思わずひったくるように雑誌を奪ってページをめくった。町田氏曰く、
「20世紀の人達が何を笑っていたのかが伝わるマンガ。これが発表されたのは1980年頃だと思いますけど、
これは、その後のダメだった20年間の始まりだったんではないかと思いますね」
 ははは、サーイコー。いやー、うれしい。もしかしたら文春漫画賞よりもダイレクトに嬉しいかもしれない。
よかったな、文庫になって復活して。な、レッドマン。あ、レッドはパソコン持ってないンだっけ。

8月9日(水) 歩いた歩いた
 
「ガロ」の連載の撮影で、炎天下をカバンと自分のカメラと、タキモトさんの大きな3脚持って、
12時過ぎから5時半過ぎまで、四谷3丁目、四谷、市ヶ谷、、飯田橋、神楽坂と、ほとんど休みナシで
歩いた。四谷と言うだけあって坂や階段も多く、さすがのボクも最後のほうはひたすら元気なタキモトさんと
いても無口になってしまった。それから神保町にアメリカから来ている友人に会いに行ったら、連絡ミスで
すれ違い、渋谷のハチ公前でもう1度待ち合わせてたら、さっき別れたタキモトさんにまた会った。
 食事してひと笑いしたあと、仕事場に帰って原稿。アッという間に午前1時。眠い。

8月8日(火) パルコ木下
 
さんの仕事場を訪問した。ものすごい部屋だった。坂口安吾の有名なめちゃめちゃ仕事部屋写真があるが、
あれの芸術デジタル版。足の踏み場もない混沌。ビデオ、チラシ、DM、企画書、原稿、アナログ盤、CD、
LD、作品、作品のクズ、道具、そういうものがiMac2台とテレビ、ビデオ、ラジカセ、プレイヤーを
コクピット状に並べた座り机の回りにぐしゃぐしゃーっと置いてある。しかもそこに生きた猫がいる。
 エサが床に散らばりまくっている。玄関から上がったところは床が抜けそうだ。
 でも実は自宅はものすごく片づいているんだそうだ。なーんだ。これは子供の頃の夢の基地なんだな。
 でもパルコさん、まだ若いのに(S40年生)腹出過ぎ。

8月7日(月) 東京地方裁判所
 
に取材で傍聴に行った。あんなに簡単に誰でも見れるとは、全然思わなかった。
 最初に見たのは覚醒剤取締法違反。これが多かった。でも目の前に手錠とロープで縛られた人が入ってくるのは
すごいリアル。見ていいのか、と思った。夏休みなので大学生のゼミグループも多いし。この人は見るからに、
という感じのパンチ頭の30代半ば男、2回目らしく、実刑を言い渡され最後にいろいろなほうに頭をぺこりと下げていた。
 次に見たのは50過ぎの夫婦。借金苦に現金輸送車襲撃未遂。気の毒。でもダラシナイと言えばダラシナイ。
 その次がドラマっぽく圧倒された。韓国人のホステスの、同僚を包丁2本剃刀2本果物ナイフで、部屋の中を追いかけ回し
「こんなもんじゃあ死なないだろう」と追いかけ回して斬りつけ、傷害罪。実際凶器もでてくる。
 その子がまだ若くておとなしそうなカワイイ子で、紺色のジャージ姿で、ピンクのハンドタオルを握り、
時折泣いて、あとから夫である四十ぐらいの車の輸入会社社長(伊集院静がものすごくハデな金の腕時計してる感じ)
が出てくると、もう声を上げずにほとんど泣きっぱなし。
 その次は地味な男だな、と思ったら、少女連続暴行、イタズラ、強盗、住居不法侵入だった。20台に見える
33,4歳の一見頭良さそうな男。三年間で40件。ほとんど悪魔。隣の席の女性は時折涙をぬぐいながら、被告人を
ものすごい目で睨み付けていた。被害者の家族だろう。
 しかし弁護士、検察側の話や質問を聞いていると、どの事件にも背景があり、暗い理由が渦巻いていて、
それが現実なんだから、やりきれないものもあった。でもそのあらすじだけ話すとあまりにもベタで、
テレビ局に持ち込んだら「こんなのありえないよ」と、一蹴されそうなものだったところが面白くてちょっと救われたな。
 バカでよかった。夜、仕事が2本遅れていたので集中力で一気にこなす。終わったら2時過ぎ。

8月6日(日)雷
 
吉祥寺はものすごい雷。100連発ぐらい。コワイほどだった。一瞬停電にもなった。
パソコン立ち上げて無くてよかった。

8月5日(土)「ウクレレでごめんね」
 友人のミュージシャン・藤井康一くんの「ウクレレでごめんね」というCDがすごくいい、というのを
前書いたけど、そのCDが彼のホームページで通販されるようになった。以下のホームページを見てチョ。
http://www.hat.hi-ho.ne.jp/wshakoda/
「バンバ・ケンジ」「スキャットマン」「第三の男」など面白くてイカシタ曲が並んでいるけど、なんといっても
タイトル曲「ウクレレでごめんね」はウクレレの音がぽろぽろ切ない超名曲。レコード店では見つけにくいかも
しれないので、ここで見て入手すべし。
 藤井君は同い年で、その昔ウシャコダというバンドをやっていて、ボクが大学時代何度もライブを見たけど、
何度見ても可笑しくて元気になるバンドだった。今でも関ヒトシさんと組んだり、ソロやセッションで
全国飛び回っている。担当はボーカルとウクレレとテナーサックス。そんな彼のスケジュールも
上のホームページで見ることができる。
 ボクの通販ページRAFFLESIANmqも準備は少しずつ進んでいる。今度はリンクも張る。
もちろんCD通販もやる。オープニングプレゼントも考え中。

8月4日(金) 「豪快さんだっ!」
の新装版の装丁をやる。青林堂でマニアックだったのを、もうすこしだけストレートでポップにしてみた。
 でもどうしてもマニアックな匂いが出てしまう。裏表紙が面白いよ。本屋のレジで店員の表情を楽しめるように
してあります。ふふふ、お楽しみに。9月上旬発売。泉昌之の絶版本は秋から次々に再版される予定。
 ところで、近所のバーでお客さんのヅラ疑惑が静かに盛り上がっている。
 でも実際、この猛暑ではヅラの人は大変だと思う。バーのカウンターでそういう人と会ったら、
「毎日暑いですね。・・・頭、大変でしょう」なんて、言えるわけない。
「こうやって(前髪を上下にする真似して)風入れたくなりません?」言えねえ。 
「こう暑いと思わずベリッといきたくなりませんか」
 でもボクみたいな坊主ハゲにそういうこと言われたら複雑な気分だろうな。
「あんたはイイよな」とか吐き捨てるように言われそう。

8月3日(木) 焼肉
喰ったぁ!数日前の日記に書いたように、腹一杯になるまで焼き肉食べた。今そこから帰ってきたばかりで
仕事する気にならないので、これを書いています。キムチ、まあまあだった。最初にレバ刺をたべるんだけど
それが夏の間はないということだった。なるほど、この暑さでは。あとはひたすら肉とキムチとちょっとネギと
サンチュと、ビールと麦茶。もう、がんがん。休む間もなく。打ち合わせになんてなりゃしない。
麦茶のみ放題がうれしい。最後に冷麺を少しもらったが、それで完全に満腹。白い飯、結局喰わなかった。
 こんなに腹一杯にものを喰ったの、久しぶりのことだ。あー、ちょっと横になりたい。ならせていだたきます。

8月2日(水) 今回のドラム
 
12日のライヴは、今回初めて一緒にやるドラムの人だったのでちょっと緊張したけど、
期待以上のパワフルなドラムで「爆音」にはピッタリだ。ルックスがオヤジっぽいので32,3歳かと
思ったら、24歳だったので驚いたが、そうは思えないイイ意味で昔のR&Bみたいな跳ねたノリで、
実に気持ちよい。今回だけかもしれないけど、今後も何かのおりに一緒にやりたいと思う。
 オトナになって初対面の人と共同作業するというのはスリルがあって面白い。ボクは麻雀をできないけど
ひとりで雀荘に行ったりするのも慣れると面白いんだろうな。全然違うか、バンドと。違うな。
 そういうわけで、ホーンふたりも元気だし、パワフルバカなライブになりそうだ。
 でもシカゴでブルースの飛び入りをやって以来、自分の音楽に対する何かが少しずつ変わってきたと思う。
 とにかく音楽もスポーツもどんな状況になってもリラックスしていられるかに、すべてがかかっているように思う。
 こないだパルコの地下の闘魂ショップ(そういう感じの店ができていた)のテレビで、話題の桜庭選手の試合を
やってたのをちょっと見ていたけど、まさにそういう感じだった。追い込まれた状況でもどこかリラックスしている。
だから状況にとっさに応じて多彩な動きができるのだろう(それにしても人気と実力がついてから桜庭選手、
顔が良くなったと思う)。とにかくリラックスしていなければ練習や経験は全然発揮できないに決まっている。
 どんなにこちらが考えて練習して作戦を立てて慎重に行動しても、一瞬先には何があるかわからない。
だからつねに半分はアドリブにならざるをえない。その時リラックスしていないと対応できない。スピードも柔軟性も出ない。
 これをボクは自分のギターのプレイで(ウマイとかヘタとか抜きに)痛いほど味わってきた。恥かいて。
 というか、人生も半分はアドリブ、つまり人生の極意はリラックスにあり、と思うことしきりの今日この頃ではある。
でもこれがなかなか難しい。気が付くと肩に力はいってコリコリくん。

8月1日(火) 電気
 
午後、打ち合わせをしたあと2時過ぎに仕事場に行ったら、留守番電話の赤ランプが点いていない。
あ、また留守電にしていくの忘れちゃったか、と思って部屋の電気をつけたが点かない。パソコンも。
 電話をとったら無音。電気が止まっていると気づいた。もしかしてブレーカーが落ちたのかな、
と調べたが落ちていない。これじゃ仕事もできない、どうしよう、と思ったが便意が強くあったので
トイレに入ったが、当然電気はつかない、ユニットバスなので真っ暗。真っ暗大便をした。
 一瞬、しまった、流れないか、と思ったが水は出た。当たり前だ。でもなんか不安便だった。
 公衆電話に行って東京電力に電話して住所を言うと「えーと、そこには以前クズミ様という方が住んで
いて」というので、「それがボクなんですど」というと、「ア、引越なさってない?」という意外な展開。
 要するに電気料金を滞納し続けていたので止められたらしい。今時ないよな、あんまり。どうして?人に聞くな。
 でも俺が引っ越していったことになってるのは面白かった。で、早速猛暑の中、隣町まで自転車で払いに行った。
 今思えばコンビニとかで済まなかったか、と思うが一刻を争うと思ったので言われるままに行って払ってきた。
 帰ってきたが、電気、つかない。薄暗い部屋。
 パソコンが動かなくて机の上の明かりがつかなくて電話がかけられないと、もう手も足も出ない。
ような気になって、ソファに寝ころび雑誌を読んでいたが、1時間たっても点かない。だんだん焦り出す。
 エアコンがつかないのは、最近我慢してるからいいけど、扇風機も当然つかないので、暑い。
 ソファの背中に汗をかいてきた。夕方になってきたので、外に出て公衆電話で東京電力に電話。
「仕事もできないし冷蔵庫も止まってるので困ってるんです」というと、「ええ、そういう方を順番にやっているんです」
と言われ、しゅん。
 結局払い込んでから2時間近くして、突然部屋の明かりがつき、電話がなんか言い、PCのモニターの電気が入り
扇風機が回りだした。すごいねー、俺が電気に頼りまくってるのを実感。電気がないとナンニモできないほど、
軟弱になっているんだね、人間って動物は。
 人類ってあと何年ぐらいで滅びるんだろう。500年、という人もいるけどこの時間の流れの加速度的な速さからすると、
50年後ぐらいには滅亡にぐっと向かい始めているんじゃないだろうか。ヒトゲノムの解明なんてのも最後の抵抗な感じ。
 100年後は労働者にはクローンなんかも多くて、野生の、天然ものの人間はかなり少なくなっていたりして。
 人類の滅亡はそんなドラマチックなものじゃなくて、なんとなーく盛り下がって無気力になって、
繁殖力や権力欲と共にすーっと消えていくような気がする。それはそれでいいなじゃないの人間なんて。

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