6月30日(金) 展覧会、見てきた
 絵やグッズがなくなったおかげで部屋が少し片づきそうだが、ちょっと淋しい気もする。
 
昨日は結局展示し終わった状態が見れないままの打ち上げだったので、スライドを撮りに行きがてら
原宿へ。ドキドキしながら会場へ。
 なかなかスゴイ。3年分あるので会場はけして広くはないが見応えがあると思った。
 思った通り安斎さんの絵は明るくてかわいらしかった。ボクの絵がその隣で異様にデカイ。
 でも4人の個性がハッキリと出ていて4枚並ぶと迫力があった。心配していた見劣りはしなかった。
というか、全部がお互い引き立てあっているような気がする。みんな自分ならではの描き方をしている。
 みうら君は明るくてわかりやすくて「ネタ」がちりばめてありパッと目にすごく目を引く。
 泉君はやっぱり劇画であり、泉昌之であり、なんか勘違いしたような強烈な個性がある。
 安斎さんはやっぱりデザイナーだなぁ、という感じがする。今の原宿にも似合っている。
 そしてボクは・・・なんだろう。でもブルースの巨人マディ・ウォータースへの失礼はなかったように思う。
それだけでいい。マディの魂に捧げた絵だから。なんて、ボクを含め全員お互いのこと全然気にしないで
勝手に描いてる感じが非常によかった。若い連中にはこうはいかないぜ。
 スチャダラパーや井上陽水さんから花が届いていた。
 安斎さんデザインのスペクタクルロック展Tシャツがもう12枚も売れていた。ボクのTシャツも数少ないのは
すぐなくなってしまったようだ。スペシャル絵馬を書いてくる。行った人は是非買って書いて奉納して欲しい。
 4人はコレを読むのをものすごく楽しみにしている。315円。
 帰って仕事をし始めたが気が抜けてしまっているので、こんな風に日記をまとめ書き。
 展覧会のお知らせホームページがあるのを聞き、見てびっくり。知らなかった。(インフォメーションからリンク張った)

6月29日(木) 搬入!
 
昼に車が来て、絵を積み込み、僕も乗って、泉宅へ。
 ボクは時間が無くて100号包まず裸で車に乗せる。完全には乾いてないのに。
 ところが泉君のところへゆくと、どの絵もきっちり梱包してあった。性格の違い。
 それからみうら君の事務所へ。かるーく包んであったが、ちょっとめくれて見えた絵がすごくカラフルで
自分の絵のシンプルさが途端に心配になる。全然見劣りしそうな気がしてくる。
 ところがその時点で安斎さんはまだできていないようで、「5時までにはなんとか」ということだった。
 乗り切れなくてボクとみうらくんは絵と一緒にハイエースのの荷台に。
 絵のレイアウトを考えたりしているうちに4時を過ぎ、インタビューの約束に30分遅れる。
 それから飾り付けをみんなに任せて(申し訳ない)、美學校へ講師の仕事。
 終わって10時、急いで原宿に戻る。結局間に合わず、展示が終わってスタッフと打ち上げ始めたところへ
ボクが到着。結局安斎さんの絵は見ることができなかった。ジャニス・ジョプリンを描いたとのこと、
きっとかわいいんだろうな、と思うと、自分のマディが急に泥臭くマイナーなものに思えてくる。
なんでジミヘンで止めとかないでマディまで行っちゃたんだろう。原宿に来るような子はだーれも
知らないぞ。でも安斎さんはボクのマディをスゴク誉めてくれた。
「頭の足りない子の天才タイプの絵だよお」というような誉め言葉だったが。
 急にボクの頭にNHKのドキュメンタリー番組『まーちゃんの芸術』というのが浮かんでしまった。
「スペクタクルロックライヴ!」のアイデアがどんどん出て、面白くなりそうだ。
 前半はトーク中心だけど、ひとりひとりの生ギター弾き語りがある。これが、くくく。
安斎さんは中学の時作った曲をやるとか。みうらくんもなんかネタをしこんでいそうだし、
泉君は京都で弾き語りやっていたときの歌うようなことを言っていた。ボクはどうしよう。
 後半は爆音ロック。ゲストにW嶋”人間”シンジ。ボクとギターバトルをする予定。燃える!!
 でもみんな疲れていた。2時をまわるともう眠くて眠くて、「もっと飲もうよぉ!」と言うみうら君を
残してタクシーで帰った。みうら君には悪いと思ったがちょっと限界だった。

6月28日(水) 昨日と同じようなもの
部屋は荒れ放題。
油絵のまわりに、絵を描くために使った写真集や資料が散乱して、さらにそのまわりに送られてきた雑誌や
単行本が雑然と置かれて、さらにその周辺に、
音楽関係のもの(楽器・楽譜・機材)、写真関係のもの(カメラ・フィルム・スライド・写真)、
パソコン関係のもの(MO、プリントアウトしたもの、ラベル他)、展覧会関係(絵、グッズ各種)、
デザイン関係(原画・版下・写植・代割り等)、校正関係(単行本の初稿)があり、
さらにイラストを頼まれている文章のFAXが数点ワカメのごとく置いてある。
バカになりそう。そこへ、頼んであった展覧会タイトル(幅3メートル)が届いた!
しかもまだ乾いていない。うわああ。

6月27日(火) 今頃
金曜日からの展覧会のDMを出す。遅いちゅうの。
サインを入れた絵になおも筆を入れ続てしまう。
スペクタクルロックライヴのための譜面を書き、テープを作りドラム、ベースの人に送る。めんどくさい!
「近くへ行きたい」の校正を必死になってやる。20代の時書いたので、恥ずかしい文章たくさん出てくる。
でも直さない。「自分がオジサンになったときのことが想像もつかない」ような文章もあって、まいる。
恥ずかしいけど、面白いなあ、と思う。今でもバンドをやってるWAKAも出てきて、しかもすでに
ボクとバンドをやっている。でも劇団員。性格が今と変わらず俺様なのもオカシイ。

6月26日(月) 絵、ようやく完成。
 100号の絵は完成、サインを入れる。油絵なので最低1週間前に完成しなければ乾かないのだが、
速乾性メジウムを混ぜて何とか今日まで引っぱる。絵の中に水面を描くことが決まりになっているのだが、
マディと海はあまり関係ないなあ、と困っていたが「あ、そうか、ミシシッピー川という手があったか」と
少しだけ描き込んで完成。ミシシッピーはテレビの取材で何日間か沿岸を車で走り、大好きになった川だ。
 昨日もライヴだったし、「ガロ」の原稿やら、デザインの仕事もあったので、さすがに疲れた。
 今度は来週火曜日の「スペクタクルロックライヴ」の準備だ。ああ、ロック展のお知らせハガキ、出してない!
金曜日に始まるのに!でもこういうときに限って、絶対におっちょこちょいやって2度手間3度手間になる
俺なんだよ、絶対に。ああ・・・。
 それにつけても仕事場の散らかり方は生涯最低と言っても過言ではない。発狂しそうだ。とにかく、この
100号のキャンバスがどいてくれないとどうにもならない。ものがどんどん紛失する部屋だ。
しかもこの部屋では飲食しないのに、今年になって小さなゴキブリが3匹も出た。なぜ?即殺したが、
このゴチャゴチャにゴキブリ、と考えただけでばりばり発狂しそうだ。何とかしてくれー!自分でするしかないのね。
搬入、木曜日。終わったらこの部屋を一回逆さまにして全部中身出して、それから改めて片付けたい。

6月25日(日) ライヴ
 
もうホントに自分のおっちょこちょいに嫌になった。今日のライヴ、7時開演なのに、このホームページの
インフォメーションに「7時30分開演」と書いてしまった。お客さんが集まらないなー、と思っていたら
そういう事実を知った。落ち込んだ。開演時間を15分だけ遅らせてもらって演奏を始めた。
 来てくれたお客さんの皆さん、ありがとう&ごめんなさい。
 しかも、今日ウクレレの曲2曲やることになってるのに、ウクレレも仕事場に忘れていった。どうかしてる。
 でも、なんと相棒のWAKAも、ウクレレを忘れた。なんというユニットだ!WAKAがウクレレをたくさん持っている
人で今日来てくれそうな人に電話をしたら、快く持っていてくれて、借りて演奏した。ツボさんありがとう。情けない。
 打ち上げをやったが、いろいろあるので一足先に帰る。

6月24日(土) リハと飛び入り
 
30日から始まるスペクタクルロック展の、ラフォーレなどに貼るB全のオリジナルポスター(非売品)の
デザインをする。ギャラのでないボランティアの仕事。半日たっぷりかかる。
 夜は明日の下北沢ロフトのライブのリハーサル。生ギター2本とフレットレスベースだけど、
すごいノリが出てかっこいい。パーカッション欲しいなあ。誰かやりたい人いませんか?メール下さい。
 ベースの武士さんとはもう10年以上やっている。本業は花屋さんだけど、そうとうの腕前っす。
 昔ベーシストとして原田知世の全国ツアーに参加していた。その関係で知世ちゃんがクロコダイルの
僕らのライヴを見に来てくれたことがあったなぁ。と、今思い出した。
 終わってから、仕事場のすぐそばのブルースバー「ゴールデンバット」でやっているブルースセッションに
飛び入り。2度目。知っている人はほとんどいない。でもすごく楽しかった。ギター1丁抱えて
そういうところに出向くというのはスゴク緊張するけど、「こんなことする俺ってかっこいいかも」感も
実はある。とにかくリラックスして演奏することを身につけるには最高の稽古場。ガチガチの若い奴を見ると
懐かしい。下を向いて弾きまくる姿がかわいい。ブルースはリラックスしてできるようになってきたので
終わって帰るときストレスが消えて心地よい疲労感だった。
 帰ってデザインの仕事の続きをやって、夜中にAndeuxに行ったら、掲示板にも登場する秋猫さんが
いわゆるロマンスグレーの素敵な男性とワインを飲んでいた。そこに入っていってヅラの話で盛り上がった。

6月23日(金) あのお方が・・・
 
メンズウォーカーの仕事で紀尾井ホールでクリスティーナ&ローラのコンサートを見る。まったく知らない
チェロとバイオリンの女性ふたり。スープスパゲティのCMに出ているらしい。演奏はもっと退屈かと思ったら
面白かった。ドビュッシーの「チェロとピアノのソナタ」が面白かった。ドビュは大学の時ドブルースと平行して
聴いていた。2部では坂本龍一の曲を3曲ぐらいアレンジしてやって楽しめた。
 終わってクラシック特有のしつこいアンコールを見切ってロビーに出ると、汚い帽子を目深にかぶった顔色の悪い
男が若い女性と足早に楽屋に向かうのとすれ違った。一瞬中島らもかと思ったが、すれ違う瞬間坂本龍一そのひとと
わかった。来てたのね。それにしても顔色悪かった。土色だった。塗ってるのかな。

6月22日(木) 神保町で御飯食べれず
マンガを全部作ってFAXで弟に送り、神保町で美學校で講師のようなことをしてから
夜中にリハーサル。「天国や地獄」の新装版の表紙デザイン始める。

6月21日(水)「近くへ行きたい」
 
という昔出した文章の本が来年文庫化されるので、校正を始める。もともと校正のひどい本だったが
文章も稚拙で恥ずかしい。でもヘタに直すと収拾がつかなくなるので、最小限の直しで下手なまま出すことにする。
 明日インタビューを受けるので床屋に行って、その待ち時間にやっていたが、眠くなって困る。
 そんなことをしているうちに電話があり、QBBの来月号の原作が全然できていないと催促。
 完全に忘れていた。蒼くなって取りかかる。できたところから弟にFAX。
 もう明日は美學校の日。1週間が3日ぐらいに感じる。Tシャツのデザインもあるし、あぁ、
こんなもの書いて忙しがってる場合じゃないでした。はーい。
 夕飯はAndeuxの冷たいトマトのスパゲティ。おいしーい!
 美味しいついでに、吉祥寺から井の頭通りを渋谷方向に20分ほど歩いた左側にある小さなラーメン屋の
「かぎ屋」のラーメンは美味しい。最近1番のヒット。鰹節煮干し系の醤油ラーメン。普通っぽくて、すごく好きかも。
店ではゴマダレの冷やし中華も人気のようだった。玉子ラーメンもうまそう。
 そうそう、こんなところでうまいうまいいってる場合じゃない。弟が泣いている。はいおしまーい。
 
6月20日(火)絵を置くアパート
 
を探しにみうらじゅん、泉晴紀、安斎肇と中野の不動産やを回る。メッチャクチャに怪しい。
大家が見たら絶対貸してくれないと思う風体の4人だ。最初の不動産屋ではもう全然怪しい顔で見られ、
お話にならない。一応みうら君が借りるということで、僕らはその友達、と言うことになっているのだが、
これが友達じゃあ、厳しい。しかも我らの探している物件は、3万円ぐらいの、風呂なしトイレ共同(誰も
掃除したくないから)の、とにかくボロイアパートなのだ。「近くを電車が走っていてもイイ」とか、
「駅から滅茶苦茶遠くてもイイ」とか、「部屋ではたまに原稿描くだけで、静かです。人の出入りはありません」
とか、いって、返って怪しい感じ。みうら君は2度も「失礼ですがおいくつですか」と聞かれてむっとしていた。おかしい。
 次に行った不動産屋は「外国人歓迎」の向こうも怪しいビルの4階の不動産屋。我らはほとんど外国人扱いだろう。
 ツルッパゲの不動産屋のオジサンはスゴク親切に探してくれた。「亜細亜荘」という1万9千円の部屋があり
来年9月に取り壊すから安い、と聞くとみうらくんが「いいなぁ、そんなんいいなぁ、名前もなぁ」と大喜びして
怪訝な顔をされる。何考えてる連中なのだろう。これを読んでいる人、安い物件会ったら情報下さい。
 中野とか落合とか新高円寺とか大久保とか新宿周辺。
 決まらないまま飲み屋へで会議。みんな何となく絵は進んでいるが安斎さんのみ100号真っ白らしい。
 泉クン、みうら君は7割がた完成とのこと。タイトルは「天狗レノン」、泉「星影のマイルス」、俺「マディ大仏」。
なんか藁か滋賀はいってきたような気配もあるが、全員いたって真剣である。
 いろいろ有意義な提案も不毛な議論も交わされ、展覧会の全体像が少しずつ見えてくる。
 2次会。僕はちょっと眠くなるも、堪える。「なにか甘くて冷たいのがちょっと飲みたい」ということになり
小さなロックバーに入ると、客がひとりだったので、70年代ロックのアナログ盤をリクエストしまくって
すっかり目が覚める。とんでもないロックオヤジ4人!若い店員が呆れている。またビシビシ飲んでしまう。
 夜中3時を回り、ようやくタクシーで帰る。それぞれめちゃめちゃ忙しいのに。

6月19日(月)お花茶屋
 仕事で京成線の「お花茶屋」駅周辺を散策。面白かった。カメラ持っていったけど70枚ぐらい写真撮ってきた。
 古い小さなもんじゃ焼き屋とか、たまらない。2階に上がって写真撮る。最初入ったとき6畳間に高校生が10人ぐらい
ほぼ全員パンツ1丁で(暑いから)タバコ吸ったりたむろしていた。いわゆる溜まり場だろう。階下の母親黙認。
 でも意外に素朴な性格の連中だった。クーラーはなくて古い扇風機のみ。
 歩き疲れて仕事を終え、原宿に行き今度の展覧会場を見たら、何も入ってなかった時見たのと全然印象が変わり、
グッズを売る大きなショウケースやついたてができて、ずいぶん狭く感じた。100号を描いているせいもあるかもしれない。
 意外に絵の点数が置けなそうだ。ちょっとがっかり。でも僕は新作は1点のみになりそう。でも、今まで、
他の人よりたくさん描いたから、点数的には十分。ただ、今週中にラフォーレなどに貼る宣伝用の大きなポスターを
急いで制作することになってしまう。今月中とか今週中とかばかりで嫌になる。
 帰ってきてメンズウォーカーの原稿とイラスト。細かくてめんどくせー。100号で描きたい。
 でもツボしあ〜つの人に借りたエレキギターをひとりアンプにつながず弾きまくる。しかも部屋で、立って。
 仕事場は電車から見えるので、中央線で立って外を見ていた人は窓の中でギターを弾いてるとんまな俺の姿を
一瞬見ているかもしれない。今度全裸で弾こうかな。窓のほう見て。
 だって7月4日のライヴではみうらじゅんの「とんまつりJAPAN」を演奏するのだ。かっこいいぞ。

6月18日(日)昨日の夜中4時頃
 みうらじゅんから電話があったようだ。しかも飲み屋からでなく、シラフで、油絵の制作現場かららしい。
 みんな(安斎肇、泉晴紀)100号の絵、追い込まれているはずで、お互いどうなっているか心配なのだ。
生々しくて面白い。こういうことがないと本気にならない。ボクはその留守電を聴いて、今9割できている絵を、
もうひと塗り混みしよう、と燃えたね。みんな自分のが1番目立つように作戦・アイデア・技法を駆使しているはずだ。
 今回はシンプルで魂勝負だ!でも描いてる対象がまたマニアックなんだよな、ちょっと。マディ・ウォータースだもん。
 せめてB.B.キングかジミヘンあたりにしておけば、わかりやすかったのに。こないだ下書きを見た
編集者は「大介花子の人ですか」と言った。うううう。でも似てる。大介、ちょっとマディに似てる。
 いや、いいんだ!俺にとって1番魂のこもるのは、やっぱりマディだ!俺はすべてのロックの、それもバンドスタイルの
ロックのルーツはマディだと思っているんだ。すべてのブルースファンが思わず拝みたくなるようなマディを
描きたい。もう遅いか。夜中に近所の「ツボしあ〜つ」に行ったら、帰りに店長さんが「使わないから弾いて下さい」と
日本製のストラト型手工ギターを貸してくれた。7月4日はセミアコとストラトを弾きまくるか!
 
6月17日(土) 対談
 先日まついなつきさんと対談をしたゲラがメールで届き、愕然。いつものことだが、自分の
喋べりの下手さ、要領の悪さ、文法的でたらめに呆れる。これで言いたいことが伝わっているとしたら
超能力者だけなんじゃないか、と思う。悪いと思いつつ、全面的に整理したので、直しまくり。
 実に効率の悪い人間と、久々にしみじみ思う。これをやらないですめば、どれだけの時間ができるか。

6月15日(木) 神保町
 美學校。ここに来ると始まる前に何を食べるかが楽しみ。今日は共栄堂のスマトラカレー。独特。
 美學校の授業は楽しい。みんなの夢日記。みんな絵心があって面白い。でも喋りっぱなしで疲れた。
 帰りにのみに行くのをやめて(いつも行く)、帰ってマンガ。デジタルカメラのムックに4ページ。
 ボクの顔と泉晴紀の顔を合成して泉昌之の顔を作るというもの。モーフィングでやるので、
アニメーションでムニョ〜ンと、顔が変わる。可笑しい。でもこれを作るのに時間がかかった。
 髪型があまりに違うので無理がある、と言うことで、もう1点、お地蔵さんからボクに返信するものを
作った。これがメチャ不気味で可笑しい。でも70%混ぜたあたりが元プロレスラーの整体師、
山ちゃんこと山崎一夫にも似ている。それを作ってから、それらを作る過程のマンガを描くのだが、
終わったの朝8時頃だった。久しぶりに貫徹。

6月14日(水) 雨
 またも雨で撮影が延期。でもおかげで油絵を制作する時間ができ、一気に8割方描きあげる。
 そのあと自分の文章の校正。その後、パソコンで画像の制作。脳の使ってる部分が全然違うので、
気分転換になるけどへとへとになる。気晴らしにギターばかり弾いてしまう。

6月13日(火) 「ストレイト・ストーリー」
 
自分的にはちょっと早起きしてバウスシアターで映画を見る。何かこういうものを頭に入れたい気分だった。
 よかったー。アメリカ南部の延々と広がる農地、森、空、雲の映像が、心をほぐしてくれるようだった。
 デビッド・リンチとはちょっと思えないが、こういう映画を撮りたかった、という気持ちがひしひし伝わってくる。
「歳をとって最悪なことは何だい?」と若者に聞かれた73歳のの主人公は「若い頃の自分を憶えていることだ」と
答える。見上げる満点の星空。話も演出も淡々としていてよかった。史上最ノロなロードムービー。
 このところ、自分の文章の弱点や、ちょっとマシなところを、探して考えているけど、結局わからない。
 でも文章って、テンポだと思う。自分のテンポさえ見極められれば、何が書いてあっても個性は出るし、
読んでいて面白いんだろうな。でも、むずかしい。自分の文章は言い訳が多いのが今さらよくわかった。

6月12日(月) マンガ
 単発の4ページマンガを午後から夜までかかってかき揚げる。わ、かき揚げるだって。ははは。
 アシスタントの糸井君がいないので、全部自分なので、簡単な絵なのに、へとへと。
 ルー・リードの新譜や、「パルプフィクション」などのサントラ、GS、マディ、BBキング、
パスカル・コムラーデ、スチャダラパー、「ピーターと狼」などを聴きながら。節操、なし。
 下北沢ロフトでライヴをすることになったが、場所がわからない。インターネットで調べたけど電話と
地図が出ない。なんでもわかると思いがちなのでイライラする。ネット以前はなかった余計なイライラ。
 そういうのがいやなので携帯電話は持たないボクなのだ。
 ボクのキャラ、ポーポー・ボンボンを使った本のデザインのラフが届く。これがもう、めちゃかわいい。
 下書きもしないで描いた6人のピーピーボンボンが手をつないで並んでいる。嬉しくて早速壁に貼る。
 深夜、吉祥寺で20年ぶりに行くという居酒屋に行った。全然内装変わっていないと言うことだが、
全然、まるっきり憶えていなかった。モヤシ炒めでビール。最高。梅酒がすんごく美味しい店。

6月11日(日) RAFFLESIANmqもう少し
 ボクの通販のブランド「RAFFRESIANmq」はもう少しでスタートします。
 とりあえずオリジナルTシャツ2種販売予定。ホームページも公開、このホームページからリンクします。
 CDなどもあらためてそこで買えるようにしますので。お楽しみに。買ってくれた人に送る
「RAFFLE通信」なども考えているよん。管理者はいつもライヴに来てくれているTUBOXクン。
 今日は夜遅くから打ち合わせで彼の自宅におじゃま。ご機嫌なグループサウンズCDいただき、感謝。最高。

6月10日(土) 絵
 
今日こそは大きな絵をある程度まで持っていきたいと、昼から必死でキャンバスに向かう。
 ブルース界の大仏、マディ・ウォータースの顔を、マディのCDをガンガンかけながら描く。
「ベスト・オブ・マディ・ウォータース」のVol.2は1と甲乙つけがたく好き。無人島に持っていく5枚のCD
には両方入れたくて困るだろう。なかでも「FEEL LIKE GOING HOME」は、もうひしひしとクル。タマラナイ。
 この思いのタケを込めて、一筆一筆入魂して描くので、夕方にはへとへとになった。150X130はでかい。
 夕飯を食べてもう1度冷静に見たら、なんか南国のお土産というか、トーテムポールというか、
銭湯のペンキ絵というか、なんとも非常にプリミティブな、稚拙で、泥臭い、へんな絵になってきた。
こりゃ原宿には似合わないぞ。でも絵からマディの声が聴こえるようになるまでがんばるぞ。
 でも肝心なマディに似てるかどうかは、もはや自分ではわからなくなってしまった。別人にも見える。
 夜になって雨。油絵の具の匂いが部屋に充満している。それが自分をハイにさせる。

6月9日(金) リキッドルーム
 夜中の12時から新宿のリキッドに取材で出向く。いやー、こういうところ久しぶり。昨日は美學校だったし、
ちょっと疲れた。同行の若い編集者も「状況は10年変わってませんネー」と言っていた。ケンイシイはなかなか
センスがいいと思ったけれど、基本的にバスドラ4つ打ちを腹に来るでかい音で聴いてバカになって踊る文化って
70年代ディスコから変わっていないんだなぁと思った。ナンパの匂いがしなかったけど。かわりにフロアの片隅で
マリファナの匂いがした。これもあまり変わらないか。でも若い子はスタイルがよくてかっこいい子が多かった。
 かっこいいデブ男も多い。アブナイ客も多いということだったがあまりわからなかった。よく足を踏まれた。
 出てから、同じ新宿で友人の誕生日会に顔を出す。面白かったけれど、始発まではとても付き合えず
失礼してタクシーで帰ってきた。タクシーで爆睡したが、降りてからラム酒を1杯飲んで帰る。

6月7日(水) ライヴ面白かった
 ポエトリーリーディングが3人でたあとの登場で、「暗い金曜日」うけました。
 ポエトリーリーディング、流行っているとか言うが、なんというか、まだまだと言うのが正直な印象。
 ポエの人に(そういうふうに言うらしい)「影響うけました。参考になります」と言われた。
 ポエはやってる人より見ている人の様子もなかなか面白かった。固まっていたり、困っていたり、唖然としていたり、
浸っていたり、怒っていたり、寝ていたり。慣れてないので場の空気が困惑しているのがわかる。
 ギターにちょっとトラブルがあったりして、何カ所かしくじったのが悔しいけど、アンコールとか楽しかった。
 来てくれた皆さん、誘ってくれた和久井くんに感謝。打ち上げは吉祥寺に戻ってきてやった。
 たまたまワイン会帰りの一団と隣り合わせになりましたが、いつ果てるともしれないワイン談義、
おそろしいほどでした。ワインキチガイ男たちの中で紅一点ゆきねこさんが悠然と笑ってるのが
印象的だった。ゆきねこさんの新刊「器用な痛み」をいただく。装丁がかっこいい。
 夜、みうらじゅんと泉晴紀が仕事場に来る。絵の進み具合の偵察らしい。
 泉晴紀がこないだ対談の2次会でボクが寝てしまい、みんなで顔に落書きした写真、持ってくる。
 ス、スゴイ、凄すぎる。こんな顔で俺は電車で帰ろうとしていたのか。大変だった。
 坊主頭で顔が全面的に出ているので、落書き映えしてしまっている。ヒドイ。公開しないでくれよ、みうら。内緒で。
 でも自分で見てもかなりおかしかった。仕事を片付けてから、深夜にみんなが飲んでいる居酒屋に行く。
 みんなで絵の置き場としてどこかにボロイアパートを借りよう、と盛り上がる。みうらくんが、
「そんでうまくいかなくなって、堤防の上でケンカしたりしようよ」などといい、どんどん勘違いしてゆく。

6月6日(火) 本日ライヴ!
 インフォメーションに詳しいですが、本日Q&Wの久しぶりのライヴが新宿であります。
 7時半開演ですが我々の出るのは8時15分頃からです。間に合います。来てください。何か録音などするようなので
拍手笑い要員がちょっと足りないようなんです。小さな店ですが。
 昨日は夜の打ち合わせの最中どんどん調子が悪くなってきて、仕事を早く切り上げて久々に早く寝ました。
 風邪のようなものが忍び寄っているような気がして。夜中、悪い夢を見たり、嫌なオナラをしたりしたら、
今日は邪気が抜けたようです。よかった。午前中から仕事してます。イヤー、早起きはイイ。わかってる。
 そういうわけで、ライヴもばっちりです。来てね、くどいようだけど。

6月4日(日) Gパン
 2年近く履いているジーパンがついにボロボロになってしまったので、新しいのを買う。
 ボクは30歳から40歳まで一切ジーパンを履かなかった(ジージャンは着た)。とくに理由はないんだけど
40になったらまた履こうと思っていて、2年前履いた。最初すごく違和感があった。すぐに慣れたけど、今日
久しぶりに新しいのを買ったら、その青さと履き心地がなんだか若いというか、照れくさくて新鮮。
 でも洋服買うのって、ホントに嫌い。とくに試着の必要なズボンが、ヤダ。まとめて買って何年も買いたくない。
 明後日のライブで、10年前に作った曲を急遽やることになった。それはその日出演する女性ボーカルの
人がアンコールで是非歌いたいということで、久しぶりに譜面を取り出した。「知らない名前の木」という
歌で、なかなかかわいい曲なんだけど、やってみたらひどくむずかしくて、生ギター用にアレンジし直すのに
苦労した。当時はバンドでスタジオアレンジしていることが多かったので、やってるうちにどんどん複雑に
なっていったようだ。でもこうして眠っていた作品が息を吹き返すのは嬉しい。
 
6月3日(土) 油絵
 
今月末から始まる展覧会のための絵をようやく描き始めた。100号という大きさは天地160B左右140Bとか
そのぐらいなので、デッサンがゆがんでなかなかうまく描けない、が、そこが面白い。本来は小さいのを描いて
それを拡大していくものなんだろうが、そんな余裕はない。しかし描きでがある。というか、塗りでがある。
 スチャダラパーの新譜聴きながらがんばって下描きを塗り終わる。苦難の道が始まってしまった。楽しいけど。
 夜は前に書いた文章の直し。調子が悪いときに見直したのと全然違う風に見える。それにしても、自分って
なんとも密度の薄い人間に思える。なんというか、作品がどれもすかすかに見える。泉クンや弟に描いてもらって
丁度よくなっているようだ。でもこのすかすかは生まれつきなんだろうな、すかすかに生きて行くしか
ないんだろうな、と思う。今はそれに逆らったことをしようとは思わないが。
 紙粘土で小さなピーピーボンボンを作ってみた。できたらAndeuxにでも置かしてもらおうかな。

6月2日(金) まついなつき
さんと対談。まついさんのマンガを装丁させてもらったことがある(「みりん星通信」)。
「笑う出産」がベストセラーになったのが記憶に新しい、と思っていたらもう子供は3人いるというので驚いた。
まついさんも吉祥寺に仕事場を持っているというので驚く。近所に土田せい(字忘れた)紀もいるという。
いったい何人いるんだマンガ家。まついさんはマネージャーを引き連れてきたりしてかっこいい。
俺ときたらおんぼろ自転車こいで対談場所の東急インに行ったが、駐輪場はないといわれて路上駐輪。
 夜、某キャラクター管理関係の仕事の人に頼まれCD-R「ピーピーボンボン」を見せる。
 意外なほどウケタ。94〜95年にかけて制作したものだが、今のパソコンで丁度よい速度。当時は
マシンが追いついていなかったので、ずいぶんモタモタ感じたものだ。今見ると、まあよく作ったと思う。
もらったギャラの話をしたらものすごく驚いていた。やってること考えたら今の相場ならその10倍ぐらい
もらえますよ、だって。キャラクター150ぐらい作り、音ネタもなんだかんだ150ぐらいは作って取ったもんな。
 外はオウムの騒ぎだったが、ニュース見るのがいやでこれに没頭していた。今はどうもこのCD-Rは売っていないようで、
なんだか残念。今こそ遊んで欲しいんだけど。どこか再発してくれないかな。
 何年かに1度、企画モノの仕事が来る。以前に「HE−SO」というビデオを作ったこともあるけど、
企画の段階では楽しいものの、何人もの人が絡んでくるとどんどん違ってきちゃって「あーあ」となってしまい、
ほとんどを部分部分で人に任せてしまって、自分が本当に面白いと思う感じはほんの1部分になってしまった。
 これは制作にたくさんの人が必要でお金もスペースも時間も必要だからしょうがないのだろうが、
「ピーピーボンボン」はパソコンなので全部自分、という感じがして、くだらなくてもヘンテコでも、
やりたいことがだいたい実現されている。スタッフも少数なので意志の疎通が密にできた。
 バーチャルは嫌いな自分だけど、そういうところはやっぱりパソコンなんだろうなー、と思う。

6月1日(木) 美學校
1週間が瞬く間に過ぎる。神保町の「伊峡」で久しぶりにラーメン食べる。ここのラーメンの普通っぷりは
たまらない。東京の、しょっちゅう食べるラーメンの代表に感じる。でも年に2回ぐらいしか食べれないけど。
紙粘土をやった。でも持っていくとき人数分は重かったぁ。

5月31日(水) 来週の火曜日、ライヴ。
 夜中に僕のアコースティックユニットQ&Wのリハーサルをやる。「インフォメーション」に詳しく書いたけど
ゲストということだけど、メインゲストなので40分ほどやる。出番は8時頃から。この日はほかにポエトリー
リーディングの人も2人ほど出ると言うことなので、我々はもっともポエ的な曲「暗い金曜日」をやる予定。
 今日も1回リハやったけど(長いので何回もできない)単純に相当おかしい。大バカ。このイベントは
後にオムニバスライヴCDになるそうなので、この曲を入れて困らせたりして。ほかにもいろいろやります。
 拍手、笑い役としても、是非ライヴに来てくださいませ。初めての方も歓迎。小さな店のようです。
「ジジメタルジャケット2」の原作8Pを描いて泉君にFAX。
 QBBの新刊は「幼稚なOTONA」に決定。夏に発売予定。って、もう夏だ。秋か、じゃあ。でも
全部つなげて読んだら、ものすごくバカで、自分でも嫌になったけどオカシイ。イイ意味で最低のマンガ。
 実験的でもあるんだけど、ヌルイ、ユルイ、テキトー、キタナイ、コマル、ダサイ、ナゲヤリ。
 あと、ほとんど読まれていないと思う防災雑誌やアウトドア雑誌に載った漫画も全部入るので、嬉しい。
「ロボが来た」で小学生、「中学生日記」で中学生、「幼稚なOTONA」はいきなり中年オヤジが主人公だ。
「ジジメタルジャケット」は老人だった。「ダンドリくん」は大学卒業してプーな設定だった。
いろんな世代を描いてきたんだな。高校生大学生が抜けてるか。
 そして今の連載「ヨーチA」の主人公はリアルタイム卓也(ヒデー)。売れてないマンガ家だし。
  
5月30日(火) 必死こいて

 4コマ漫画描いていた。単発の。なんの発展性もなさそうな。地味ーな。でも肩凝ったー。

5月29日(月) スチャダラパーの新譜
 
が届いた。サウンドがどんどんよくなってる。ほかのビンボ臭い日本のヒップホップに完全に水を開けた感じ。
 言葉も肩に力が入ってなくて嫌味がない。しばらくイラストを描くときの愛聴盤になりそう。ありがとう。
 そうそう、一昨日、弟から電話でしりあがり寿、唐沢なをき両氏の文春漫画賞受賞を聞いた。
 なんか世代が変わってきたという感じがする。こうなりゃみうらじゅん、根本敬にもとって欲しい。
蛭子さん、ひさうちさん、平口さん(「一連のエロマンガで」)、杉作J太郎にも。で、20年ぐらいして
俺達が審査員になって・・・・無茶苦茶だ。
 とにかくしりさん、なをさん、受賞おめでとう。
 今日は夏日。Tシャツ1枚で気持ちイイ。吉祥寺パルコで江口寿史+高田理香さんの原画展見てくる。
 なんか受付の女の子が僕の顔を見るから(知ってるのかな)と思って気取って見て(たぶん)いて、
出てきて仕事場に戻ってトイレで顔を見たら、顔面に黒の絵の具が付いていた。たぶんこれが気になったんだと
思う。オオバカ。その面で地下の本屋に行って沢山本買って「カードでお願いします」なんつってんの。

5月28日(日) ジャパンブルースカーニバル
 取材で見れてラッキー。ブルースだから、観客も「濃い」かと思ったらそういう人は3割かな。
あとはいろんな人がいた。高校の先輩のバンドの人に会った。バディ・ガイがメインだった。
 2年前にシカゴでギターの掛け合いをやったときが懐かしい。音が太い。やっぱり歴史上のブルースマン。
ものすごく気まぐれなのも相変わらず。いつも思うけどコピーじゃなくてオリジナル、本人の説得力は一番だ。
こういうシカゴブルースを作った本人の演奏だから。いくら若いテクニシャンのほうがうまいといっても。
 楽屋に行って挨拶したかったけど、いろいろあってちょっと今回会えなかった。残念。でも全然元気だった。
 元気なうちに日本かシカゴで挨拶したい。絵を描いてあげたい。

5月27日(土) 仕事場のマンションのそば
 
に劇団の稽古場(レンタルスペース)があり、時々外で練習している声が聞こえてきて、驚いたり笑ったりする。
 今日は夕方仕事をしていたら、ものすごい怒鳴り声が聞こえて、大口論が始まりぎょっとしたが、
すぐに静かになり、また、まったく同じやりとりがあったので、なんだ稽古か、と安心した。
 こないだは「そんな冗談、アイダホでも聞かないぜ!」というのを何回も何回も言っていて、全然おかしくない
のがおかしくてたまらなかった。

5月26日(金) 100号のキャンバス来る
 大きい。さっそくジェッソで下塗り。塗りである。でももっと大きくてもいい。
 夜東京ドームでヒクソンと船木が戦うPRIDEを観に行く。エリック・クラプトンが観に来ていたのが不思議。
 チケットを取ってくれた10歳年下の佐藤君は格闘技をやっているので解説してくれて面白かった。
 しかしセットがあまりにテレビみたいで、今はこうしないとダメなのかな、と思った。
テレビの公開録画に来ているような感じ。「料理の達人」とか。こういうあたり、どんなに盛り上がっても
「真剣勝負」であっても、一般新聞にはほとんど載らない「興業」だなあ、と思う。どうなんだろう。
 メインでは船木がヒクソンに負けて残念。みんな帰りに結果を携帯で誰かに電話しているのがおかしかった。
「悔しいッス」の声がたくさん聞こえる。しかしボクの印象ではヒクソン、顔がちょっと老けたな、と思った。
丁度今週号のAERAの表紙になっていて、いい顔をしているのだけど、選手としてはもう引退も近いだろう。
 逆に船木は実に若々しいという意味で実にいい顔をしていて、引退は惜しい感じ。でもまあ、気持ちの
問題だろう。スポーツは勝ち負け引退がはっきりしていて、そこは羨ましいと思う時も多い。

5月25日(木) 美學校
 1週間が驚くほど早い。もう美學校の日。美學校のいろんなところがどんどん改装されていて驚く。
 とくに20年まったく変わらなかった事務局が片付けられたことに愕然。

5月24日(水) 日記まとめ書き
 
これを書いているのは29日月曜日。
 気がついたらずいぶん日記書いてない。マンガを描いていてアッという間に日がたった。

5月23日(火) 「キャラ者」
 近所の江口寿史さんからもらった新刊「キャラ者」、原作が出来ないとき一気に読んだけど面白くて
ビックリした(驚くなよな)。というか、アクションで1ページの連載で、例によって休んだり手を抜いたりして
いるんだけど、毎週何となく読んでいた。が、こうして1冊になったのをまとめて読むと全然違って見えて
ソファに寝ころんだまま笑ったりしていて、編集者にこんなところ見られたら大変だ。締め切りすぎてるのに。
 こういう体験は高野文子さんの「るきさん」以来。(「るきさん」は僕の好きな漫画のベスト5にはいる)。
 昨日の深夜WAKAと久しぶりに飲んだが、相変わらずの俺様ぶりでおかしかった。女の子と飲むことになった場合、
「彼女が酔いにまかせて『めちゃくちゃにして』なんて言った場合俺どうしよう」と真面目に心の準備と段取りを
用意しているという。めちゃくちゃにして(笑)。たぶんめちゃくちゃになるのは君だと思う。

5月22日(月) 泉クンところに行ったら
 
先週飲んだときの写真の一部を見せられた。飲み屋で寝ている間に額に「肉欲」と書かれ、何も知らずに
写真を撮られている。途中で起きたときらしく、眼鏡が曲がっているのが情けないことこの上なし。その顔で
にこにこ笑って隣の女の子と写真に収まっている。この後、大の字になって本格的に寝てしまったそうで、
その後の写真はまだ現像していないと言う。しないでいい。もう滅茶苦茶な顔にされてるらしいから。
 インターネットで株を買う、というコンセプトのマンガの原作。カラーで絵も自分なので大変。
 
 やめたやめた。最近スランプとか大変とか肩が凝ったとか、そんなことばかり書いて全世界に発信している。
バカだ。よくない。忙しいのも大変なのも、みんな一緒なのに。気を付けよう。だってそんなこと書いて、
偉そうだもん。こないだ仕事場でオナラしたとき、ちょっと実が出ちゃった感じがして「おわっ!」と飛び上がるように
立ち上がってトイレに駆けてって、そしたら気のせいで、でも一応拭いたら、ちょっと水っぽいのが紙に付いていた、
そんな俺だもん。何がスランプだよ。おならブーだよ。屁で前進する男、それがクスミじゃん。よし。
 明日あたり100号のキャンバスを買お。明後日から油絵の制作に取りかかろ。部屋を油絵臭くしよ。
  
5月20日(土) タモリ倶楽部
 
昨日放映されたそうだ。1週間早くなったらしい。聞いてない!見逃した。
 今度本格的にネット通販のページを立ち上げるつもりなので、管理をやってくれるtuboクンと打ち合わせ。
インターネットでものを買ったのが、企画で立った1回だけなので(普通の通販もまったくやらない)、
どういうものなのか、まったくわからない。とりあえずオリジナルTシャツ、腕時計など販売する予定。
 ボロボロガタガタになりながら、何とかマンガの原作書き上げFAX。精神的にすごく楽になった。
でもこのために押せ押せになっている仕事がなんだかんだある。考えると肩が凝るので、北海道から上京中の
知人とちょっとだけ雑談しに出ていく。ミュージシャンの福間ミサさんのファンの人達3人と一緒で、
彼女の想い出を話すと、食い入るように聞いて「鳥肌が立った」とか言っている。三鷹の喫茶店で偶然となりに座っていた、
とか、蛭子能収さんなんかと一緒に昔ソフトボールやった、なんていうどうでもいいような話なのに。ファンだなあ。
でも福間さんの音楽、特に最近の2作品とか、ボクもすごく好きなんだけど。ずいぶんご無沙汰している。
 abeさん、お土産ありがとう。

5月19日(金) 事実
 みうらに電話で聞いた。俺は最初座って寝ていたが、その後1度起きて、次に大の字になって大イビキで
本格的に眠ったらしい。最初は「疲れてそうだね」とか話していたが、残された3人は何となく話がなくなり
犯行にいたったらしい。しかも泉晴紀はコンビニに写ルンですを買いに走って、「ほとんど耳なし芳一状態」(みうら)
のボクの写真を撮り、みんなで記念写真まで撮ったそうだ。店員もみんな笑っていたそうだ。サーイテー。
 しかも店を出たあと、「始発をまとうかな」と言う根本に「あ、じゃあ俺も電車で帰ろうかな」なんてひっどい顔のまま
呑気に俺はのたまっていたらしい。酔ってたんだなあ。写真、勝手にどこかに掲載しないで欲しい。けどやるんだぜ。
 今度の原宿の展覧会の最中にみうら・安斎・泉・ボクで、スペクタクル・ロックバンドのライヴをやることが
決定した。7月4日(火)原宿クロコダイル。前半はアコースティックギター弾き語り対談(?)。後半は4人が
エレキギターを持ってフロントに立ち、バックのドラムベースを付けてスペシャルロックバンド。演奏もさることながら
見せ物として面白くなるに違いない。ちょっと見れないぞ。今から手帳にチェック入れておいて欲しい。
 悩んでいた泉昌之のマンガ原作、思いっきり自分の焼き直しをやってしまうという煮詰まり中央突破作戦に出ることに。
 ところで昨日は日記を書いたあと、夜は美學校の講師。終わってみんなで飲みに行ったら、座敷で大学生の集団と
一緒になり、あまりのうるささにどうかしそうだった。なんであんなに大声出すんだ男も女も。
 どんどん肩が凝ってきて、仕事場に帰って気持ちが悪くなって、1時間ほど横になっていた。
 本当にストレスが肩こりに出る体質だ。このところ、ずーっと肩凝りっぱなし。

5月18日(木) 20周年対談
 
昨夜は「ガロ」の次号に載る対談。みうらじゅん、根本敬、泉晴紀と。全員デビュー20年。
 根本君の「俺達は成功と失敗が同時進行してるんだよ」というのが面白かった。確かにそうだ。
 最近何をやっても自分の焼き直しみたいでダメだ、というと、根本君が「そんなこと言ったら
俺なんて最初っから何をやってももともと面白いと思っていることの確認だよ確認確認確認って」
 特殊マンガ大統領は腹の据わり方が違う。「だって俺選択肢のない人生だからさ」。かっこいい。優しい。
 対談は面白くて、やってよかった。みうらくんの「10億円あったら家に五重塔建てるんだけどな」というのも
よかった。最近の金持ちは金の使い方がつまらない。確かに。泉晴紀は泉晴紀で、
「泉昌之が売れていないのはミステリアスだ」と本気で力説するし。やはり救ってくれるのはバカである。
 2次会も例によって靴下を食べたり、バカやって面白かったけど、やっぱり最後は寝てしまった。
 本当にみうらじゅんと飲むと最後は座ったまま寝てしまう。なぜだろう?そんなに酔ってるんでもないのに。
 しかも「クスミ、イイ感じ、寝そう」とか言われながら寝てしまうようだ。催眠薬でも盛られているのか。
起きてそろそろ行こうということになって何かおかしい。店の人がなにかしら変な顔をしてこちらを見ている。
あ、やられた。と思っておしぼりで顔を拭いたら、黒い。やっぱりやられていた。顔中にマジックで何か書かれた。
きっと写真にも撮られているんだろうな。チキショー。高校生以下。
 結構ひどい顔のままタクシーで帰る。仕事場でよく洗って帰宅。
 今日起きて仕事場に来て、パソコンを立ち上げながら、ふと足の裏を見たら、かかとにマジックで変な顔が描いてある。
 こんなところにまで。と、思ってもう片方の足の裏を見たら、指1本1本に変な顔が描いてある。
 も〜〜〜〜〜〜。どうやって報復しようか。

5月17日(水) 昨日夜中2時半頃
にAndeux に行ったら、昨夜は吉祥寺のマンガ家が沢山集まって朝まで飲んでいたそうだが、あとから某マンガ家の
担当編集者が酔っぱらってやってきて、自分のバンドのMDをかけさせ(それも何曲も何曲も)、大変だったそうだ。
 聞いただけで身の毛もよだつ恥ずかしさだ。その場にいなくて良かった。一人で赤ワインを飲んだ。
 毒蝮三太夫って、いいかもしれない。

5月16日(火) 新緑
の井の頭公園でスターバックスで買ってきたコーヒーを飲んだ。
 ものすごく気持ちよかったが、気が付いたら上の樹から落ちてきたと思われるてんとう虫の幼虫がズボンやシャツに
たくさんくっついていてぎょっとした。てんとう虫は幼虫成虫ともにアブラムシを食べる良い虫、とはわかっているんだが。

5月15日(月) 江田
 取材で田園都市線の江田に行った。駅にマクドナルドがあるほか、商店街みたいなものが何もなくて、
食べるところは「しげる食堂」1軒という町だった。そこで「アパートロココ」という木造モルタル築20年の
アパートに住むマンガ家三本美治さんを訪ねた。なんか今週からうっちゃんなんちゃんの番組に出るらしい。
(貧乏漫画家を集めてトキワ荘みたいなところに住ませるゲーム?)でも彼はテレビもラジカセも持っていなかった。
 何にもない部屋で話していると裏の竹やぶの風の音だけが聞こえ、自分が三本さんのマンガに描かれた人物に
なっているような(あのペンタッチで描かれているような)不思議な気持ちになった。
 帰ってきて自分のマンガ描き始めるも一向に進まず20年目のスランプから抜ける出口見えず。

5月14日(日) 20年
 
以前に掲示板で、父のワープロが壊れたんで同じ機種持っている人いませんか、と問いかけたところ
大学のサークルの後輩のウオズミくんからメールが来て、自宅に眠っていた同機をさっそく送ってくれたのだ。
 このワープロは富士通のOASYSなんだけど、なにしろ15年も前の機種なので、ちょっと手に入らない。
 オヤジは退職するとき職場から持ってきて以来、毎日このワープロで麻雀ゲームと将棋ゲームをやるのが
テレビについで15年来の楽しみなのである。「工夫癖」に載せたあのイラストもそれで描いたのだ。
 それが壊れたので、彼はちょっと落ち込んでいたのだ。電気店に新しいワープロも見に行ったそうだが
「全然、あたしには、(今のワープロは)わかんないよ」(肩をすくめる)
とのことだった。保存方式とか入力ボタンが全然違うので、老人にとって1から出直しは厳しいようだ。
 今日、送ってもらったワープロを取りに父はマンションにやってきた。麻雀ゲームのフロッピーを持参し、
ちゃんとできるのを確認するとものすごく喜んで持って帰った。よかった。ウオズミ、本当にありがとう。
久しぶりに父親孝行ができたよ。でも今日母の日なんだけど。
 ついでにボクも実家に行くと、弟がソファで寝ていた。昨夜、僕が帰ったあともAndeuxにいて、朝まで
禅ちゃんとかと別の店に飲みに行き、完全に二日酔いだった。「あの人スゴイね、禅ちゃんて」と言っていた。
 実家でタケノコ御飯をもらってきた。おいしい。
「ガロ」に載せる泉昌之20年史を作っていて、自分があまりにいろいろな仕事をあちこちこまごまやっているんで
呆れるやら感心するやら。落ち着きのない男だ。20年で仕事が絞られてくる様子がまるでない。
 ボクはどうなるのか。何がしたいのか。どこへ向かっているのか。自分の存在感の薄さにうつろな気持ちになる。

5月13日(土) Andeux展終わる
 1ヶ月間のワインバー内展覧会が今日でおしまい。来てくれた人達に感謝感謝。絵を買ってくれた方々、
いつでも店に来てください。これからもAndeuxをよろしく。たまにはワインとスパゲティでも食べに来てください。
 来ていなかったWAKAや禅ちゃんも来てくれてなんか楽しくなってしまって飲み過ぎて酔っぱらった。
 実はマンガその他がちょっとスランプで、考えてもすべてが自分の焼き直しみたいに思えていた時期だったので
このお店でいろんな人に会えて話したり作品について何か言ってもらえることがすごく救いになっていたんだ。
 なんかわかんないけど、ありがとう。

5月12日(金) 虹
 
夕方5時半頃、東の空にものすごい虹が出た。10年以上、いや生まれて以来こんなに見事な虹は見ていない。
 マンションの非常階段を7階まで駆け上がると、虹は地平線から地平線まで、繋がって見えた。
虹の全貌を見たのも初めてだ。雨上がりで、夕陽が真横から射し、バックが曇り空だったとか条件が揃ったのだろう。
しかもよく見ると、はっきりした虹の時だけに見えるという、虹の外側のうすーいもう1重の虹が見える。
 誰かに教えたくてしょうがない。下の通りを何も知らないで歩いている人達に大声で教えたかった。
 虹はずいぶん長く出ていて、光の加減でずいぶんハッキリくっきりと7色に見えて、いやあ、感動した。
 
 明日で終わりだし、週末だし、混むと思って早い内にハガキを置きがてら夕食をとりにAndeuxに行ったら、ヒマ。
やはり混むと思って早く来た二人の友人がポツンとワインを飲んでいた。「幼稚なOTONA」のポスターを買ってくれた。
 いったん帰って、仕事をし始めたら店から電話があり、来ているということなので行ったら、友人が3人いた。
 ボクがいない間に7人の高校生ぐらいのグループ(内ひとり超美少女だって)が来店、QBB展を見に来たとのことだが
席の都合で7人では入れず、帰ったそうだ。どういう関係できたんだろう?
 テーブル席に知人の、タレントで物書きで画家の大岡亜紀さんがご主人と来ていて、帰るところだった。
 友人達が10時過ぎに帰ると店はアッという間にガラガラになり、淋しいなーと思っていると、友人のミュージシャンの
ライオン・メリーさんがふらりと入ってきた。近所のライブハウスMANDARA2でライヴのあとだそうだ。
 知り合って10年以上たつけれど、ちゃんと話したのは今日が初めてのような気がする。楽しかった。
 ミュージシャンは意外なところで繋がっているもので、「たま」とか「ウシャコダ」などの名前が出てくるのが不思議。
ボクはあがた森魚さんつながりでメリーさんを知ったけど、メトロファルスもメリーさんだし、バカボン鈴木も
そのあたりから知り合ったのかな。またどこかで一緒にできたらいいな。でもメリーさんがブルースが好きというのが
ものすごく意外だった。しかもシカゴ系、CHESS系の。
 帰ろうとしていた、初めて来たという3人組みの女の子グループと少し話す。一人の子はミュージシャンということで、
どういう音楽やってるの?と聞くと「テクノポップです」ときりっと答えたのが新鮮だった。好きなバンドは、と聞くと
ちゃんと「プラスティックス」と答えた。20歳過ぎの子ですよ。最近、雑誌でプラスティックスの中西さんと
話したら「自分はもともとテクノポップのような音楽が好きだったわけではない」と言われたそうで、おかしかった。
 こういう人と話せたりしたことも、今回の店の展覧会の面白いところだった。ほとんどオーナー気分の1ヶ月、
明日でおしまいなのがやっぱりサビシー。でも店がなくなるわけじゃないので皆さん来て下さいね。
 
5月11日(木) 美學校始まる
 これから1年講師をやる美學校が始まる。初日は緊張したが、いろいろな人がいて面白い。実際プロのマンガ家や
絵本作家、グラフィックデザイナー、漆職人、京都の広告代理店(から毎週通う!)、など。どうなることやら。
 帰ってきてAndeuxに寄ったら、グラフィックデザイナーの日下潤一さんが来ていてビックリ。「しくだい」の
ハガキを欲しいと言ってくれたのに売り切れ、店長によるとあのハガキが1番人気なんだそうだ。かわりにボタンを
買ってくれた。尊敬している人だけに嬉しかったが、講師の緊張からの開放感と帰りにみんなで飲んできたビールのおかげで
ろくな話ができず、なかなか会えない人だけに残念だった。「芸術新潮」の編集者さんたちもいたのに。 

5月8日(月) 田園調布
 
ガロの仕事でタキモトさんと田園調布のお屋敷街を歩いた。ほとんど豪邸ウォッチング。タキモトさんが
「でもコイツラってどっちかって言うと悪でしょ。悪人だよ」と言うのがおかしかった。
 カメラを持っておるいているとお手伝いのおばさん達(ほとんどどの家にもいる)に塀の中から泥棒を見るような目で見られた。
「やな奴らだよ。ああなっちゃおしまいだね。ケチでしょう、カックジツに」だって。
豪邸は趣味が悪いほどおかしい。それほど極悪趣味な家がある。ネオンで表札の上に「WELCOME」と書いたり。
あるお手伝いさんは家の前の道路をデッキブラシで磨いていた。どうかしてる。歩き疲れた。この街の人は歩いてない。車。
それにしても住むには全然魅力のない死んだような住宅街。こんなところに住みたい人は神経がバカになっているんだろう。
 
 夜は泉クンと「泉昌之」の20年史。懐かしい。「ズミラマ」を久しぶりに開いた。自分のかいたマンガなのに、
すっかり忘れていた。自分的に、だいたいのくだらないことは書き尽くしたような気がしてくる。
 
 夜中イラストを描くためにロシア映画「動くな、生きろ、甦れ!」のビデオを見直した。いい、すごくいい。
 監督は53歳で初めての長編映画としてこれをとった。それまでずっと語らなかった11〜12歳の記憶が元になっている。
 シベリアの日本人捕虜収容所がある貧しい炭坑町の子供達の話。ロシア人の子供ってなんてかわいいんだろう。
大人になると変な顔になるのに。1度目の時はそうでもなかった台詞やシーンが今回響いてきて泣けた。
QBBシベリア、って感じ。でもイタズラで便所にイースト菌を入れてUNKOを溢れさせるって物凄い。
 
 大深夜。絵を描き終わって帰る。どこか知らない町でひとりでビール飲みたい。デブになってもいいから。
 
5月7日(日) ホスト
 日曜日なのにアンドゥを開けてくれた。湘南方面から7人グループのお客さんが来てるというので、
行ったら、いきなり「今日の主役です」と言われて困った。「この、ポスターにかかれたユーモア、楽しいですね」
とか言われ、普段とノリの違う受け答えでしどろもどろした。NHKの番組に出ているようだ。性別も年齢もバラバラだし。
「欧風野菜と卵のグラタン」を「卵のナンチャラカンチャラ」と言っているあたりもおかしかった。
 でも高円寺に住んでいるという若い男性はトイレからなかなか帰ってこなくて、帰ってきたら異常に笑っていた。
 さる女性人気翻訳家が一人できたので話していたら、あとで「あの方は?」というので「有名な翻訳家の人です」
と言ったら、「ほら、○○さん(グループの女性)、英語ペラペラだから!」という意味不明なリアクション。
流れがことごとくズレていくのがおかしかった。
 でもなんかホストみたいな夜だった。お店やるのは大変だ。
 あ、そうそう、すんごく美味しいワインをご馳走になった。なのにもう名前忘れた。赤ワイン。スゲエ高いものらしい。

5月6日(土) このところ実はずっとスランプかも
 今年初めての蚊が仕事場に出た。蚊、キライ。
 友人たちがバーベキューやろうと誘ってくれたけど、行けなかった。
 
5月5日(金) 今日は反省日
 そのあとまた飲んでしまった。日本酒。そのあとヒレ酒。そのあとサワー。その後ワイン。で、店で寝た。最悪。
 久しぶりに二日酔いだった。反省して今日は飲まない。というか、飲む気にならない。
 仕事場に行こうとして眼鏡が見つからなくて、昨日どこかに忘れたのか、まさか、と思っていたら、
最後に飲んでいた人から電話があり、ボクが寝ている間に眼鏡を床に落とした上、そこに座ってしまって
ぐしゃぐしゃにしてしまったという。全然知らなかった。眼鏡がないことも知らずに帰ったらしい。
 どうやって帰ったか全然記憶にない。日本酒とワインで二日酔いにならないはずがない。というか、
数年に1度それをやっては翌日後悔しているじゃないか。進歩のない男。
 ホント、この日記は酒飲み日記だ。恥ずかしいニッポンの私。だめちゃん。猛省。
 こういう日はトム・ウェイツの声がことさら浸みる。『土曜日の夜』。最高。アナログのミシミシいうので聴きたい。
 泉昌之の原作を作る。街の人出が多い。ゴールデンウィークな人達が羨ましい。お話を考えているときは
当然手は動いてないわけで、いい天気の休みの日に机に向かってただぼーっとしているわけで、情けない。
 手塚治虫先生は、虫プロ倒産で精神的に滅茶苦茶大変なときに、「ブラックジャック」とか「三つ目がとおる」
などのヒットマンガを描き、しかも月産350枚も描いていたという。人間じゃない。科学的に不可能。
 夜中に腹が減り、仕事場でカップヌードルをしみじみ食べる。で、こんなもの書いている。全世界に向けて。
 
5月3日(水) 井の頭公園はゴールデンウイークまっただ中
 
昨日飲んでないから早起きで体調バッチリで気持ちイイ。
 
連日スゴイ人出の井の頭公園。いい天気だからなー。こんな日に日中、仕事場にこもっているのはつらい。
 夜ヒョウが降る。東京ではめずらしい!
 夕飯を食べにAndeuxに行ったら弟がいた。カウンターに名古屋から来た知人がいて、3年ぶりぐらいに会い、
ワインをご馳走になってしまい、なんか楽しくなってしまい、そのうち茨城からも知人が来て、ナシクズシに
飲み会になってしまう。あーあ。結局5人ぐらいですごく盛り上がってしまった。
 リタイアしたお父さんがカルチャークラブで油絵を描き始め、展覧会に行ったら裸婦を描いていて
ショックを受けた、という娘の話がおかしかった。(そんなことでショックうけるなよ、今時)
 というか、懸命にごまかすお父さんの言動がかわいかった。
「それぞれ描いてる角度が違うんだよ」。当たり前。「(モデルは)時給5千円なんだってさ」。関係ない。
 それにしても日記が飲んだ話ばかりで情けない。仕事もしてるんだけど。

5月2日(火) おとなしくしていた
 今日もいい天気。
 昼に今年初の冷やし中華を食べたぞ!(ビール無しが残念)
 夜は同じマンションに住むアメリカ人と日本人の夫婦と食事。ご主人はニューオリンズの人で
なんと「ダンドリくん」と「豪快さん」で日本語の読み書きをおぼえたそうだ。わかるのか?
 アンドゥに行きたいというので寄ったら、マンガ家のよしもとよしとも君がいました。
 今日はビール1杯とワイン1杯しか飲まなかった。早寝。アッという間に眠り込んだ。

5月1日(月) 飲み過ぎ
 
連日Andeux絡みで飲み過ぎ。江口寿史さん、泉晴紀等も来て、弟もいて、その他うるさい軍団集結で
なんかすごい。最後は飲み疲れた。ちょっと控えようかな。でもみんなに会っちゃうと面白いんだから困る。
 ニール・ヤングの新譜は、最初地味で、昼寝向きだなと思ったけれど、聴いて行くほどに味わいがあってイイ。
 リカちゃん人形のハッパちゃん仕様「ハッパリカ」は店でも大人気だけど、今夜は知人のmonkeyさん仕様の
「monkeyリカ」も来ていて、こちらもかわいい。誰かがズボンを脱がせたら、泉晴紀が「これ、持って帰る!」
と叫んでなかなか手放さず、ちょっと困った。「これが机の前にあったら俺、一生懸命仕事する!」・・・
あえて何もコメントしたくなし。monkey本人が人形と同じTシャツを着ていて、不思議。
 来月は「ガロ」でQBBも泉昌之もやるので、1冊に僕の関係した記事が4本も載ってしまう。表紙まで。
いいのだろうか。流れでそうなってしまったので仕方ないが、なんだかマイナーなマイナーなところで
こんなに固まって仕事していて、情けないような、恥ずかしいような。村のクラスの人気者みたい。
 でも7月に泉昌之の新刊が出ることになった。2ページものを100本ぐらい入れた短編集。
もしかしたらオールカラーになるかもしれない。その他、小学5年生に連載していた幻の「キッチョメン!石神井先生」
も未発表部分を足して分厚い単行本にまとめて秋に出版することになりそう。予定だけど。
 それにしても、その編集者はオソロシイほど方向音痴で、駅からAndeuxに行く道に20分かかり、途中3回
携帯電話で電話してきた。1本道をどうやって迷うのか、そこで曲がってしまうのか、理解できない。
 先週泉晴紀のマンションに行くのに15分の道を2時間かかったそうだ。なんかちょっと不安。
 

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